2007年7月アーカイブ
Appel反応を用いるホスフィンの不斉酸化
Synthesis of P-Stereogenic Phosphorus Compounds. Asymmetric Oxidation of Phosphines under Appel Conditions.
Bergin, E.; O'Connor, C. T.; Robinson, S. B.; McGarrigle, E. B.; O'Mahony, C. P.; Gilheany, D. G. J. Am. Chem. Soc. 2007, 129, 9566. DOI:10.1021/ja072925l
University College Dublin(UCD)のGilheanyらによる報告です。
実はこの研究、先日開催されたESOC2007でポスター発表されていました。学会会場がUCDだし、ご当地発表かな?でもアイデアはなかなか面白いな~と、一応気にとめてはいた研究でした。なんと、JACSにアクセプトされていたとは! せっかくなので紹介してみたいと思います。
Appel反応はアルコールのハロゲン置換反応として一般的には捉えられています。反応の際に当量のホスフィンがホスフィンオキシドへと酸化されてくることが知られています。
それならば、キラルなアルコールを用いてラセミ体のホスフィンと反応させれば、エナンチオ選択的酸化が可能になるのでは? ―こういった"逆転の発想"に基づくものが今回の成果です。
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不安定な合成中間体がみえる?
Stabilization of Labile Carbonyl Addition Intermediates by a Synthetic Receptor, Iwasawa, T.; Hooley, R. J.; Rebek, Jr, J.Science,2007,317, 493.
スクリプス研究所のRebek, Jrらによる報告です。Rebekは分子認識の世界的権威でありカリックスアレーンカプセルの合成や、それを反応場として様々な研究を行っています。 今回彼らはかご状の分子を利用して不安定な中間体を確認できる方法を開発しました。
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アイルランドに行ってきた②
ダブリンで開催された国際学会、15th Europian Sympsium on Organic Chemistry(ESOC2007)で行われた最先端の研究発表を紹介します。
前回からの続きです。
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アイルランドに行ってきた①
先日、ダブリンで開催された国際学会、15th Europian Sympsium on Organic Chemistry(ESOC2007)に行って来ました。
ヨーロッパの、広い意味での有機合成化学に関する発表が主体でした。とはいえ、レベル自体は全体的にそれほど高くなかった、というのが正直な感想でした。日本の有機合成シンポや○○討論会などの方が、だいぶレベルが高いのではないでしょうか。ひょっとしたらそういったものは、同時期にドイツで開催されていた巨大学会・Tetrahedron Symposiumなどのほうに回ってしまったのかもしれません。
とはいえ、やはり骨のある研究発表も見られるあたり、さすが国際学会といったところ。今回はそんな最先端の発表内容のいくつかをご紹介しましょう。
(有機合成以外を専門とする方にはつまらないかもしれませんが、ご容赦を。)
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ブートキャンプ
ブートキャンプ(boot camp)といったら今話題のアメリカフィットネス界のカリスマと言われるスーパースター、ビリー・ブランクスの7日間集中ダイエットプログラム「ビリーズ・ブートキャンプ」!!!!!!!!
・・・・ではありません。今日は毎週恒例のセミナーの日なのですが、研究室のメーリングリストにこんなメールが来ました。
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