[スポンサーリンク]

一般的な話題

東京理科大学みらい研究室にお邪魔してきました

先日筆者の娘が学校からチラシをもらってきまして、丁度都合も良かったので2017年6月10, 11日に開催された「東京理科大学サイエンスフェア学生企画 みらい研究室〜科学へのトビラ〜」に参加してきました。

化学のブースもありましたので、子ども目線(?)でレポしたいと思います。スタッフ学生の皆さんに写真をblogにあげてもいいですかとか、主催は誰なのとか根掘り葉掘り聞き出そうとする怪しいおっさんは私でした(すみません)。

このイベントはうちの代表の出身でもある東京理科大学が主催となっているようで、2014年から開催されているみらい研究室と銘打たれた企画です。今年は初めて川崎駅すぐそばの東芝科学未来館が会場でした。こじんまりしていますがほどよい会場ではないでしょうか(東芝さん売らないで下さい)。実は今までこのような企画が行われているということを知りませんでしたが、筆者は神奈川県在住でして、その関係で学校にチラシが来て初めて知った次第です。

主に小中学生を対象に、科学の面白さを知ってもらうべく、学生さんが中心となって運営をしているようです。実際、教職員らしき方は全くと言っていいほど見かけませんでした。大学の痕跡としては入り口近辺に大学案内などがひっそりと置いてある程度。小さなロゴはたまに見かけるぐらいで、大学自体のアピールの場という感じはしませんでした。純粋に科学、理科の魅力を伝えるという姿勢に清々しさを感じました。

さて、レポに移ります。初日の朝一の時間帯にも関わらず、既に凄い数の家族連れでごった返していました。子連れで行ったので(おっさん一人では不審)、子ども主導で回りましたが、最初に選んだのが化石のレプリカ作り・・・化学じゃないのかよと内心思うも、口には出しません。次も、その次も化学には行かず、算数に行ったり、天文に行ったりです。

なぜかというと、化学関係だけフロアーが違うんですね。子どもはぱっと見で面白そうなものに惹かれてしまうので、パンフレットに字が書いてあってもなかなかそこには興味を示してくれませんでした。

そうこうしているうちに下の子の空腹が限界に。あえなく昼食で中断です。午後はどーする?と振ると、もう十分とのこと・・・娘よそれでは記事にならんぞということで、君たちは見るだけでいいから父に見せてくれとお願いして渋々ながら会場へ、そこは東芝科学未来館のメインの展示があるフロアーで、そこを突っ切る必要が。子どもはそちらに後ろ髪引かれるもそそくさとお目当の化学関係のブースに到着。するとすかさず、これやりたいと娘。やはり見せればやりたくなるもんだよなと狙い通りです。

保護者の方がノリノリの場面もしばしばです

ネタバレになるので詳細は書きませんが、まずは酸化還元反応を利用した色の変化を体験。化学反応は全く分からないけど、色が戻ったりとなんだか面白い感触。続いて粉体をビニールに入れて水を入れるとあら不思議。握り方によって感触が変わる不思議な物体ができあがります。結局他にも色々回って、子どもたちはすっかり満喫してしまいました。

メッキってなに?という娘の突撃にもわかりやすく答えてくれました

筆者が感心、いいなと思ったのがメッキの実験です。なるほど簡単にうまいことメッキの実演ができていました。ちゃんとゴーグルや手袋も用意してあり、この辺は最近の安全第一流れにきちんと添えており、安心して子どもに体験させることができました。ひょっとして物質を使う実験だから会場が遠ざけられてたとかですかね?なんか某イベントでそんな体験をしたことがあるのを思い出しました。

お世辞にも上手くありませんがしっかりと図案ができていて大喜びです

総じてほとんどが体験型のブースで、子ども向けによく考えられた内容が数多く設けられていました。化学に限らず理系の総合的な内容で理系キッズを育ててくれそうな大変素晴らしいイベントでした。以前ケムステも出店していたサイエンスアゴラに比べると先端的なものの紹介ではなく、子ども向けに振り切っている内容です。小中学生向けとはなっていますが、主に小学生ですかね。

 

ここからはぶっちゃけ話なんですけど、筆者が学生の時代は理科大生、特に化学研究部と言えばもっとねえ、失礼ながらあのそのもう少し陰性の方が多かったようなイメージなんですが(勝手なイメージですいません)、今回お世話になった方々は皆さん爽やかで、好感が持てる方ばかりでした。隔世の感がありますねえ

今のところ年に2回開催されているようなので子育て世代の方は是非次回足を運んでみてはいかがでしょうか。

そして気になる、娘が化学に興味がでたかを確認のため、何が一番面白そうか聞いた結果は・・・天文だそうで・・・さすが空気を読まない娘でしたとさ

マップ

 

その他の化学地球儀はこちらからどうぞ

マップ上部の白い四角の部分をクリックしても大きな化学地球儀が表示されます。

化学に関連した展示も少々あります

関連書籍

The following two tabs change content below.
ペリプラノン

ペリプラノン

有機合成化学が専門。主に天然物化学、ケミカルバイオロジーについて書いていきたいと思います。

関連記事

  1. 亜鉛挿入反応へのLi塩の効果
  2. ノーベル賞化学者と語り合おう!「リンダウ・ノーベル賞受賞者会議」…
  3. 同位体効果の解釈にはご注意を!
  4. 光電変換機能を有するナノシートの合成
  5. Dead Endを回避せよ!「全合成・極限からの一手」⑥(解答編…
  6. 第54回天然有機化合物討論会
  7. アルメニア初の化学系国際学会に行ってきた!③
  8. アルカリ土類金属触媒の最前線

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

注目情報

ピックアップ記事

  1. 論文をグレードアップさせるーMayer Scientific Editing
  2. コルベ・シュミット反応 Kolbe-Schmitt Reaction
  3. 化学大手9月中間 三井化学と旭化成が経常減益
  4. エノラートのα-アルキル化反応 α-Alkylation of Enolate
  5. 半導体・センシング材料に応用可能なリン複素環化合物の誘導体化
  6. 高速原子間力顕微鏡による溶解過程の中間状態の発見
  7. モヴァッサージ脱酸素化 Movassaghi Deoxigenation
  8. 全薬工業とゼファーマ、外用抗真菌薬「ラノコナゾール」配合の水虫治療薬を発売
  9. グラクソ、糖尿病治療薬「ロシグリタゾン」が単独療法無効のリスクを軽減と発表
  10. 化学に耳をすませば

注目記事

関連商品

注目情報

試薬検索:東京化成工業



注目情報

最新記事

神経変性疾患関連凝集タンパク質分解誘導剤の開発

第114回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院薬学系研究科博士後期課程2年の山下 博子(やまし…

銀イオンクロマトグラフィー

以前、カラムクロマトグラフィーの吸引型手法の一つ、DCVCについてご紹介致しました。前回は操作に…

ニセ試薬のサプライチェーン

偽造試薬の一大市場となっている中国。その製造・供給ルートには、近所の印刷店など、予想だにしない人々ま…

どっちをつかう?:adequateとappropriate

日本人学者の論文で形容詞「adequate」と「appropriate」が混同されることはしばしば見…

大麻から作られる医薬品がアメリカでオーファンドラッグとして認証へ

FDA(アメリカ食品医薬品局)*1 は、ジャマイカの科学者 Dr. Henry Lowe によって開…

ゾル-ゲル変化を自ら繰り返すアメーバのような液体の人工合成

第113回のスポットライトリサーチは、東京大学大学院工学系研究科博士後期課程2年の小野田 実真(おの…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP