講演・人の最近のブログ記事
化学者たちのエッセイ集【Part1】
化学者の中には、Web上にエッセイ・雑文を(半)オフィシャルに公開してる方々がいらっしゃいます。
学術誌などのちゃんとした雑誌に載る文章に比べ、くだけた内容のものも少なくありません。普段見る事の出来ない有名研究者の意外な側面も垣間見え、読んでなかなか楽しいものです。
今回は、そんな日本語エッセイを集めて紹介します。
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金属中心に不斉を持つオレフィンメタセシス触媒
先日、Richard R. Schrock教授(MIT)の講演を聴いてきました。Schrock教授はご存じの通り、高酸化数を持つ金属アルキリデン錯体(Schrockカルベン)の開発、および実用的オレフィンメタセシス触媒(Schrockモリブデン触媒)の開発で世界的に著名な科学者です。Grubbs教授と並び称される化学者であり、その傑出した業績が評価され、2005年にノーベル化学賞を受賞しています。
今回の講演では、Amir Hoveyda教授(ボストンカレッジ)のグループと共同研究しているSchrock-Hoveyda触媒の、最近の発展について主に話されていました。
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有機EL素子の開発と照明への応用

(写真:日本科学未来館)
先日、城戸淳二教授 (山形大)の講演を聴く機会がありました。
城戸教授は、世界で初めて白色有機EL材料の開発に成功しました。[1] その後数々の業績を重ねられ、有機ELの研究分野では押しも押されぬ世界的大家の一人です。
実は筆者は教授のブログのファンで、日々良い刺激を貰っている愛読者の一人です。今回たまたま近くで講演されるという情報を得て、期待して聴きに行きました。
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C-H酸化反応の開発

(写真:イリノイ大学化学科HP)
2ヶ月ほど前、イリノイ大学化学科のM. Christina White助教授の講演を聴く機会がありました(実ははじめは「先日」であったのですが、多忙ゆえ「2ヶ月」になってしまいました)。以前、複雑化合物合成にも適用可能なC-H酸化反応、アミンの新合成法2として彼女の研究を紹介しました。
話それますが、写真はイリノイ大学の化学科から拝借したものですが、全教員の全身写真が掲載されている非常にスタイリッシュなホームページです。きつい、きたない化学のイメージを一新し、化学に興味をもってもらうためには大学や研究者自体このような努力が必要なのかもしれません。もちろん同じように日本の大学の教授を掲載しても、同じようなきれいなホームページになるとは限りませんが。
彼女はJohns Hopkins UniversityでPh.D取得後、ハーバード大学のJacobsenのところで博士研究員を経験し、2002年にポストを取得しましたが、テニュアをとることができず2005年にイリノイ大学の化学科の助教授になり今にいたるという、見た目よりも苦労人なのです。今回の結果で、今年には准教授へ昇進することは間違いないと思われます。
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Stephacidin Bの全合成と触媒的ヒドロアミノアルキル化反応

Seth B. Herzon, Ph. Dの講演を聞きました。ほとんどの方がご存じではないと思いますが、それはそのはず彼はまだPIではなく博士研究員(ポスドク)です。現在はアカデミックに就職活動中といったところでしょうか。彼は、ハーバード大A. G. Myers研でStephacidin B(以下参照)の合成研究を行い、世界で先駆けて(単量体であるStephacidin Aはスクリプス研究所のPhil S. Baranが初の全合成)全合成を達成しました。

その後、イリノイ大学のHartwig研へポスドクに行き、新規触媒的ヒドロアミノアルキル化反応を開発しました。この反応はC&E Newsにも取り上げられ(当サイトケムステニュースでも紹介しました。)、新たなアミンの合成法として注目を集めています。
今回はこの学生時代と現在のポスドクの仕事を講演していました。
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