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物質の最近のブログ記事

非選択性茎葉処理除草剤の『ザクサ液剤』を登録申請

ザクサ液剤

明治製菓(株)(佐藤尚忠社長)はこのほど、自社創薬した次世代のアミノ酸系非選択性茎葉処理除草剤『ザクサ液剤』(開発コード:AH-01)を農薬登録申請した。この分野の、先行大型剤を追随する可能性が高いと思われる。
 『ザクサ液剤』は、同社が除草剤開発研究において長年にわたり工業化を目指してきた、光学異性体の活性体である「L体」を有効成分としており、あらゆる雑草を速効的に枯らすとともに長期間にわたって抑草効果を示す。
 また、自然界において速やかに分解されるため、環境に与える負荷が小さくなっている。
 『ザクサ液剤』は、農薬登録後の速やかな市場展開が目指されている。取扱いは、明治製菓(株)と北興化学工業(株)(丸山孝雄社長)の2社(引用:アグリビジネス業界ニュース)。

  どの雑草(植物)をも枯らしてしまう非選択性除草剤の分野では日産化学工業のラウンドアップハイロードがもっともよくつかわれています。その他にはバイエルクロップサイエンスなどによるバスタ製剤や、シンジェンタジャパンのプリグロックスLなどがありますが、今回登録申請したザクサ液剤はこれらの分野のシェア20%以上を狙っているということです。

2006年12月14日 ブレビコミン | | コメント(0)

森林総合研究所、広葉樹害虫ヒメボクトウの性フェロモン化学構造を解明

フェロモン

 森林総合研究所では、信越化学工業株式会社との共同研究により、ヤナギやポプラなどの広葉樹、ナシやリンゴなどの果樹の幹や枝を食害するヒメボクトウというガの雌が雄を誘引する性フェロモン1)の化学構造を決定し、人工的に合成した性フェロモンにより、野外で多数の雄成虫を捕獲できることを明らかにしました。この合成フェロモンを用いることによって、ヒメボクトウの被害軽減が期待できます。この成果は、国際誌Journal of Chemical Ecologyの4月26日付けオンライン版(電子版)に掲載されました。(引用:日経プレリリース

 図のような(E)-3ーテトラデセニルアセテート:(Z)-3ーテトラデセニルアセテートの混合比が95:5~98:2の混合物がヒメボクトウの性フェロモンであることが判明したそうです。フェロモンではよくあることで、このように幾何異性体が混ざっているもの、光学異性体がある割合で混ざっているものがあります。この割合でなければ虫を誘引しません。フェロモンは今回のヒメボクトウのように分子量が小さく飛びやすいため非常に構造決定が困難です。非常に面白いニュースですね。

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2006年5月24日 ブレビコミン | | コメント(0)

骨粗鬆症、骨破壊止める化合物発見 理研など新薬研究へ

リベロマイシンAがんの治療薬として研究されていた化合物に、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)につながる骨の破壊を止める作用があることが、理化学研究所と中部大学などの研究で分かった。まだ動物実験の段階だが、骨密度の低下を大幅に抑えることが確認された。今週の米科学アカデミー紀要電子版に発表する。

 健康な骨では絶えず、骨を分解する「破骨細胞」と、骨を作る「骨芽細胞」がバランスよく、働いている。骨粗鬆症の場合は、「破骨細胞」の働きが勝ってしまい、骨がスカスカになると考えられている。

 理研の長田裕之主任研究員らは、「放線菌」という微生物がつくる化合物「リベロマイシンA」に、破骨細胞を選んで細胞死させる作用があることを突き止めた。卵巣を摘出して骨粗鬆症の状態にしたマウスに1カ月間、与えたところ、与えないマウスに比べて、大腿骨(だいたいこつ)の骨密度の低下が約60%抑え込まれた。(引用:朝日新聞)

リベロマイシンA(reveromycin A)は理化学研究所の長田らにより、放線菌Streptomyces sp. SN-593株から単離されたポリケチド化合物です。もともと癌細胞の増殖抑制活性のある、新規構造の天然物として報告されていましたが、今回、骨粗鬆症に効果があることがわかりました。ビボ(in vivo)でも効果があるそうです。

構造的特徴として、スピロアセタール部位と、多くの不斉点、トリカルボン酸を有しており、合成化学的にも興味深い化合物です。実際、多くの有機化学者により化学合成が報告されており、同じく当時理研の中田忠主任研究員らにより初の全合成が達成されています。

ちなみに今年日本化学会賞を受賞した名古屋大上村教授らによって単離・構造決定されたノルゾアンタミンも骨粗鬆症に非常に効果的な化合物です。

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2006年3月 8日 ブレビコミン | | コメント(0)

伯東、高機能高分子材料「デンドリマー」、製造期間10分の1に

デンドリマー

伯東は情報通信研究機構と次世代の高機能高分子材料「デンドリマー」を、短期間に製造できる実用化技術を確立した。製造期間は従来の約10分の1に当たる数日間に短縮。有機エレクトロ・ルミネッセンス(EL)や医療分野などに応用が期待される。(引用:日刊工業新聞

 

 

デンドリマーとは分子を放射状に組み立てた球の形をした巨大分子のことです。製造は有機合成反応を繰り返すことで行われます。製造方法として、核となる中心の核(分子)から同様の枝(置換基)を伸ばす、ダイバージェント(Divergent)法と、枝を合成してから、中心の核を合成するコンバージェント(Convergent)法が知られています。同様の枝から構成されるデンドリマーの場合、工業的にはダイバージェント法の方が、利点があります。

今回合成したデンドリマーは、エステル型のポリグリセロール-コハク酸デンドリマーであり、導入過程や後処理、反応時間を検討した結果、今までよりも簡便に合成できるようになったそうです。

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2006年3月 2日 ブレビコミン | | コメント(0)