- 2005-02-05 (土)
- 化学一般
カイコガの求愛行動で、雌が出す性フェロモンを雄が感じる際、その感度を数百倍に上げているたんぱく質を東京大と京都大の共同研究チームが見つけた。ガは数キロ離れた雌の居場所を知ることができるが、その超高感度センサーの仕組みの一端が解明された。4日発行の米科学誌「サイエンス」電子版に発表した。
カイコガは養蚕に使うカイコの成虫。東京大の東原和成・助教授(先端生命科学)らは、受容体を持つ雄の触角の感覚器(感覚毛)を詳しく調べ、どの感覚毛にも存在するが、センサーとして働いていない「BmOR2」というたんぱく質に着目した。
代表的な性フェロモン「ボンビコール」の受容体遺伝子をカエルの卵細胞に組み込み、BmOR2がある場合とない場合とで、受容体の感度を電気信号に置き換えて比べた。その結果、BmOR2がある場合は、ない場合より数百倍、性フェロモンに対して敏感だった。(引用:毎日新聞)
ボンビコールは非常に有名なフェロモンです。フェロモンの名前の由来はギリシャ語のpherein(運ぶ)とhormon(興奮させる)という意味からpheromoneとされているそうです。ちなみに私のHN、ブレビコミンもキクイムシという虫のフェロモンです。
11月にも類似のニュースが報告されており紹介しました。
前にも言いましたがフェロモンって分子量が小さく、飛んでしまうものですから単離も合成も非常に大変です。フェロモンの話には多くのサイエンス的に面白い話がありますね。今後紹介したいと思います。
関連書籍
五十万をこえるカイコガ、一万近いゴキブリ。その飼育が化学者たちのスタートラインだった。昆虫の「処女」から抽出された不思議な物質…。構造の解明から害虫駆除への応用まで、四十年の研究史を平易に解説する。
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Comments:5
- foxy_fox 2005-02-07 (月) 17:40
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経新聞(2005/02/04)に、カイコの成虫(蛾ですよ!)が性フェロモンを感知する仕組みが解明されたとの記事が。これを応用すると有毒ガスやにおいを検出するバイオセンサーの開発も可能とのこと。
そして、オスの触覚にあるセンサーは数キロ離れたメスが放つ性フェロモンを感知できるという。すごい!!。こんなセンサーがヒトにもあったら、どうでしょうか。
- のん 2005-02-08 (火) 00:16
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トラックバックありがとうございます(^-^)
フェロモンのお話楽しみにしてますね。蛾ではなくて蚊についてなんですけど、A型の人の血を好むみたいで、しかも血を吸う前にA型の人が分かるらしいのです。これもフェロモンの一種なんでしょうか? - あんないおつかれ 2005-02-08 (火) 17:43
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TB有難うです。私は、無関係な分野なので、これは、難しいですね。
参考にしていただきます。 - カツユキ皇帝 2005-02-08 (火) 22:52
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トラバありがとうございました。フェロモンというのも奥深いものなんですね。素人ながらにヒトの女性のフェロモンってなんなんだろうって思ってたわけですが、科学的に解明できるものなんですねえ。
- ブレビ 2005-02-09 (水) 01:05
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皆さんコメント&TBありがとうございます。のんさんのいう血液型がわかるというのはどうなんでしょう?体温とかで判断するとは聞いたことがありますが。フェロモン研究って一般的な人から見たらちょっと怪しいですかね。(苦笑)
これからもよろしくお願い致します。
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