講演・人の最近のブログ記事
研究者へのインタビュー

今年の最大の目標をとりあえず始めることができました。本サイトには研究者(化学)の生の声を聞く「研究者へのインタビュー」というコンテンツがありましたが、長らくのあいだ更新することができませんでした。多数の関係者の協力、バックグラウンドを整えてようやくケムステの新たな一大コンテンツを目指し再デビューしました。
なにが変わったのか?それは見ていただければ一目瞭然であると思いますが、説明したいと思います。
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岸義人先生来学
先日、大学にハーバード大学教授の岸義人先生が来学されました。名古屋大学特別教授の授与式と2日間に渡る特別講義のためです。個人的には、第50回天然物化学討論会の記念講演で講演を拝見した時以来でした。あの時のテトロドトキシンの全合成の講演は合成後30年経ったあとでも色あせず、非常にわかりやすかった思い出があります。
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【追悼企画】水銀そして甘み、ガンへー合成化学、創薬化学への展開ー

(写真:徳島文理大学)
先日、知り合いの先生とお話をしていたら、徳島文理大学教授の西沢麦夫先生が先月お亡くなりになったのを初めて知りました。西沢教授は水銀トリフラートを用いた天然物合成で非常に有名な教授です。特別直接お話したことはありませんが、学生の時、徳島へ学会にいった際に研究室にお邪魔させていただいて見学し、四国の私立大学でも(四国の方申し訳ございません)こんなに充実した設備があるんだと驚いた記憶があります。夏の学校や関連学会でも研究室の方々のご活躍はすばらしいものがありました。それだけ有機合成化学の分野で活躍し力をもっていたということでしょう。今年の春には2010年の日本薬学会賞を受賞したばかりでした。既に何度か体を壊して体調もままならなかったらしいのですが、受賞講演は車椅子に乗り、自身で講演を行ったそうです。
というわけで今回は西沢先生の追悼企画として、先生のこれまでの経歴とお仕事を簡単に紹介したいと思います。
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Keith Fagnou Organic Chemistry Symposium
昨年11月、インフルエンザで急逝されたKeith Fagnou教授(University of Ottawa)。 C-H activationの化学において華々しく名を馳せた期待のカナダ人研究者の突然の訃報は、京都でのIKCOC開催期間と重なったこともあり、瞬く間に世界中を駆け巡りました。
残された研究室のメンバーや、生前のFagnou教授と親交の深かった研究者が一同に会し、その遺志を後世に伝えてゆくべくKeith Fagnou Organic Chemistry Symposium という小さなシンポジウムが、先日オタワ大学(カナダ、オンタリオ州)で開催されました。以下、一部のみ(聴けた講演は二人のみですが)に参加して来た筆者のレポートです。
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コンプラナジンAの全合成

Synthesis of (+)-Complanadine A, an Inducer of Neurotrophic Factor ExcretionYuan, C.; Chang, C-T.; Axelrod, A.; Siegel, D. J. Am. Chem. Soc. 2010, 132, 5924-5925.DOI: 10.1021/ja101956xTotal Synthesis of (+)-Complanadine A Using an Iridium-Catalyzed Pyridine C-H FunctionalizationFischer, D.F.; Sarpong, R. J. Am. Chem. Soc. 2010, 132, 5926-5927.DOI: 10.1021/ja101893b
最近、化学とWeb関係ばかり書いていたのでたまにはガチ化学の内容を。最近アルカロイドComplanadine Aの全合成が同時に報告されました。二人は米国の若手合成化学者で奇しくも同じ化合物をほぼ同じ時期に合成ターゲットとしていたわけです。しかしながらその合成戦略は全く異なるものでした。その合成比較とSarpongとSiegel、二人の若手化学者について紹介したいと思います。
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