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ソニー、新型リチウムイオン充電池「Nexelion」発売

ソニーは15日、同社従来品よりも単位体積当たり約3割の高容量化を実現したというハイブリッドリチウムイオン充電池「Nexelion」(ネクセリオン)を開発。2005年春にハンディカム向けバッテリパックとして発売すると発表した。

 繰り返し充電できる二次電池の新モデル。従来の黒鉛系負極材に代えて「スズ系アモルファス材料」を採用することで、単位体積当たりの電池容量を約3割増やすことに成功したという。

 スズやケイ素、また、それらの元素を含む化合物はリチウムイオン充電池の高容量化を実現する負極材料として注目されてきた。しかし、充放電時の粒子形状変化が大きく、充放電を繰り返すと電池容量が低下するという、サイクル特性の悪さが課題だった。

 同社ではこの問題を改善するため、新たにサイクル特性に優れた「スズ系アモルファス負極」を開発。スズ、コバルト、炭素などの複数元素を原子レベルで均質混合し、アモルファス化処理した材料で、充電時の単位体積あたりのリチウムイオン密度を5割向上させた。(引用:livedoorコンピューター


アモルファスとは結晶のように規則性のない非晶質なものです。アモルファスの性質をいかした材料(ケイ素、他金属など)は太陽電池、TFT、感光材料などに生かされています。電池の容量は増えてはいますが、最近はポータブル電子機器が多いですから、それらの機器に比べて物足りない勘がいなめません。容量の大きい電池ができるとよいですね。


関連書籍



リチウムイオン電池物語―日本の技術が世界でブレイク


 



アモルファス金属のおはなし


今日のように新素材の1つとして脚光を浴びるようになったアモルファス金属。その世界的草分けの1人である著者が、アモルファス、アモルファス金属とは何かをわかりやすく解説

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Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院准教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

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