- 2005-04-05 (火)
- 医薬
東京都の50歳代の女性は、20年前に関節リウマチになり、手足の痛みに苦しんできた。非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAID=エヌセイド)と呼ばれる痛み止めの薬を服用していたが、胃を荒らす副作用もある。3年前、こうした副作用が少ないとされる「COX(コックス)2阻害薬」が米国で承認されていると知り、主治医の了解を得た上、インターネットを使って個人輸入し、服用を始めた。ところが昨年末、「心臓発作を引き起こす危険性がある」と報道され、衝撃を受けた。
リウマチは、手足などの関節が破壊され、痛む病気だ。痛みには、細胞内で作られるシクロオキシゲナーゼ(COX)と呼ばれる酵素が関係しており、NSAIDはこの酵素の働きを妨げて痛みや炎症を抑える薬だ。
COXには、胃腸の粘膜を守るCOX1と、炎症を促すCOX2の2種類がある。NSAIDの多くは、両方の働きを抑えるので、胃腸が荒れやすくなる副作用が表れる。胃に穴が開いて出血し、死亡した患者もいる。
そこで、痛みに関係するCOX2だけを狙う「COX2阻害薬」が開発された。胃かいようの発生率が従来の薬に比べ半分ほどに減った。
しかし、新たな副作用が問題化したのだ。
この薬の一つ、ロフェコキシブ(商品名バイオックス)を飲んだ患者は、一般的なNSAIDの服用者に比べ、約4倍も多く心筋梗塞(こうそく)を起こしたことが、2000年に米国で発表された。その後も同様の研究が相次ぎ、製薬企業は昨年9月、自主回収に追い込まれた。(引用:読売新聞)
NSAID(エヌセイド)とは非ステロイド系抗炎症剤です。non-steroidal anti-inflammatory drugの略。主な例としては、抗炎症、解熱、鎮痛作用をもっているアスピリン、インドメサシン、イブプロフェン、ジクロフェナクナトリウムなどを言います。使い過ぎると胃を悪くします。
アスピリンがドイツで開発されて百余年、消炎・鎮痛・解熱剤として世界中で愛用されてきたこの錠剤が心臓病や脳卒中、大腸がんに効くことがわかったのは一九七〇年代のこと、さらに近年になってアルツハイマー病や骨粗鬆症、糖尿病、妊娠中毒など多様な病気への効果が認められようとしている。その"超薬"にいたるまでの軌跡と薬効の仕組みを知り、超薬をはばんできた日本の医療行政の問題点をさぐる。
その他の関連書籍
投稿者: ブレビコミン 日時: 2005年04月05日 23:18
- Newer: 浅野・県立大教授が化学技術賞
- Older: アレルギー治療に有望物質 受容体を標的に、京都大
Comments:1
- ousama 2005-04-08 (金) 20:06
-
突然のコメント失礼します。
遂に!王様ランキングがブログ界に殴りこみ?
「王様のブログランキング」として参入させて頂きますっ!
http://ch-one.com/blog/公式サイトをはじめとする、複数の大手ネットワークの各サイトの参加が
予定されているので、登録当初から質の良いOUT数を期待する事ができます!不正機能も万全な体制を整えておりますので、公平かつ正確なOUT数のご提供をお約束します。
オープン当初のこの時期に是非、ご登録、ご参加をお待ち申し上げております!■王様のブログランキング
http://ch-one.com/blog/■王様のブログランキング 登録フォーム
http://ch-one.com/blog/rank/accounts.php
Trackback:1
- TrackBack URL for this entry
- http://www.chem-station.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/141
- Listed below are links to weblogs that reference
- COX2阻害薬 リウマチ鎮痛薬に副作用 from ケムステニュース~化学ニュースサイト~ by Chem-Station
- ▼ 大腸がんの予防 from 大腸がんの予防 2006-11-18 (土) 11:28
- 今, 大腸ガンの患者が急速に増えており, 患者の数は10年後には2倍になるといわれている。 近い将来, 大腸がんはすべてのガンの中で最も多くなると予測されている。 しかし,この大腸ガン, 進行するまでは これといった自覚症状がほとんどないのが特徴。 そのため他の場所に転...
