ナノテクノロジーの最近のブログ記事
ナノチューブブラシ!?
米国レンセラー工科大学(Rensselaer Polytechnic Institute)のP.M. Ajayan教授らはカーボンナノチューブを毛とするマイクロスケールのブラシを合成しました。
ブラシの柄にはシリコンカーバイド繊維を用いて、そこに化学蒸着でナノチューブを育てます。Ajayan教授らはこのナノブラシが非常に狭いところのナノサイズのゴミを掃除したり、小さな穴の中を色を塗ることができると報告しています。
同チームは今回の研究結果をは科学ジャーナルNat. Mater., (published online June 12, dx.doi.org/10.1038/nmat1415)で紹介しています。(C&EN)
ナノブラシですか。遊び心と実用性?を兼ね備えているなかなか面白い研究ですね。同チームは以前カーボンナノチューブを骨格とする立体構造体を立体テンプレートを用いて設計通りに作製する新手法を開発し、Natureに報告しています。
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四角い断面を持つナノチューブ合成に成功
四角い断面を持つナノチューブの合成に、世界で初めて、東北工業大学と本学が共同で成功した。(342号)
これまでに合成に成功したナノチューブでは、国内で発見されたカーボンナノチューブが有名だ。その他にも様々な素材のナノチューブは発見されているが、それらの断面はすべて円形だった。今回合成に成功したのは、二酸化モリブデンのナノチューブ。断面の長方形の大きさは太いもので10ミクロン、細いもので0.1ミクロン。長さは断面の約50倍あり、先端が一部塞がっているものもあった。肉眼で見れば粉のような大きさだ。断面は正確な鋭角の長方形をしている。断面が四角いことで、丸いものより、効率的に平面に敷き詰めることができる。
今回の合成の成功は、実は偶然だったという。もともとは、長年東北工業大学の阿部俊三助教授と、本学の末光眞希教授が、共同で、ダイヤモンド薄膜を作る研究を行っていた。アセチレンと酸素の燃焼炎を使って、天然ダイヤモンドに近い薄膜を作る研究であった。その中で基盤に使用していたモリブデン板の裏側に、何かが出来ているので調べた所、今回発見されたナノチューブが出来ていたという。しかも、本来の研究であるダイヤモンド薄膜が、天然のダイヤモンドに近いよいダイヤモンドに作れた時に合成されている。
現在分かっているこのナノチューブの特性は、電気を通すということだ。ようやく、物質が二酸化モリブデンだと同定できた段階で、まだ、どうして四角い断面のチューブができるのかというメカニズムは分かっていない。(引用:東北大学新聞)(写真:東北大学学際科学国際高等研究センター)
四角いナノチューブ面白いですね。径が0.1~10ミクロンですからナノチューブではなくマイクロチューブのような気が・・。
ところでナノチューブといえばほとんどの人がカーボンナノチューブを思い浮かべると思いますが、ナノサイズのチューブであればどんな素材でもナノチューブはナノチューブです。
例として炭素と同族のケイ素でつくったシリカナノチューブ、有機物でつくった脂質ナノチューブなどが知られています。詳しく知りたい方は関連リンクでどうぞ。
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豊丘出身、元島さんCMC開発
豊丘村伴野出身で岐阜大学教授の元島栖二さん(63・岐阜市在住)は、このほど21世紀の新素材として注目される「カーボンマイクロコイル」(CMC)を世界で初めて発見・開発し、その功績で文部科学大臣から科学技術大賞(研究部門)を受賞した。この快挙を祝い、6月4日に栖二さんを迎えて親族、友人らが飯田市内で祝賀会を予定している。
元島さんは飯田高校卒業後、名古屋工業大工業化学科に進学。卒業後は同大学院に進み、修士課程で工業化学を専攻した。その後、東亜合成化学工業に入社したが、4年後に岐阜大工学部に迎えられ、合成化学科助手に。
82年に助教授、90年に同学部応用化学科教授に就任した。実兄の陽一さん(66)によると、大学院を経て企業に就職したが、技術を確立しても実用化されない日々が続き、本人は「大学で基礎研究をしたい」との思いが強かったという。
岐阜大に転職したのは、空きがあった専門外の無機化学の分野だった。が、臆することなく好きな研究に没頭した。しばらくして、セラミックの結晶を合成する過程で「らせん構造」と出会い、89年にマイクロヘリカル状の窒化ケイ素ファイバーを開発。この研究論文はイギリスの専門雑誌「ネイチャー」に紹介された。
90年、カーボンマイクロコイル(CMC)の合成に世界で初めて成功し、これを機にCMCのナノコイル実用化に向けて精力的な研究・開発に励んでいる。(引用:南信州サイバーニュース)
カーボンマイクロコイル(CMC, carbon microcoils)とは「約1/1000 mm(マイクロオーダー)のピッチでコイル状に巻いた非晶質の炭素繊維」と定義されているようです。 微量の硫黄化合物を含むアセチレンガスを熱分解して得られます。最近注目されているナノテクであるカーボンナノチューブはナノ単位で構成されていますが、CMCはそれよりも大きくまマイクロ単位です。実際のコイルと同じように伸び縮みし、10倍に伸ばしても元に戻ります。現在はCMCのナノ単位のコイル、ナノコイルを合成することに成功しています。 将来、マイクロセンサーやマイクロマシン、水素吸蔵材料などとして利用できるか研究を行っているところです。
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1回の実験で高活性な金属ナノ粒子触媒
単層カーボンナノチューブ(SWNT)は、優れた物性を示し、各種の応用が期待されているが、肝心の合成技術はまだ発展段階にあり確立されていない。そのハードルの一つは、粒径1~3nm程度の金属ナノ粒子触媒をどのようにして基板上に合成するかであるが、東大院工学研究科の野田優助手(小宮山宏研究室)らは、コンビナトリアル的な触媒探索法を開発、1回の実験で高活性な触媒の合成に成功した。(引用:地財情報局)それを、ナノ粒子の自発形成を活用したもので、ちょうどよい量の原料を基板の上にまき、CVDと同等の高温で動かして目的サイズのナノ粒子にするというもの。その量を予測する平均膜厚スクリーニング法も開発しています。これは、基板の上に穴あきマスクを置くだけで1pm~1nmを連続的にスクリーニングできる極めて簡単な手法だそうです。実際、同法を用いて、一回の実験で高活性な触媒を発見、高品質なSWNTの合成に成功しています。
チューブ状の炭素多面体であるナノチューブについて、製作方法から物性、応用など実験的研究を中心に、平易に記述したテキスト。カーボンナノカプセルなど、関連する新物質についても述べる。
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ナノ粒子で疾病の発生を容易に追跡
蛍光を発するナノ粒子間の物理的特性変化を利用して蛋白質間の相互作用を分析する技術が韓国の研究グループによって世界で初めて開発された。疾病治療剤を突き止めるのに寄与する見通し。
KAIST(韓国科学技術院)生命科学科キム・ハクソン教授とオ・ウンギュ(博士課程)氏の研究グループは、互いに異る色相の蛍光を発する二つのナノ粒子が10ナノメートル以内に近づくと各自の蛍光スペクトラムが変わる現象であるFRET(蛍光共鳴エネルギー転移)方式を利用、蛋白質の相互作用を分析するシステムを開発したと2月22日に発表した。
キム教授らが開発した技術は互いに異るナノ粒子の物理的特性変化を利用して疾病治療剤を探し出すのに役立つという。(引用:おはよう大徳)
蛍光共鳴エネルギー転移(fluorescence resonance energy transfer;FRET)を利用しているそうですね。2つの蛋白質が結合することでその蛍光を発するのナノ粒子の間にエネルギー伝達が起こり、蛍光色が消える。ここにある物質を添加した際、消えた蛍光色が再び現れればその物質が二つの蛋白質を離れさせたと見ることができるそうだ。(J.Am.Chem.Soc, 2005. ASAP)

金ナノ粒子 ビオチンアビジン法 デンドリマー
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