混合試料から各化合物のスペクトルを得る(DOSY法)

Jul
05
2009
Author: rykop[Edit ] View: [1523]
Category:実験・テクニック
はてなブックマーク - 混合試料から各化合物のスペクトルを得る(DOSY法) このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をGoogle Bookmarksに登録する この記事をYahoo!ブックマークに登録する この記事を含むlivedoorクリップ この記事をnewsingに登録する この記事をChoixに登録する この記事をBuzzurlに登録する この記事をイザ!ブックマークに登録する この記事をFC2ブックマークに登録する この記事をニフティクリップに登録する この記事をdel.icio.usに登録する






 化合物を精製後スペクトルを測定し構造を決定するという作業は,有機合成化学者にとって日常茶飯事だと思います.ところが「構造決定のためにきれいなNMRスペクトルを測定したいのに目的物を単離することができない!!」という経験をしたことはありませんか?また,「化合物が不安定であるため単離精製ができない!!」なんてことで悩んだことありませんか?そのような時はDOSY法が役に立ちます.

【スポンサード広告】


 
 DOSY法は(Three Dimensional-Diffusion-Ordered NMR Spectroscopy)の略で,複数の分子種からなる混合試料を各分子種の自己拡散係数の差を利用してスペクトルを分離することができる手法として知られています.要するに混合試料を測定すると,それぞれの化合物のスペクトルが得られるのです.得られるプロトンNMRスペクトルの積分比には完全な定量性はありませんが,目的物が得られたかどうかを判断するには十分だと思います.また,各化合物の自己拡散係数が一致する事は稀であり,それゆえ適用範囲の広い測定法だと言えます.そのDOSY法には,COSYやHMQC,HMBCといった3D-DOSYも存在し,ゲスト包接解析などへの応用もあるそうです.

 著者は有機合成化学者の視点でDOSY法について記事を書きましたが,他分野でご活躍の方々はDOSY法をどのように活用していますか?近年,測定法や処理法の確立によって実用的になりつつあるDOSY法は,混合物であっても各NMR成分の信号を分離できるため,様々な分野へ応用されると思われます.


関連記事

このページをTwitterでつぶやくもしくはReTweetする

つぶやく場合は青、ReTweetしていただける場合は赤をクリックしてください!
Twitter-blue-32 Twitter-red-32

この記事を評価してくださいませんか?皆さんのコメントもお待ちしております!!

評価は下の星にマウスをあわせてドラッグしてください。1~5段階です。コメントはWrite a reviewをクリックして入力してください。ユーザー登録不要です。






ホーム > 実験・テクニック > 混合試料から各化合物のスペクトルを得る(DOSY法)


« マルチディスプレイを活用していますか? | トップページ | 化学は地球を救う! »

サイト内検索


RSSを直接登録

はてなRSSに追加

Add to Google

Subscribe with livedoor Reader

Bloglinesで閲読登録

My Yahoo!に追加

新着記事


カテゴリ

CSツイッター



おすすめ書籍

2009年10月人気化学書籍ランキング

1位



2位


3位


4位

Stuart Warren ¥ 4,132

5位


おすすめ


2009年10月人気化学書籍ランキングの続きを読む