2010年2月アーカイブ
個性あるジャーナル表紙

Journal of Organic Chemistry(JOC)というのはアメリカ化学会が発行するジャーナルで、世界が認める有機化学界最高峰のジャーナルの一つです。(ちまたで何かと話題のオリンピック委員会ではありません)
そんなJOCに以前、論文の内容を一枚の絵で表現した「萌え絵(?)」とおぼしき斬新なグラフィカルアブストラクト(TOC)が登場し、化学界の話題をかっさらっていきました(上図)。これは以前「つぶやき」でも紹介しました。
つい先日、そのグラフィックが表紙(=より目立つ場所)にまで格上げされて登場する運びとなったようです。まずは論文発表で読者の気持ちをがっちりつかみ、その後よりスペースも大きく、多彩な表現が可能な表紙で続編を公開する・・・いやはや良くできたやり方ですね(笑)
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タングトリンの触媒的不斉全合成

Catalytic Asymmetric Total Synthesis of Tangutorine
Nemoto, T.; Yamamoto, E.; Franzen, R.; Fukuyama, T.; Wu, R.; Fukamichi, T.; Kobayashi, H.; Hamada, Y. Org. Lett. 2010 ASAP. doi:10.1021/ol902929a
千葉大薬学部の濱田康正教授らによる合成です。
タングトリンは中国産薬用植物・白刺(ハクシ、Nitraria tangutorum) の葉から単離される細胞毒性・抗癌活性を示すアルカロイドです。
ラセミ体での全合成は報告されているものの不斉全合成は未達成であり、今回の報告では彼らが独自開発した不斉触媒反応を武器に、初の不斉全合成へとアプローチし、見事達成しています。
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人前ではとても呼べない名前の化合物
今回はそういう「妙な名前の化合物」のうち、特にアダルト風味・下ネタテイストただようシロモノをご紹介しましょう。
小ネタとして使うなら、TPOは選んでくださいね。お酒の席ならシャレで済みそうですけども・・・(笑)
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5配位ケイ素間の結合
佐藤健太郎氏の「有機化学美術館・分館」やchemistry worldでも取り上げられられていますが、Nature Chemistry 2010, 2, 112-116.にて、5配位ケイ素-5配位ケイ素間の結合をもつ化合物が見いだされました。
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触媒的C-H活性化型ホウ素化反応
先日、John F. Hartwig教授(イリノイ大学ウルバーナ・シャンペーン)の講演を聴いてきました。
Hartwig教授は金属触媒を用いる斬新な有機合成反応開発をテーマとする、世界的に著名な研究者です。
Buchwald-Hartwigクロスカップリングの開発により一躍有名になりました。彼の名を冠するこの人名反応は、材料・医薬など分野を選ばず、世界中で広く使われる反応の一つとなっています。Hartwigラボのプロダクティビティは極めて高く、オリジナリティ高い触媒・反応が続々と報告され続けています。
今回の講演では、ロジウム・イリジウム触媒を用いるC-H結合活性化型ホウ素化反応[1]をメインに話しておられました。
Hartwig教授は金属触媒を用いる斬新な有機合成反応開発をテーマとする、世界的に著名な研究者です。
Buchwald-Hartwigクロスカップリングの開発により一躍有名になりました。彼の名を冠するこの人名反応は、材料・医薬など分野を選ばず、世界中で広く使われる反応の一つとなっています。Hartwigラボのプロダクティビティは極めて高く、オリジナリティ高い触媒・反応が続々と報告され続けています。
今回の講演では、ロジウム・イリジウム触媒を用いるC-H結合活性化型ホウ素化反応[1]をメインに話しておられました。
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