[スポンサーリンク]

ケムステニュース

画期的な糖尿病治療剤を開発

FDA(米国食品医薬品局)に新薬として承認されたLG生命科学の抗生物質「Factive」につづき、糖尿病治療剤として第2の大韓民国ブランドの新薬が生まれる日も遠くない。

韓国化学研究院(院長 キム・チュンソプ) チョン・ヘギョン博士チームは第一薬品、CJなどの製薬会社と共同で既存の糖尿病治療剤の副作用を画期的に改善した糖尿病治療剤候補物質を開発、近く商用化される。

糖尿病はインシュリンの量が不足して血液中のブドウ糖(血糖)濃度が正常よりも高くなり、尿にブドウ糖が排出される慢性疾患。
`
これまで糖尿病治療のためにはインシュリン注射と薬物が多く使用されてきたが、この方法は根本的な治療が不可能で、むしろ心臓肥大や体重増加といった糖尿病には致命的な副作用が伴った。

チョン博士らは7万余の各種化合物の情報を収集、体系的に管理する研究支援システムである「化合物ライブラリー」を対象に超高速・高効率の薬効検索を実施し、昨年4月に新たな化学構造を持つ有効物質を発見した。

チョン博士は「この候補物質を実験用ネズミなどの動物に投与した結果、血中インシュリン濃度が低下し、血糖も低くなる効果を得た。既存の製品を投与した結果と比較しても心臓肥大や脂肪といった副作用の改善効果が明らか」と説明する。

また候補物質投与時の肝臓損傷測定値であるGOT、GPT値も正常値を示すなど肝損傷に対する心配もないことが確認された。

 

 

この物質はこれまでに開発された治療物質とは全く異なる化学構造と独創的な薬効を持っており、新薬として開発されれば少なからぬ波及効果を及ぼすであろうと評価されている。(引用:おはよう大徳)

 

関連書籍

 


糖尿病食事療法のための食品交換表

 
糖尿病治療ガイド〈2004‐2005〉


新版 糖尿病―食事や生活法など治療の決め手を網羅 病状を改善する治療薬の最新情報

The following two tabs change content below.
webmaster

webmaster

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院准教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. トムソン:2005年ノーベル賞の有力候補者を発表
  2. 化学工場で膀胱がん、20人に…労災認定議論へ
  3. 高脂血症治療薬の開発に着手 三和化学研究所
  4. 小児薬、大人用を転用――アステラス、抗真菌剤
  5. トムソン・ロイターのIP & Science事業売却へ…
  6. 富山化学 「YP-18 」の開発を開始
  7. 富山化学 新規メカニズムの抗インフルエンザ薬を承認申請
  8. 住友化学の9月中間営業益は+20.5%、精密・医薬など好調で

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

注目情報

ピックアップ記事

  1. ゾウががんになりにくい本当の理由
  2. プロリン ぷろりん proline
  3. バージェス試薬 Burgess Reagent
  4. はしか流行?
  5. 熊田 誠 Makoto Kumada
  6. 炭素ボールに穴、水素入れ閉じ込め 「分子手術」成功
  7. 化学とウェブのフュージョン
  8. 始まるPCB処理 利便性追求、重い代償
  9. 第22回 化学の複雑な世界の源を求めてーLee Cronin教授
  10. 計算化学者は見下されているのか? Part 1

注目記事

関連商品

注目情報

試薬検索:東京化成工業



最新記事

ストックホルム国際青年科学セミナー参加学生を募集開始 ノーベル賞のイベントに参加できます!

一週間スウェーデンに滞在し、ノーベル賞受賞者と直接交流するなどの貴重な機会が与えられるセミナーSto…

「電子の動きを観る」ーマックスプランク研究所・ミュンヘン大学・Krausz研より

「ケムステ海外研究記」の第13回目は、第6回目の志村さんのご紹介で、マックス・プランク量子光学研究所…

岩澤 伸治 Nobuharu Iwasawa

岩澤 伸治 (いわさわ のぶはる、19xx年x月x日-)は、日本の有機化学者である。東京工業大学 教…

NCL用ペプチド合成を簡便化する「MEGAリンカー法」

ワシントン大学・Champak Chatterjeeらは、独自開発した固相担持ユニット「MEGAリン…

有機合成化学協会誌2017年5月号 特集:キラリティ研究の最前線

有機合成化学に関わる方ならばおなじみの有機合成化学協会誌。有機合成化学協会の会員誌であり、様々な有機…

エッセイ「産業ポリマーと藝術ポリマーのあいだ」について

Tshozoです。先日Angewandte Chemie International Edition…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP