29日午後2時半ごろ、兵庫県姫路市網干区にある化学製品メーカーの工場、「日本触媒姫路製造所」で、アクリル酸という化学物質を貯蔵するタンクが爆発し、火災が発生しました。
消防によりますと、30分ほど前に工場から煙が出ているという通報を受けて、消防隊員が現場に到着し、消火活動を始めようとしたところ、突然爆発が起きたということです。最初に容量が60立方メートルのアクリル酸のタンクが爆発したあと、近くにあった別のアクリル酸のタンクとトルエンのタンクも相次いで爆発したということです。
日本触媒によりますと、アクリル酸のタンクはステンレス製で、29日午後1時すぎにタンクの温度が異常に上昇しているのを確認したということです。現場の工場では今も消火活動が続いていて、消防によりますと火を消し止められる見通しは立っていないということです。爆発当時の状況について、日本触媒は消防が駆けつけてタンクに放水していたところ爆発したと説明していて、消防の発表と食い違っています。(引用:NHK)