[スポンサーリンク]

archives

2-トリメチルシリル-1,3-ジチアン:1,3-Dithian-2-yltrimethylsilane

アルデヒド・ケトン類の一炭素増炭反応

Krohnらは,2-トリメチルシリル-1,3-ジチアンから誘導される1-オキシド体を用いたアルデヒド・ケトン類のカルボン酸への変換反応を報告しています。それによると,生成したケテンジチオアセタール中間体を酸性条件下,加水分解することにより,一炭素増炭したカルボン酸が良好な収率で得られます。一炭素増炭反応は有機合成において重要な変換反応のひとつであり,Krohnらの方法も他方面での応用が期待されています。

“2-(Trimethylsilyl)-1,3-dithiane 1-Oxide as a Convenient Reagent for the Transformation of Aldehydes and Ketones into Homologous Carboxylic Acids”

K. Krohn, S. C-Brandt, Synthesis 2010, 15, 2616. DOI: 10.1055/s-0029-1218820

Aldehydes and ketones were converted into the corresponding homologous carboxylic acids in two steps by treatment with 2-(trimethylsilyl)-1,3-dithiane 1-oxide. A modified Peterson olefination of the carbonyl compounds gave ketene thioacetal sulf­oxides that were readily cleaved in acidic acetonitrile to give the required carboxylic acids.

関連記事

  1. ビタミンB1塩酸塩を触媒とするぎ酸アミド誘…
  2. 統合失調症治療の新しいターゲット分子候補−HDAC2
  3. ナノ粒子の安全性、リスク評価と国際標準化の最新動向【終了】
  4. trans-2-[3-(4-tert-ブチルフェニル)-2-メチ…
  5. C60MC12
  6. 技術者・研究者のためのプレゼンテーション入門
  7. ヒストン脱アセチル化酵素8(HDAC8)選択的阻害剤
  8. ラボからのスケールアップ再現性手法【終了】

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

注目情報

ピックアップ記事

  1. ヒノキチオール (hinokitiol)
  2. MRS Fall Meeting 2012に来ています
  3. ブラム・イッター アジリジン合成 Blum-Ittah Aziridine Synthesis
  4. (古典的)アルドール反応 (Classical) Aldol Reaction
  5. リチャード・ホルム Richard H. Holm
  6. “follow”は便利!
  7. 【PR】 Chem-Stationで記事を書いてみませんか?【スタッフ募集】
  8. フリードレンダー キノリン合成 Friedlander Quinoline Synthesis
  9. モヴァッサージ脱酸素化 Movassaghi Deoxigenation
  10. 「不斉化学」の研究でイタリア化学会主催の国際賞を受賞-東理大硤合教授-

注目記事

関連商品

注目情報

試薬検索:東京化成工業



注目情報

最新記事

光触媒で人工光合成!二酸化炭素を効率的に資源化できる新触媒の開発

第115回のスポットライトリサーチは、東京工業大学 理学院 化学系 博士後期課程2年の栗木 亮さんに…

誰も教えてくれなかった 実験ノートの書き方 (研究を成功させるための秘訣)

概要悪い例とよい例を比較しながら,実験ノートを具体的にどう書けばよいのかを懇切丁寧に説明する…

神経変性疾患関連凝集タンパク質分解誘導剤の開発

第114回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院薬学系研究科博士後期課程2年の山下 博子(やまし…

銀イオンクロマトグラフィー

以前、カラムクロマトグラフィーの吸引型手法の一つ、DCVCについてご紹介致しました。前回は操作に…

ニセ試薬のサプライチェーン

偽造試薬の一大市場となっている中国。その製造・供給ルートには、近所の印刷店など、予想だにしない人々ま…

どっちをつかう?:adequateとappropriate

日本人学者の論文で形容詞「adequate」と「appropriate」が混同されることはしばしば見…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP