三菱商事ナノテク子会社と阪大院、水に濡れるフラーレンを共同開発 - ケムステニュース2004年~2005年3月
ケムステニュース2004年~2005年3月:

ホーム > ナノテクノロジー > 三菱商事ナノテク子会社と阪大院、水に濡れるフラーレンを共同開発

三菱商事ナノテク子会社と阪大院、水に濡れるフラーレンを共同開発

三菱商事のナノテク子会社であるビタミンC60バイオリサーチ(東京都千代田区)と大阪大学大学院は共同で、60個の炭素原子がサッカーボール状に結合したフラーレンの炭素原子に水酸基(OH-)を多数修飾することで水溶性になったスーパーポリ水酸化フラーレンの開発に成功した。阪大大学院工学研究科物質化学専攻の大島巧教授の研究グループとの共同研究の成果である。工学研究科内に設けられた産学連携機関の阪大フロンティア研究機構(阪大FRC)を通しての共同研究である。

このスーパーポリ水酸化フラーレンは、人体に有害な活性酸素を効率的に消去することも見出している。活性酸素を抑えるポリフェノールに似た分子構造があると推論されている。今後、ビタミンC60バイオリサーチはスーパーポリ水酸化フラーレンの化粧品成分機能を評価し、製品化する。化学工学向けの用途開発も進める計画。(引用: nikkeibp.jp)

どうやってやったんだろう?すごいですね。フラーレンにDiels-Alder反応やっている例などもよく見られるが、フラーレンを装飾することはどんな意味があるのだろうか?

今すぐは応用できないかもしれないが、このような分子を利用する場は多くでてくることでしょう。それ以上に夢がありますね。超分子の分野はその応用というだけでなく、聞いていても面白い。穴あきフラーレンとか、座布団分子、さいころ分子など。関連リンクに非常に参考になるページを入れておきます。ちょっと短いですが疲れたのでまた今度。

関連リンク

☆フラーレンと超分子

「超分子化学」(Supramolecular chemistry)という分野があります。正確な定義はかなり難しいのですが、まあ筆者流に噛み砕いて言ってしまえば「いくつかの分子やイオンが組み合わさることによって発揮される、ひとつの分子では見られないような面白い機能を研究する分野」ということになります・・・

フラーレン(Chem-Stattion 学習)

関連書籍

ハイテク・ダイヤモンド―半導体ダイヤからフラーレンまで

ダイヤモンドを筆頭に、同じ炭素からなる物質が、新材料として続々登場している。カーボン・ファミリーと称されるこれらの新物質が、エレクトロニクスの新時代を切り拓く──。

高温超伝導とフラーレンの科学―理解はここまで進んだ

理工系の分野に大きなインパクトを与えた「超伝導」と「フラーレン」について、大学等研究機関で行われている研究内容を分かりやすく解説したシンポジウムの内容をまとめる。

炭素第三の同素体フラーレンの化学

85年にKrotoらによって発見された、フラーレンの「化学反応性」と「機能発現」という二大テーマを中心にすえ、現役の国内フラーレン研究者からの生々しいニュースを、読みやすい形でまとめています。

2004年10月14日 ブレビコミン | | コメント(0) | トラックバック(0)

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 三菱商事ナノテク子会社と阪大院、水に濡れるフラーレンを共同開発

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.chem-station.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/1511

コメントする

(初めてコメントする場合、承認されるまではコメントが表示されない場合があります。)