[スポンサーリンク]

化学書籍レビュー

2016年2月の注目化学書籍

2016年2月のオススメ化学書籍を紹介します。出版社は化学同人東京化学同人ワイリー、そしてシュプリンガーです。先月はこちら

 

化学同人の注目化学書籍

物理化学の基礎書が発売されています。11年ぶりの改訂だそうです。ボール物理化学 (第2版) 〔上〕も昨年発売されています。物理化学の基礎書と言えばアトキンス 物理化学がほとんどかも知れませんが、先月紹介した現代物理化学とともにレベルにあわせて変更を検討してみてはいかがでしょうか。

 

「自分の身体:人体」を通して、生命科学の基礎を学ぶことができ、読み物としても最適。昨今の学際的分野研究の潮流もあるので、基礎的知識ぐらいは知っておいた方が良いと思います。

 

 

東京化学同人の注目化学書籍

東京化学同人でも物理化学の基礎書が発売されています。2015年から2016年にかけて物理化学の基礎書がかなり改定されていますね。

 

3ヶ月ほど前に出版された書籍ですが、名著と言われる山本明夫先生の有機金属化学が改定されていたのですね。これは必見です。

 

ワイリーの注目化学書籍

 

半年ほど前の書籍ですが、有機合成化学のレシピならぬ本書籍はかなり売れているようです。毎日のように多段階合成を行う化学者にとって、参照価値の高い書籍の一つ。ケムステの書評はこちら

 

2月発売の新刊。複雑化合物の構造をNMRで如何に解析するかについて述べた本です。最近平面性の高い化合物ばかり扱ってX線結晶構造解析で決定してばかりであったので、原点にもどり少し勉強してみたいと思います。

 

シュプリンガーの注目書籍

話題の二酸化炭素と有機金属を使った錯体研究や合成反応に関する書籍。もうひとつも話題の分子スピントロニクス。

 

前回紹介した触媒的C–H活性化に関する書籍の下巻が出ていました。2部作だったんですね。

 

The following two tabs change content below.
webmaster

webmaster

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院准教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. Purification of Laboratory Chemi…
  2. Greene’s Protective Groups…
  3. 2009年1月人気化学書籍ランキング
  4. 理系のためのフリーソフト Ver2.0
  5. ベーシック反応工学
  6. 大村智 ー2億人を病魔から守った化学者
  7. 日本にノーベル賞が来る理由
  8. ウォーレン有機合成: 逆合成からのアプローチ

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

注目情報

ピックアップ記事

  1. 未来のノーベル化学賞候補者
  2. 小児薬、大人用を転用――アステラス、抗真菌剤
  3. 旭化成ファーマ、北海道に「コエンザイムQ10」の生産拠点を新設
  4. 芳香族メチルの酸化 Oxidation of Methyl Group of Aryl Compounds
  5. アスタチンを薬に使う!?
  6. ビシナルジハライドテルペノイドの高効率全合成
  7. ジェイ・キースリング Jay Keasling
  8. 『リンダウ・ノーベル賞受賞者会議』を知っていますか?
  9. 科学は探究心を与え続けてくれるもの:2016 ロレアル–ユネスコ女性科学者 日本奨励賞
  10. コーラから発がん物質?

注目記事

関連商品

注目情報

試薬検索:東京化成工業



最新記事

A値(A value)

A値(A value)とは1955年にWinsteinとHolnessにより報告された一置換シクロヘ…

NMR Chemical Shifts ー溶媒のNMR論文より

NMR溶媒の論文といったら、あの論文しかありません。そう、各種溶媒の各種重溶媒中での NMR データ…

bothの使い方

形容詞もしくは代名詞の働きをする場合(接続詞としての用法もあります)、「both」は日本人学者によっ…

単一分子を検出可能な5色の高光度化学発光タンパク質の開発

第76回のスポットライトリサーチは、大阪大学産業科学研究所永井研究室の鈴木和志さんにお願いしました。…

国連番号(UN番号)

危険な化学品を飛行機や船を使って輸送することは、現代では日常的に行われていることである。安全に化学品…

生きた細胞内でケイ素と炭素がはじめて結合!

生物は豊富にあるケイ素を利用しない。このたび、ケイ素と化学結合を形成して体内の生化学経路に取り込むこ…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP