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    <title>研究者へのインタビュー by Chem-Station</title>
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    <updated>2012-02-13T01:17:27Z</updated>
    <subtitle>研究者へのインタビュー」を行っています。内容は難しいものではなく基本的には高校生や大学生でも化学系の仕事に従事されている方がどのような仕事をしているのか、どんな考えをもって働いているのかをお伝えできたらいいと考えております。</subtitle>
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    <title>第16回　教科書が変わる心躍る研究を目指すー野崎京子教授</title>
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    <published>2012-02-13T01:16:08Z</published>
    <updated>2012-02-13T01:17:27Z</updated>

    <summary><![CDATA[ 	&nbsp; 	さて、又少し時間が空いてしまいました。著名の研究者の生の声が...]]></summary>
    <author>
        <name>ブレビコミン</name>
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    </author>
    
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<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/kyoko_nozaki_top.png' />
]]>
<br/>
<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
<![CDATA[<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	さて、又少し時間が空いてしまいました。著名の研究者の生の声が聴けると人気上々であるこの研究者へのインタビューコンテンツ。第16回目となる今回は第6回目の<a href="http://www.chem-station.com/interviews/2010/10/post-8.html">寺尾潤</a>先生のご紹介で、東京大学大学院工学研究科教授の<a href="http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/nozakilab/">野崎京子</a>先生にインタビューをお願い致しました。</p>
<p>
	野崎先生は主に高分子化学、金属錯体触媒をもちいる極性モノマーの精密重合の研究を中心に、高分子から低分子に利用できる不斉合成反応やデバイス構築に向けた機能性有機化合物の合成などを展開されています。非常に活発に研究をおこなっており、多くの賞を受賞されています。また、女性云々の枠で語らずとも素晴らしい研究者だと思いますが、女性科学者としてはすべてをこなしているトップランナーの一人、目指すべき姿です。</p>
<p>
	昨年あるカンファレンスで席が一緒になり、お食事会を共にさせて頂きました。正直な感想を申しますと、非常に話が明瞭で面白く、なおかつ化学が好きで、ぜひもう一度一緒にお話ししたいと思わせる先生でした。評判よく皆が「愛称」で呼ぶ理由もよくわかります。先週誕生日であったようで研究室で行われた誕生日会の一コマの写真を送ってきてくださいました。というわけで大人気の野崎京子先生のインタビューはこちらです！</p>
]]>


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
<p>
	高校時代は数学・物理の方が好きでしたが、大学受験の願書を出す直前になって、それまで進路に一切口を出さなかった父が一言、「物理なんかいったら仕事ないわ」。</p>
<p>
	当時から、一生仕事は続けていくんだろうな　と思っていたので、「つぶしがきく」といううわさの京大工業化学へ。学業に身の入らない学生生活を送っていましたが、卒論研究を始めてからは実験科学に夢中になり、もう少し、もう少しと思って続けているうちに今に至っています。</p>
<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
漠然とですが、人と関わる仕事です。人間が好きなので。もっとも、今の仕事について以来、相当に理屈っぽくなってしまっているので、務まる仕事の種類はかなり狭まってしまったと思いますが。
<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.概して化学者はどのように世界に貢献する事ができますか？</h3>
<br/>
<p>
	「社会貢献」という質問でしたら、これは、いつも飲む度に学生に言っています。</p>
<p>
	税金を使うに値する研究をしていると胸を張って言えるか　</p>
<p>
	と。</p>
<p>
	興味の赴くままにやりたいことをできるのが大学での研究の特権ですが、同時にそれを通じて社会に貢献できることができればその方がもっといい。小学校の教科書が書き換わるぐらいの学術的な発見でもいい、生活が豊かになる新技術でもいい、遠い遠い未来でいいので、研究者は自分の研究の方向性を語れなくてはならないと思っています。</p>
<br/>

<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
孔子かなあ。芭蕉も興味あります。今に残っている言葉が生まれた背景を聞いてみたい。あと、コペルニクスとダーウィン。新しい学説を唱えるとき、最初から自信があったのか、どうやって確信を深めていったのか、どんな反論にあってどう感じたのか　など聞いてみたいです。
<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
助手になって４年目まではベンチがあったので、結果がわからない実験をした最後は95年ぐらいでしょうか。内容は覚えていません。そのあとは、卒業生の残していったデータの足らないところを集める程度で、だめもとで１回仕込んでみることさえ、学生さんに任せるようになってしまいました。考えるより実験する方が好きで、大学に残っていたはずなのですが。。。
<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
<span style="font-size:110%;">寂しがりなので、砂漠の島に取り残されるなんて考えられないです。</span></p>

<br/>

<br/>


<h3>Q. 次にインタビューをして欲しい人を紹介してください。 </h3>
<br/>
<p>
	<span style="font-size:110%;">しがらみフリーな人生を謳歌しておられる<a href="http://www.chem-station.com/chemist-db/archives/2007/07/hisashi-yamamoto.php">山本尚</a>先生はいかがでしょう？　あと、スケールの大きさで<a href="http://www.chem-station.com/chemist-db/archives/2009/08/-jean-m-j-frechet.php">Jean Frechet</a>先生もすてきです。</span></p>

<br/>


<br/>
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<br/>
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<br/>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第23回　医療、工業、軍事、広がるスマートマテリアル活躍の場　-　Pavel Anzenbacher教授</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chem-station.com/interviews/2011/12/23-pavel-anzenbacher.html" />
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    <published>2011-12-24T00:30:26Z</published>
    <updated>2011-12-24T00:26:44Z</updated>

    <summary> 	またもや前回から日が開いてしまいました、訳者のサボりです、すみませんｍ(_ ...</summary>
    <author>
        <name>せきとも</name>
        
    </author>
    
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<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/pavel_anzenbacher.png' />
]]>
<br/>
<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
<![CDATA[<p>
	またもや前回から日が開いてしまいました、訳者のサボりです、すみませんｍ(_ _)ｍ。第23回は米オハイオ州、ボーリング・グリーン州立大学化学科のパヴェル・アンゼンバッカ－教授です。アンゼンバッカー教授は有機LED(OLED)や光センサーといったフォト二ック材料のデザインと合成、励起状態からのエネルギー転位および光エネルギープロセスの分析に基づいた光科学の研究を行っています。とりわけ<a href="http://www.bgsu.edu/departments/chem/faculty/pavel/TNTSensors.htm" target="blank">10ppbレベルのTNT(トリニトロトルエン、爆薬)を検知できるセンサー(アンゼンバッカー研ホームページ内)</a>によって地雷撤去の効率化とその作業の安全性向上を目指すという軍事的応用色の強いプロジェクトは、アカデミックの研究の場では(特に日本では)ほとんど他に類を見ないものではないでしょうか。今回のアンゼンバッカー教授や、数々の「研究者へのインタビュー」での先生方の回答からも読み取れるように、一歩下がって世の中を広く分け隔てなく認知し、ポジティブに干渉し続ける姿勢、化学者である前に科学者かつ周囲の模範たる良き人であろうとし続ける努力は、最も自然な「結果的に社会に貢献してしまう方法」かもしれませんね。ちょっとお茶目、というのも重要です？さて訳者の前置きが長くなりましたが、インタビューをどうぞ。</p>
]]>


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
両親の影響です。私は父が学部3年、母が学部2年生の時の子供でして、両親いわく曰く私が幼少の頃は化学のテキストを枕や玩具代わりに、時に食べ物としても扱っていたようです…消化はできませんでしたが。そういう(一般的な玩具やお菓子を与えられない状況が)とてもフラストレーションの溜まる幼少期を過ごしたお陰で、私はストレス耐性の高い大人になりました。特に有機化学やなんかに対しては。

<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
彫刻家になりたかったのです。本当にそうなりたいという気持ちはどんどん膨れ上がる一方でした。私にしてみれば、有機化学者も彫刻家も特に相違無いのですよ。有機化学者は炭素、窒素、酸素などの元素から作り出したいモノを「彫り出す」仕事が本分でしょう？例えばX線回折(XRD)という技術には本当に感謝しなくてはなりません、そうでなければ、本当に(彫刻家と)全く同じです。

<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.概して化学者はどのように世界に貢献する事ができますか？</h3>
<br/>
この質問が匂わせる解答は、化学者の彼/彼女なりのプロフェッショナルとしての仕事の中で、世界に最もインパクトを与えられるモノは何ですか、ということでしょう。一般的に化学者の何が最もインパクトを与えるかなんて、さっぱりわかりませんね。私個人であれば、それは常に望みを持ち考え続ける姿勢、といったところでしょうか。ペニシリンの開発に貢献したことのないほとんどの化学者は、良き人としてあろう、と振る舞うことで貢献できるんじゃないでしょうか。周囲の模範となり、世界の抱える問題(環境、地球温暖化、エネルギー問題)を考慮してみたり。なぜなら化学者は、世界の平均的市民よりもこれらの事柄を幾らかより良く理解できるのですから。そしてもちろん、次世代のサイエンティストを育て、新たなペニシリンを発見してくれるようなインスピレーションを与える教育を行うことも素晴らしい！…なんだかこの質問の解答を酷く間違えているように思うのは気のせいですか？

<br/>

<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
カール・ヴィルヘルム・シェーレ(<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%AC" target=blank>Carl Wilhelm Scheele</a>)、彼は酸素、窒素、マンガン、モリブデン、タングステン、塩素、その他多くの化合物を発見しました(おそらく<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%BC" target=blank>Sir Davy</a>よりも以前に)。驚くべきは、彼はほとんど専門的な訓練を受けることなくこれらの発見をしたということです。小さな町の薬剤師としてね。この才能、直感は間違いなく天才的ですよ。彼との晩餐はとても楽しいに違いない！ここに、彼が彼自身へ向けた詩があります；<i>“Oh, how happy I am! No care for eating or drinking or dwelling, no care for my pharmaceutical business, for this is mere play to me. But to watch new phenomena this is all my care, and how glad is the enquirer when discovery rewards his diligence; then his heart rejoices."</i>（訳：私は本当に幸せだ！衣食住、そんなの関係無い。薬局屋ビジネスだってどうでもいい、ビジネスなんか単なる遊びさ。実験観察これが全て。日々精進することに発見というご褒美で答えてくれる、まさに心踊る。）
(訳者注：酸素の発見に関して、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BC%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC" target="blank">ジョゼフ・プリーストリー</a>。)

<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
昨夏、ジクロロテトラジンをグアニジンとヒドラジンから合成しました。なぜ私自身が行ったか、という説明は不要ですね。(訳者注：危険な実験はPI自らが行う、ということですね(笑)。関連リンク<b>[２]</b>。)

<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
少なくともこの既知の世の中では一番重要な書物、それはくまのプーさん(Winnie the Pooh)！！間違いないですよ！音楽CDはピンクフロイドのDark Side of the Moon。あとはCDプレイヤーと太陽電池もお願いします！
<br/>

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<br/>
    </content>
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    <title>第15回　触媒の力で斬新な炭素骨格構築　中尾 佳亮講師</title>
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    <published>2011-12-07T06:58:48Z</published>
    <updated>2011-12-07T07:10:21Z</updated>

    <summary><![CDATA[ 	&nbsp; 	さて、第15回目は若返って第9回の山下誠先生（現所属：中央大...]]></summary>
    <author>
        <name>ブレビコミン</name>
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    </author>
    
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    <category term="有機合成化学" label="有機合成化学" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    


<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/nakao_yoshiaki.png' />
]]>
<br/>
<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
<![CDATA[<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	さて、第15回目は若返って第9回の<a href="http://www.chem-station.com/interviews/2010/12/post-12.html">山下誠先生</a>（現所属：<a href="http://www.chem.chuo-u.ac.jp/~element/">中央大学准教授</a>）から紹介頂きました、京都大学大学院工学研究科の<a href="http://www.npc05.kuic.kyoto-u.ac.jp/">中尾 佳亮</a>先生にインタビューをいただきました。これまでで最年少研究者へのインタビューです。中尾先生は遷移金属触媒を用いて炭素ー炭素結合をつなぐ斬新な手法を開発している合成科学者です。本サイトでも化学者のつぶやきなどにていくつか研究をハイライトさせていただいています（参考記事：<a href="http://www.chem-station.com/yukitopics/hiyama.htm">論文～炭素-炭素結合を切る!?</a>～、<a href="http://www.chem-station.com/blog/2008/09/ccn.html">C-CN結合活性化を介したオレフィンへの触媒的不斉付加</a>）。</p>
<p>
	この分野では間違いなく若手研究者の第一線を走っており、多くの若手の目標とする賞である<a href="http://jp.mitsuichem.com/techno/csa/prize.htm">三井化学触媒科学賞</a>、<a href="http://www.chemistry.or.jp/prize/winner.html#jyusyo-8">日本化学会進歩賞</a>、<a href="http://www.banyu-zaidan.or.jp/bf/bca/list.html">MBLA(メルク万有レクチャーシップアワード)</a>などを総なめしています。そんな中尾先生がどんなきっかけで化学者を目指したのか？今回は研究のお話でなくそのきっかけから聞いていきたいと思います。それではどうぞ！</p>
]]>


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
お恥ずかしながら、かなりいい加減な動機です。正直高校時代は理系科目が不得意だったのですが，うちの高校では何となく「男は理系」という雰囲気があって，それに流されて無理してまず理系に進みました。
<br/>大学受験では，学部は何でもいいから，とりあえず京大志望でした。それほど成績はよくなかったので，当時，京大の理系学部で唯一国語の二次試験がなかった工学部の中で，さらに合格最低点もそのころ毎年最下位を争っていた工業化学科なら入れるかもしれないと思いました。ただ，高校の化学の授業で実験がわりと多くあって，結構楽しいなと思ったのも，工業化学科に志望を決定した大きな理由です。
<br/>大学に残って化学を続けることになったのも，全く想定外でした。博士を取ったら，ポスドクを経て，給料のいいアメリカの製薬会社に行くつもりだったんです。そんな中で，たまたま所属の檜山研で，現東大の野崎京子先生の後任のポストの話をもらって，京大で助手をスタートできるならちょっと力試ししてみようという軽い気持ちがきっかけです。5年やって芽が出なければ，その時点で会社に行けばいいや，と思ってスタートしました。今では，これ以上にやりがいのある仕事はないと思いますし，講義もわりと楽しめているので，このまま続けていきたいですね。
<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
小学生みたいですが，サッカー選手です。小学校から大学までずっと真剣にやってましたので，やはり憧れです。技術的には結構自信がありましたけど，いかんせん基本的な身体能力が低いので絶対成功しなかったと思いますが。
<br/>もっと現実的に可能性があるところでは，考古学者ですかね。歴史は，結構好きで，確か学研の「ひみつシリーズ」の影響だったと思いますが，小学校のころから世界の古代遺跡によくはまってました。新婚旅行でエジプトに行って，そのころからの念願が少しかないました。今後他の遺跡巡りはしばらく難しそうですが・・・。
<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.概して化学者はどのように世界に貢献する事ができますか？</h3>
<br/>
月並みな意見ですが，人類の豊かな現代生活と地球環境を維持していくこと，この両方に一番貢献できる，しなくてはならないのが化学者だと思っています。<br/>前者に関しては，より優れた材料や医薬など新しい物質の創製を通じて，後者に関しては当然資源・エネルギー問題の解決を通じてということですね。もちろんこの両者はリンクしているわけですが。具体的なゴールはいろいろ示されていて，多くの化学者たちがすでにこれに挑んでいますよね。僕自信は，そういうゴールに向って，競争に参入していく自信はないので，他の人がまだ気付いてない自分自身のゴールを早く設定したいなと思っています。
<br/>しかし，恥ずかしながら，なかなか思いつきませんし，目の前の小さな問題を解決するのに手一杯の状況です。もともと，このゴールを設定できない人間がアカデミアに行ってはいけないと思っていました。ただ，やりながらそのうち思いつくだろうと思っていましたが，そう簡単ではないので，今は少し焦っています。
<br/>

<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
<a href="http://www.chem-station.com/chemist-db/archives/2007/09/-robert-burs-woodward.php">Woodward</a>先生です。Woodward先生が，もし現在の最新の有機合成手法をご存知だったら，例えば，いろいろな複雑な天然物合成をどんな風にお考えになるのか，特にいろいろな遷移金属触媒反応をどんな風に使いこなされるのか，お話を伺ってみたいです。
<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
実験ノートを開いてみたところ，2005年12月が最後ですね。このときは，卒業生の仕事を論文にまとめるのに必要だった化合物データを得るための実験のようです。
<br/>まともな研究実験は，さらに1年前の2004年12月が最後です。カルベン触媒でアルデヒドから発生させたアシルアニオン等価体を求核剤にしてクロスカップリングをやろうと試みていました。遷移金属触媒と有機触媒の協働作用の系をやりたかったんです。その後，似たようなコンセプトの仕事が少し出て来たので，止めました。最近，グループメンバーが減って，もう少し書き物を片付けたら時間も取れそうなので，実験を再開しようと思っています。
<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
うまく想像できない状況ですが，同じ本を繰り返し読んだことがないので，今なら司馬遼太郎さんの作品で，まだ読んでないものを持っていきます。音楽は，自分のパソコンのi-Tunes に入っているものをそのままi-Podに入れてとりあえず持っていきます。中身はいろいろです。あまりこだわりはありません。
<br/>

<br/>


<h3>Q. 次にインタビューをして欲しい人を紹介してください。 </h3>
<br/>
自分の恩師の先生方，すでにインタビューを受けた先生方，お名前の挙がっている先生方を除いて，私が尊敬している先生を挙げさせていただきます。
<br/>少し世代が違いますが，三浦雅博先生（阪大）。C–H活性化が大ブームですが，世界中で多くの人が三浦先生のパラジウムやロジウム触媒系を利用しています。こんな風に，みんながこぞって真似をしてくるようなテーマを自分で立ち上げたいですね。それから山子茂先生（京大・化研）。何年かおきに全く新しいテーマに取り組んでおられて，それがまたどれもすごくユニークで，研究スタイルとして理想像だと思っています。
<br/>


<br/>
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<br/>
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<br/>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第14回「らせん」分子の建築家ー八島栄次教授</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chem-station.com/interviews/2011/11/14.html" />
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    <published>2011-11-29T00:27:01Z</published>
    <updated>2011-11-29T07:35:33Z</updated>

    <summary><![CDATA[ 	&nbsp; 	　さて、第14回目は現在最も推薦者の多く（第2回伊丹健一郎教...]]></summary>
    <author>
        <name>ブレビコミン</name>
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    </author>
    
        <category term="Japanese" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="ポリマー" label="ポリマー" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="有機化学" label="有機化学" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="高分子" label="高分子" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    


<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/eiji_yashima.png' />
]]>
<br/>
<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
<![CDATA[<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	　さて、第14回目は現在最も推薦者の多く（<a href="http://www.chem-station.com/interviews/2010/08/post-3.html">第2回伊丹健一郎教授</a>、<a href="http://www.chem-station.com/interviews/2010/09/post-7.html">第5回浜地格教授</a>、そして前回の<a href="http://www.chem-station.com/interviews/2011/11/13.html">第13回相田卓三教授</a>）大人気の<a href="http://www.chem-station.com/chemist-db/archives/2009/02/-eiji-yashima.php">八島栄次</a>先生（名古屋大学）です。実は１年ほど前にオファーさせていただき、ご快諾を得ましたがご多忙でなかなか実現しませんでした。この度<a href="http://www.chem-station.com/chemist-db/archives/2008/09/-takuzo-aida.php">相田卓三</a>先生のプッシュと、ある学生に「楽しみにしているので早く書いてください！とせがまれ（本人よりお聞きしました）、満を期して登場していただきました。</p>
<p>
	コイル、階段、建築物、DNAと「らせん」という構造は人々の心を魅了するカタチと機能を有しています。八島先生はそんな<strong>「らせん」構造の分子レベルでの&quot;建築家&quot;</strong>であり、興味深い研究で人々を魅了しています。人柄も抜群でステキな化学者です。</p>
<p>
	八島先生はどのように研究に興味をもち、どのように展開していきたいのか。ぜひ御覧ください。</p>
]]>


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
小さい頃からデッサン（当時はクロッキーと呼んでいました）が好きで、よく祖父や祖母の顔や姿を墨汁とお箸の先を削ったペンで描いては「上手だね」とおだてられてはお小遣いをもらい、それが嬉しくていろいろな人のクロッキーをしていたことを憶えています。中・高とバスケットボールに明け暮れる毎日が続き、そろそろ受験にさしかかった頃、デッサンが受験科目にある建築学科を第一志望にしました。美術の先生についていろいろと教わりましたが、いろいろな事情もあって、結局、第二志望の合成化学科に入学することになりました。<br/>
　化学（実験）が面白いと感じ始めたのは、４年生になって、結城先生・畑田先生の講座に配属されてからだったと思います。これも第一志望の講座ではなかったことも、今後の人生を大きく左右することになりました。当時、助手をされていた<a href="http://www.chem-station.com/chemist-db/archives/2009/02/-yoshio-okamoto.php">岡本佳男&nbsp;</a>先生の下で「不斉選択重合」の研究を始め、少しずつ実験の面白さに目覚めてきました。当然、修士で卒業し会社に行こうと思っていた矢先、思いがけず岡本先生から「博士に行ったらどや、どや、どや？」と熱烈なお誘いを頂き、余り深く考えずに博士課程に進学しました。それでもアカデミックに行こうとはさらさら思っていませんでした。実験は好きで相当やりましたが、それでも画期的といえるような成果は出せず、悶々とする中で、博士２年の時に、鹿児島大学の助手にならないかというお誘いを明石満先生から頂き、有り難くお受けしたことを憶えています。思えばこれが大学に残るきっかけとなりました。</br>
　鹿児島での５年間は、良い学生にも恵まれ、また、明石先生の懐の深い明るい人柄のお陰もあって、これといった成果は残せなかったものの私の研究者人生にとって、大変有意義な５年間となりました。この間、米国にも留学し、遺伝子工学を学ぶ機会にも恵まれたことはその後の研究に間接的ではありますが、大いにプラスになりました。明石先生からは<strong>「八島さんの鹿児島での最大の成果は嫁さんを見つけたこと」</strong>と言われ返す言葉がありませんでした。その後、恩師の岡本先生とまた、ご一緒する機会にも恵まれ、現在に至っています。思い起こしますと<u>決して自分の意志で自分の道を決めて来たわけではなく、時々のいろいろな選択肢のある中で偶然とは言え、岡本先生や明石先生らとの出会いがあり、これがなければ、大学に残って化学者の道を歩むことも決してなかったと思います。</u>
<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
もし、初志貫徹するだけの勇気と自信があれば、多分、今でもスランプの時に思い描く、建築家（？）になっていたような気がします。ただ、どうひいき目に見てもそのようなセンスがあるとは思えず、学生さんらとわいわいがやがやできる今の職業に就けて良かったと今では思っています。周りに流されてたどり着いた道ですが、人生とは得てしてこんなもんではないでしょうか。興味と好奇心は後から付いてくるもののような気がします。
<br/>

<br/>


<h3>Q. 現在、どんな研究をしていますか？また、どのように展開していきたいですか？ </h3>
<br/>
<strong>「らせん」</strong>の形をした分子や超分子、高分子の合成と機能の開発に取り組んでいます。らせん高分子の先駆者である岡本佳男先生、Mark Green教授、Roeland Nolte教授ら偉大な先達の先生方との出会いもあって、この世界にのめり込んでいます。<br/>
70歳を過ぎようとしておられる（過ぎておられる？）にも関わらず、いまだに現役で子どものような好奇心に満ちあれた独自の研究を続けておられる先生方を見ては、自分には到底真似できないと感じます。<br/>今は、「二重らせん」に興味があり、いろいろな二重らせんを作っています。不斉触媒や分子バネとしての機能も付与できたりして、ワクワクしています。この何とも言えない小さい喜びがあるから、研究を続けられます。<strong>「らせんを究める」</strong>といろいろな機会に書いたりしていますが、まったく青写真がありません。ただ、将来は、天然物を一切使わずに、人工らせんを使った自己複製の完成を目標にしていますが、どうなるんでしょうか．．．
<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
JIN（仁）に触発されたわけではないですが、タイムスリップすることができれば、江戸時代後期の化学者やお医者さんらが実験や治療をしている様子を見てみたいと思います。知識だけは当時を遙かに上回るものがある反面、分析や合成の多くを高価な装置や市販品に頼っている現在、当時にいきつけたとして、いったい我々に何かできるのか？日本の先駆者たちの当時の熱い思い、好奇心、発想などを垣間見たいです。
<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
かなり前のことで記憶が定かではありませんが、30代半ば、多糖誘導体をTLCプレートにのせ、それを使った光学分割だったように思います。NMRが好きで、二次元NMRを使った構造解析などは研究室を持つまでは自分でもやっていたように思います。学生時代、午後5時を過ぎ、クーラーが切れた真夏の汗ばむ中でアニオン重合をしていた時が懐かしいです。
<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
ビートルズの赤盤・青盤、それに、ゴルゴ13全巻でしょうか。自宅に化学の蔵書がほとんどなく、家族、特に子ども達はわたしの職業を誤解している可能性があると危惧しています。
<br/>

<br/>


<h3>Q. 次にインタビューをして欲しい人を紹介してください。 </h3>
<br/>
京都大学の澤本光男先生をご推薦します。我々の間では「ドン・ガバチョ」先生と呼ばれています。とても近寄りがたい威厳に満ちあふれた雰囲気がありますが、実はお茶目な一面もお持ちの先生です。
<br/>


<br/>
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<br/>
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<br/>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第13回　次世代につながる新たな「知」を創造するー相田卓三教授</title>
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    <id>tag:www.chem-station.com,2011:/interviews//40.7424</id>

    <published>2011-11-24T03:56:00Z</published>
    <updated>2011-11-24T05:11:46Z</updated>

    <summary><![CDATA[ 	&nbsp;代表のサボりで前回から長らく時間が空いてしまいました。この度、再...]]></summary>
    <author>
        <name>ブレビコミン</name>
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    </author>
    
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    <category term="有機化学" label="有機化学" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="高分子化学" label="高分子化学" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    


<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/takuzo_aida.png' />
]]>
<br/>
<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
<![CDATA[<p>
	&nbsp;代表のサボりで前回から長らく時間が空いてしまいました。この度、再び何人かの著名な化学者にインタビューをお願い致しましたのでこれからしばらく継続したいと思っています。</p>
<p>
	さて、研究者へのインタビュー（日本人化学者へのインタビュー）第13回目は、第5回目の<a href="http://www.chem-station.com/interviews/2010/09/post-7.html">浜地格</a>先生からの紹介で東京大学大学院工学研究科の<a href="http://www.chem-station.com/chemist-db/archives/2008/09/-takuzo-aida.php">相田卓三</a>先生です。相田先生は研究の「表現力」が大変豊かな化学者です。それは氏のプレゼンテーションにも溢れており、高分子化学という一見マクロな化学をバックグラウンドに武器としてもち、様々な光捕集デンドリマー、分子ペンチ、グラファイトおよびタンパク質ナノチューブなどというナノ世界の新材料の創造を成し遂げています。最近合成に成功したアクアマテリアルに関しては当サイトでも紹介させていただきました（記事：<a href="http://www.chem-station.com/blog/2010/02/95.html">95%以上が水の素材：アクアマテリアル</a>）。どうして化学者になったのか？そこから始めたいと思います。</p>
]]>


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
化学は得意な科目でしたが、化学の道に進むつもりは毛頭ありませんでした。なぜなら、当時、化学および化学産業は即「公害」だったからです。思いもかけなかった事情で「工学部の化学」に進んでしまったとき、「人生なんてこんなもんだよ」と達観せずにはいられませんでした。<br/>私は、学生運動がおさまった後のノンポリ世代（表現が古すぎる）で、その当時、「煩わしいことは抜き」という退廃的な雰囲気がキャンパス内に溢れていました。それでも、一年間全く勉強などしない退廃的な生活をすると、さすがに揺り戻しがあるもので、やめるか続けるかの選択を自分ですることになりました。結論は、本当に好きなのか嫌いなのかをはっきりさせるために勉強してみようーーでした。<br/>次第に化学がおもしろくなり、４年生の時に物理化学の研究室に入りました。そこで、完全に自信を失い、再び迷走しそうになったわけですが、大学院で現職の大学に進学し、恩師である井上祥平先生と鶴田禎二先生に巡り会い、研究のおもしろさと醍醐味を教えていただきました。<br/>博士課程に進学しましたが、それでも大学に勤めるつもりはありませんでした。しかし、博士課程二年の秋に小さいながらも「発見」に遭遇し、期せずして体が震える経験をしました。その瞬間、人生の方向が決まったように思います。<br/>必要な実験を終了した後、朝帰りの自転車を運転しながら、これほどまでに自分を感動させることがあるなら、これからもこんな生活を続けたい、と強く思ったことを今でも覚えています。幸い、学位取得後に助手に採用いただき、今に至っています。人との出会いも含め、一歩間違えば、全く異なる人生が待っていたことは事実です。

<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
Angewandte Chemieのインタビューに対して「高校の時は歯医者になりたかった」と書きましたら、ずいぶん反響（まじー？）がありました。<br/>親戚に医歯薬系が多く、その中でもっとも楽ちんに見えた歯医者が自分に向いているかもしれないと、ナマケモノの習性として直感していたのかもしれません。<br/>しかし、人の口の中をのぞいて一生を終わるような仕事（砂糖水を売って一生終わるのか？：はJobsがScullyをペプシから引き抜いた時に使った有名な台詞です）につかなくて良かった（自戒を込めて、あえてこのような表現にさせていただきました）と、今では思っています。
<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.概して化学者はどのように世界に貢献する事ができますか？</h3>
<br/>
最近「役に立つ」という言葉が若干誤解されていると思います。「私は世の中の役に立ちたいので企業に就職します」と威勢良く旅立っていく学生諸君が企業に入ってわかることは、「企業は営利追求団体だ」ということです。良いものが売れるわけではなく、これだと思って一生懸命開発したものが「高い」というだけで自社技術として採用にならないことは少なくありません。<br/>一方、化学者としての活動は、<em>文化、言語、地域を越えて、より多様な形で物質や原理に関する新たな価値を提案すること</em>だと考えています。そこには、本来、経済的な束縛は無いはずですので、良いと信じていることをとことん追求することができます。その結果、世界の不特定多数の方々から、直接的に、あるいは間接的にフィードバックをいただくことになります。これは役に立たない活動でしょうか？　<br/>惜しむらくは、化学で感動するのに、受ける側にも基本的な知識が必要になる場合が少なくない、ということです。絵画や音楽は人の直感に訴えますので、感動するのに基礎知識や経験を必要としません。これは大変うらやましいことです。
<br/>
<br/>
ちょっと一言：「すぐに実用になること」に高額の研究資金が流れる昨今の風潮に若干首をかしげています。それは既存の知識を組み合わせることなしでは達成しずらく、言い換えると、アイデア消費型の研究活動だといえます。もう後先ないならこれでもいいのですが、<strong>膨大な資源を消費している２１世紀に生きる大学の研究者であるが故に、次世代につながる新たな「知」を創造する責務がある</strong>と思うのです。「知」も消費するなら、何も残せません。

<br/>

<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
F1レーサーのアイルトン・セナかAppleの創設者Steve Jobsです。理由は明確で、少なくともあるひととき、自分と同じ時代を生き、<strong>「不可能を可能にする瞬間」</strong>を身をもってみせてくれたことです。彼らが達成したことは、フィクションではなく、現実そのものです。「そんなこと、できるのか」といった不毛な議論をするのではなく、そのものずばりを見せることが最大の説得力であることを見せつけた点が、すごいですね。<br/>但し、夕食をともにするチャンスをいただいても、食事がのどを通らないでしょう。
<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
最後の実験からすでに２０年以上たっていることは間違いありません。測定機器がアナログからデジタルに急速に移行した時代でして、測定装置の前で、操作方法が分からずにギブアップしたことを覚えています。
<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
本や音楽は必要ありません。その希有な環境をそのまま楽しみたいと思います。

<br/>

<br/>


<h3>Q. 次にインタビューをして欲しい人を紹介してください。 </h3>
<br/>
名古屋大学の八島栄次先生か東工大の彌田智一先生です。許されるならコテコテの「関西弁」にてご寄稿いただければと存じます。八島先生は、関西プロレスの「えべっさん」に関する造詣がとても深い方です。彌田先生は、友人の間では「組長」と呼ばれています。お二人とも破壊的な行動力を持っています。<br/>


<br/>


<br/>
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<br/>
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<br/>
    </content>
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<entry>
    <title>第22回　化学の複雑な世界の源を求めて　-　Lee Cronin教授</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chem-station.com/interviews/2011/11/22lee-cronin.html" />
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    <published>2011-11-21T02:31:10Z</published>
    <updated>2011-11-21T02:31:35Z</updated>

    <summary><![CDATA[ 	&nbsp; 	第22回はグラスゴー大学化学科のリー・クロニン教授です。クロ...]]></summary>
    <author>
        <name>せきとも</name>
        
    </author>
    
        <category term="Reactions" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    


<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/Lee_Cronin.png' />
]]>
<br/>
<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
<![CDATA[<p>
	&nbsp;</p>
<p>
	第22回はグラスゴー大学化学科の<a href="http://www.chem.gla.ac.uk/cronin/" target="blank">リー・クロニン教授</a>です。クロニン教授は機能性分子および材料の設計とその合成を研究されており、特に無機クラスター、配位子設計、そして化学(によって観察できる現象)の複雑性とその起源に関心があるそうです。それではインタビューをどうぞ。</p>
]]>


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
純粋に興味からです。ずっとサイエンティストになりたかったのですが、生物はサイエンスというよりも分類学に思えましたし、物理はなんだか特殊な状況の非現実的な事柄を研究しているように思えたこともあって、化学に辿り着いた感じですね。化学者の仕事は雑多で、(しかし)数えることができて、なんなら物理学者を手伝う事もできるわけです。例えばそういう雑多な研究の結果に出来た我々の化合物が、量子スピンチューブであることが判明しています。
<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
本当に他には何も思いつきません。サイエンスをすることが許されて、しかもそれで給料が貰えるなんてことは本当に素晴らしい。どうしても他に何かしなければいけなかったら、モダンアート専門のアーティストか数学者を目指しますかね。両者は全くの別物ですが、どちらも創造性と想像力に委ねる仕事という事です。
<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.概して化学者はどのように世界に貢献する事ができますか？</h3>
<br/>
基礎分野を研究し続け、己の興味に従ってそれを突き詰めることだと思います。近頃の"役に立つ研究をしなければいけない"というプレッシャーは、本当に世界を変えるような、とてつもない発見を逃してしまう危険性を帯びています。例えば水の確保や、エネルギー問題、地球温暖化だとかいうような人類が直面している大きな問題を化学が解決しなければいけないという状況は本当に深刻になっています。エネルギー問題も地球温暖化も、私にしてみれば一つの同じ問題に見えるのですけどね。どうして二酸化炭素を水と共に固定化して、もちろんそのプロセスは光エネルギーで回して、それでもって炭水化物を燃やしても"二酸化炭素酔い"にならないようなマテリアルをデザインしようとしないのか。もちろん、自然界では既にそういうことをしてくれているわけですが、我々がしなくてはならないことは、そのプロセスをスピードアップして、消費した炭水化物をすぐさまそうであったように作りなおすことです。実際私はメタノールを合成することを目指しているのですよ。ここまでにもう随分たくさんのメタノールを燃料電池で燃やしてしまっていますからね。<br><br>

化学者はあるいは人類の最も興味深い謎の一つを解き明かす力になれるかもしれません。この世界の複雑さ、物事の発生の過程、私たちを生命の源とは何なのか、どこから来たのか。これは大きな疑問ですが、でも私はこういうことも可能だと考えています；ケミカルスープ(訳者：化合物をいろいろ混ぜあわせた溶液、をこう言っているのだと思います)から原始的な化学電池を作り出して、それは数百時間という程度であれば生きていると見なせるような。それから誰かに無限に長いカーボンナノチューブを作って欲しいですね。それでスペースエレベーターを作って、大きなロケットなんて使わずに皆で宇宙観光ができたら。
<br/>

<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
本当にたくさんのディナーをご一緒したい人たちがいますね。<i>Bill and Ted's excellent adventure</i>(邦題：ビルとテッドの大冒険、訳者注：タイムマシンで偉人達を現代に連れてきて歴史の試験をパスしようとするコメディ映画。若き日のキアヌ・リーブスが出ています。続編アリ。)に飛び込んで、電話ボックス型タイムマシンで全員ウチのディナーパーティに招待なんてしていいですか？ニュートンとアインシュタインが会ったらどうなるか、面白いですよね。
<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
数週間前に遷移金属クラスターのナノスケールでの自己集積を調べる際に、低温スプレーイオン化質量分析を使いました。素晴らしかったですね、ちゃんと使えたんですよ。普段私が実験室に入ると、研究室のメンバーは私を手伝うためにてんてこ舞いですが…
<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AA%E3%82%AF%E3%83%AA" target=blank>ベン・オクリ</a>の「満たされぬ道」(原題：The Famished Road)です。本当に良い本で、もうこれまでに何度も読み返しましたが、これから先に何度読んでもきっと飽きることは無いでしょう。音楽CDは何を持っていくかちょっとわかりませんね。とりあえず裏がピカピカ反射するような、それで通りすがりの客船にでもシグナルを送って島から助けてもらうのに使えるようなCDを持って行きます。もしCDプレイヤーを動かすためのバッテリーや太陽電池を持って行ってもよいのなら、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4" target="blank">Coldplay</a>か<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%82%B9" target="blank">Philip Glass</a>あたりから気分で選びます。
<br/>

<br/>



<br/>
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<br/>
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    </content>
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    <title>第21回　バイオインフォ-マティクスによる創薬 - Heather Carlson</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chem-station.com/interviews/2011/10/21heather-carlson.html" />
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    <published>2011-10-24T12:56:43Z</published>
    <updated>2011-10-24T16:27:50Z</updated>

    <summary> 久々の更新。間があいてしまって申し訳ござません。第21回目はミシガン大学アナー...</summary>
    <author>
        <name>せきとも</name>
        
    </author>
    
        <category term="Interview Links" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
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<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/heather_carlson.png' />
]]>
<br/>
<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">

久々の更新。間があいてしまって申し訳ござません。第21回目はミシガン大学アナーバー校、カレッジオブファーマシーのヘザー・カールソン教授です。カールソン教授は理論化学、タンパク質とその配位子間にある相互作用のコンピューターモデリングがご専門で、主にバイオインフォマティクス的アプローチによる分子認識の解明と、それを応用した創薬探索に取り組まれています。それではインタビューをどうぞ。


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
高校の化学の先生が素晴らしい方で、多くのindependent study(＝提示された課題を個人で学習/研究するスタイルのコース)に取り組む機会をくださいました。カレッジ時代の物理化学の先生もとても良い先生でしたね。元々数学と化学が大好きだったのですが、私はこれら2つの学問は全くの別物だと考えていました。その2つが一体となった理論化学を恩師に紹介され、そしてコロっと引っ掛かってしまいました。
<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
もし自分に才能があったらの話ですけど、ROCK STAR！しかしそういう才能は持ちあわせておりませんので、たぶん統計学の研究者にでもなっていたかもしれません。大学院へ進む際に、統計学の道も考えていたのです。当時、統計学者にできることは実務だけでなく、情報学の分野を新たに開拓していくこともできると教わりました。今ではこうして少しだけ齧ることもできて幸せです…ロックスターの道ではなく、情報学を。
<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.概して化学者はどのように世界に貢献する事ができますか？</h3>
<br/>
自身のフィールドの話ですが、私たちは異分野の研究者達と共にチーム一丸となって新たな医薬品となりうる分子を探索、開発しています。これは一つの、とても意味のある探求の姿だと思っています。
<br/>

<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/ハワード・ヒューズ" target=blank>ハワード・ヒューズ(Howard Hughes)</a>、ですね。彼は非常に才能豊かな人物で、また彼の精神的病を治療できる手段が無かったことが残念でなりません。同様の理由で、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/エイブラハム・リンカーン" target=blank>エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)</a>にも会ってみたいです。彼らは当時では不治の、徐々に人を弱らせていく病気を抱えながらも、大きな成功を成し遂げた人達ですから。
<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
数ヶ月前、 <a href="http://en.wikipedia.org/wiki/De_novo_protein_structure_prediction" target=blank>de novo構造</a>に基づくドラッグデザインをしました。よりよりHIV-1プロテアーゼ阻害剤の開発のために。学生がそのデザインを用いた動的シミュレーションを行っているのですが、ちょうど今その論文を書いているところです。
<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
CDはU2の「The Joshua Tree」 か、the Black Crowesの 「Shake Your Moneymaker」です。古いですか？本は、家族のフォトアルバムを持っていきます。きっと夫と息子のことが恋しくてたまらなくなると思いますから。
<br/>

<br/>



<br/>
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<br/>
    </content>
</entry>

<entry>
    <title>第20回　超分子から高分子へアプローチする ― Stuart Rowan教授</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chem-station.com/interviews/2011/07/20.html" />
    <id>tag:www.chem-station.com,2011:/interviews//40.7222</id>

    <published>2011-07-28T13:32:02Z</published>
    <updated>2011-10-24T12:37:29Z</updated>

    <summary><![CDATA[ 	&nbsp; 	第20回目は、ケース・ウェスタン・リザーブ大学のスチュアート...]]></summary>
    <author>
        <name>suiga</name>
        <uri>http://blog.goo.ne.jp/sugaiblog/</uri>
    </author>
    
        <category term="Reactions" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="高分子　ポリマー　超分子" label="高分子　ポリマー　超分子" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    


<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/stuart_rowan.png' />
]]>
<br/>
<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
<![CDATA[<div style="text-align: center; ">
	&nbsp;</div>
<div>
	第20回目は、ケース・ウェスタン・リザーブ大学のスチュアート・ローワン教授です。超分子ポリマー・自己修復材料・金属含有ポリマー・ゲルなど、超分子化学を用いた高分子材料の分野を幅広く研究されています。最近も、Natureに光で修復可能な超分子ポリマーを報告されています（<a href="http://www.nature.com/nature/journal/v472/n7343/full/nature09963.html" target="_blank">こちら</a>）。</div>
<div>
	&nbsp;</div>
]]>


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
<p>
	僕が化学者を選んだわけじゃなくて、化学が僕を選んだんだ。月並みな言い方かもしれないけど、高校で化学だけが自然と頭に入ってきたんだ。</p>

<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
<p>
	何をしたらいいか、ぜんぜん分からないね。表面的な人になっちゃうかな？そんなの僕じゃないね！スコットランド人なら誰でもなりたがる、ウィスキーの蒸留所のオーナーになりたいとも思わないなあ。</p>

<br/>

<br/>


<br/>


<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
<p>
	（スコットランド王の）ロバート１世。なぜかって？彼の物語を聞くのが大好きだったんだ。あるいは、ロバート一世みたいに、一緒にいて面白そうな物語上の人物がいいね。僕がスコットランド人だってことを思い出せば、それに該当する人が大勢いることが分かるはずだよ。</p>

<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
<p>
	だいたい６年前かな。ジイミド還元がpoly(p-phenylene ethynylene)からpoly(p-xylene)への変換に使えないかと思って、同僚のクリス・ウェーダー(ケース・ウェスタン・リザーブ大学教授)の研究室に行ったときだね。簡単な反応で、最初から上手くいったんだ！その後すぐにMacromoleculesに論文を出したね。</p>

<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
<p>
	僕の気分によって何を選ぶかはかわっちゃうだろうから、難しい質問だなあ。レディオヘッドのCDからなら、「ザ・ベンズ(The Bends)」を選ぶね。本なら&rdquo;「砂漠の島でのサバイバル術」&rdquo;だ。これは質問の意図に合っていないだろうけれど、「ザ・ベンズ」を聞くためにはなるべく長く生き延びなきゃならないからね。そんな本が持ち込み禁止なら、リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子(The Selfish Gene)」を選ぶね。僕が生き延びることができるくらい、僕の遺伝子が利己的だといいけど。<br />
	<br />
	※このインタビューは2007年6月6日に公開されたものです。<br />
	<br />
	<br />
	光で修復する超分子ポリマーの動画です。ローワン教授が出演しています。<br />
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    <title>第19回 有機エレクトロニクスを指向した合成 - Glen Miller</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chem-station.com/interviews/2011/06/19-glen-miller.html" />
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    <published>2011-06-12T18:57:34Z</published>
    <updated>2011-10-24T16:25:27Z</updated>

    <summary>  第19回はニューハンプシャー大学化学科、マテリアルサイエンスプログラムのGl...</summary>
    <author>
        <name>せきとも</name>
        
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<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
 

第19回はニューハンプシャー大学化学科、マテリアルサイエンスプログラムのGlen Miller教授です。Miller教授はフラーレンやカーボンナノチューブを扱った有機エレクトロニクスの研究など、有機化学とナノテクノロジーの複合領域で数々のプロジェクトに携わっています。それではインタビューをどうぞ。
 


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
14,5歳のころ、自分はジャーナリストになるのだと考えていました。その時すでに、地元紙のスポーツリポーターとして働いた経験があったのですよ。大学へ進学したらジャーナリズムを専攻しようと、そういうプログラムのある学校を既に調べ始めたりしましてね。ところが高校の進路指導の先生が、化学を履修するように進めてきたのです。ただ、大学へ入るための内申書をよく見せるために、と。あとは歴史の授業も取るように言われました。高校の化学の先生(Mr. Donohue, East Syracuse-Minoa High School)は本当に最高の先生で、ほとんど一瞬の内に「化学こそが私に向いている」と気づいてしまいました。もう一つの大きなターニングポイントは、化学科の学生として大学に入った後にありました。Petr Zuman教授の下で研究を始めたこと、この時の経験が、私に全く新しい世界を見せてくれました。その世界が、何年も何年も経ったとしても、私を興奮させ続けてくれます。
<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
先程の私の答えからして、きっとジャーナリストと答えるのだろうとお考えでしょうが、実は考古学がセカンドチョイスです。私は数年来、歴史に大きな興味を持ってきました。古代の歴史を解き明かす鍵を追い求める、というアイデアにはグッと来るものがありますね。もちろん三ヶ月も灼熱の砂漠で穴を掘り続けていれば、私の気が変わるには充分かもしれません。
<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.概して化学者はどのように世界に貢献する事ができますか？</h3>
<br/>
私の思うところ、シンプルに言えばそれはただ「卓越すること」。化学者という人たちはそもそも大変賢い。我々は挑戦的な問題に立ち向かい、時に医学、材料、エネルギーなど、様々な分野に影響を与えています。人類が長年向き合ってきた数々の問題解決(病気、化石燃料の枯渇、温暖化などの気候変化、飢餓...)に、化学者が寄与しないだなんて考えられません。ですから、我々ができる一番のことは、我々が行っていることに関してより卓越することです。結局のところ、我々は物理学者に多くの何かを期待することは出来ないのですから。:)　(←訳者注、欧文でのニコニコマーク)
<br/>

<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
アメリカ合衆国第2代目の大統領、John Adamsです。David McCulloughの書いたJohn Adamsの伝記を読み、私はハッとさせられました。底なしに魅了されてしまいましたね。できれば大統領を辞任した後のJohn Adamsとじっくり語り合ってみたい。彼は素晴らしく先見の明がある人間で、かつ知性も一級品でした。彼は国の統治、人権、そして繁栄という事柄についての根本的な問題を提起し論じているのですが、これらの問題は現代でもそのまま通用するものです。そうそう、Abigail Adams(John Adamsの妻)も晩餐に来てくれたりしたら、もっと良いですね。
<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
たしか6ヶ月前のデモンストレーション実験で、機械的な力を加えることで基板から基板へとカーボンナノチューブを移すことを見せようとしたのが最後です。私の周りには数人の学生がいて、(1)研究室で私と会って感動している者、(2)そんなことができるわけ無いと考え笑っていた者、がいました。幸運にも、AFMによって綺麗にナノチューブが移動したことを見せられました。それでも殆どの場合、"自分が何をやっているのかが分かっている人たち"に実験を任せてしまうものですが。
<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
本はまず、最新版の「マーチ有機化学」を持って行くと思います。砂の上に構造式を描きながら、きっとこの本から何かインスピレーションを得ることが出来るでしょう。CDは"Faith Rewarded: The Historic Season of the 2004 Boston Red Sox"です。もし永遠に無人島から救出されなくても、こうして人類のスポーツ史上最も偉大なチームによる、最も偉大な復活劇を思い出し続けることができるのですよ。そして、私はもちろん他人の不幸を見て喜んだりはしないのですが、この歴史的な功績に限って言えば、「チーム名を言うのも憚るとあるチーム(※訳者注：NYヤンキースのコトかと)」の悲惨な崩壊も決して忘れません…決して。ニューハンプシャーはボストンからほんの一時間も北に行けば着くのです。
<br/>

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    <title>第18回　出版業務が天職 - Catherine Goodman</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chem-station.com/interviews/2011/06/18-catherine-goodman.html" />
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    <published>2011-06-10T16:01:41Z</published>
    <updated>2011-06-10T16:03:20Z</updated>

    <summary>第18回もNature Chemistry Blog執筆陣からの登場、Cathe...</summary>
    <author>
        <name>せきとも</name>
        
    </author>
    
        <category term="Reactions" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    


<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/catherine_goodman.png' />
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<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
<![CDATA[<div><br /></div>第18回<b>も</b>Nature Chemistry Blog執筆陣からの登場、Catherine Goodman博士です。Goodman博士はNature Chemical Biologyのシニアエディターでもあります。文章を読むことでお金を貰えたら最高、と考えていたらしいGoodman博士にとって、自然科学論文誌、しかもNature系雑誌の編集者というのは天職なのでしょう。日本語の勉強もしているらしい彼女。それではインタビューをどうぞ。]]>


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
<a href="" target=blank>前回のJosh(Joshua Finkelstein氏)</a>と同じく、私も<i>ゲーム終盤</i>まで化学に興味なんてありませんでした。高校のサイエンスのクラスはそんなに感動的な物ではなかったし、と言っても、私自身がカレッジ入学した時に(サイエンス全般を)嫌いだなんて思わなかった程度には充分面白いものだったんでしょうね。あれは学部1年生の化学のクラス、今までで最高の先生、<a href="http://chemistry.rice.edu/FacultyDetail.aspx?RiceID=603" target=blank>John Hutchinson</a>先生による、ソクラテス式問答法(Socratic method:問に対して各々がその考えを発言し、生徒達全体で討論をしながら進めていく授業方式。)スタイルの授業によって、私の興味は化学へと向き始めました。クラス全体を通して素晴らしいものでしたけれど、私の"<i>eureka!</i>"(=なるほど！そうか！) の瞬間は「どのように石鹸が効くか」...と聞くとアホらしいですが、物理現象があんなにも味わい深くエレガントに説明できるという事実に、私の心は自然科学の道へと導かれていったのです。
<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
そうですね、これは長らく言い続けてきたことなのですが、文章を読む仕事でお金がもらえたら最高だなと考えていました。ですからこの仕事に就いていなかったとしたら、他のチョイスは明確で、いわゆる「普通の」出版社の編集者です。面白おかしい物(例えばフィクションの物語ですとか)を読むような。他の、もっと他のギーク(geek＝オタク)っぽくない仕事なら、ダンサー…もちろん昔のようにスリムな身体に戻らなければならないことは分かっていますけど(あー、グアカモーレ(<a href="http://cookpad.com/recipe/299379" target=blank>アヴォカドを使ったメキシコ料理</a>)!!ダイエットの天敵だわ！)
<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.概して化学者はどのように世界に貢献する事ができますか？</h3>
<br/>
何をしていたってネガティブになる必要なんてなくて、多くの、普段特に何かを深く考えてることもなく生きているだけの人々でも私は皆貢献しているのだと思いますよ。なんとなくの成り行きでも(別に私がココでゴミをポイ捨てしたとしても)、どのように周囲の人に影響を与えていこうかと考えていても(えー、ここでこんな例を挙げるのはよろしくないのかもしれませんが、例えば私はブッシュのポリシーがどうかなんて真剣に考えたりはしません)。サイエンティストという人たちは、広い意味で、いつも注意深く物事を考えてそれなりに行動しようとしますよね。私はそんなサイエンティスト達が好きです。だから(特に化学者だけが、という事はありませんが)重要な、潜在的な化学者にできる貢献というのは、もっと人々が「考える事」を促すことだと思います。
<br/>

<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
それは故人でないといけませんか？<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%88_(%E3%82%B3%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%B3)" target=blank>ジョン・スチュワート</a>(→<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC" target=blank>The daily show with John Stewart</a>という番組で有名。コメディアン。)がいいんですけど。単純に夕食を共にするなら彼以上におかしそうな人が思い浮かばないので。
<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
去年の春(06年5月　※原文掲載は07年6月)です。私の作ったβペプチドがどういう構造をしているかを調べるのに、CDスペクトルと格闘しながらモヤモヤした数日間を過ごしました。本当に最後の「化学実験」はそれよりもほんの少し前のこと、<a href="http://www.chem-station.com/odos/2010/08/-diazomethane.html" target=blank>ジアゾメタン</a>を使ったαアミノ酸の一炭素増炭反応でβ化合物を作りました。一度も爆発事故を起こさなかった事が私の誇りです。
<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
私の姉妹に言わせると、私は本の虫だそうで、これは厳しい質問ですね。私自身、本が好きですし、一冊を読み終えるのにどんなに長くても一日も掛かりません(この才能を日本語の練習に活かしています)。たぶんJames ClavellのShogun、にすると思います。(Josh(先述の前回インタビュー回答者Joshua Finkelstein氏)は私がきちんと告白するべきだと思ってるんでしょうけど、実はこのShogun、25セントで買ったんですよ。300冊くらいの古本セールの中で見つけたんです。全部25セントだったんです。)もしくはシェイクスピアの全集にします。音楽CDはDave Matthews BandのCrashにします、たぶん。でも私が音楽CDを聞くのが好きなのは運転中なんですよ。だから無人島へ持って行っても意味が無いような…砂の上を走れるバギー(当然CDプレイヤー付き)も持って行ったらだめですか？
<br/>

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<br/>
    </content>
</entry>

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    <title>第17回　音楽好き化学学生が選んだ道...　Joshua Finkelstein氏</title>
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    <published>2011-05-20T02:39:24Z</published>
    <updated>2011-05-20T03:02:24Z</updated>

    <summary> 第17回目は、前々回のAndrew Mitchinson氏に続いて二度目のNa...</summary>
    <author>
        <name>せきとも</name>
        
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        <category term="Reactions" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    


<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/Joshuafinkelstein.png' />
]]>
<br/>
<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
<![CDATA[<div><br /></div> 第17回目は、<a href="http://www.chem-station.com/interviews/2011/02/15natureandrew-mitchinson.html" target="blank">前々回のAndrew Mitchinson氏</a>に続いて二度目のNature誌編集者の登場、ジョシュア・フィンケルシュタイン氏です。フィンケルシュタイン氏は(原文のインタビューが載っている)<a href="http://blogs.nature.com/thescepticalchymist/" target="blank">Nature Chemistry blog「the sceptical chymiste」</a>のレギュラー執筆陣の一人でもあります。それではインタビューをどうぞ。]]>


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
私の化学への興味は少々「遅咲き」でした。小さいころに化学の実験セットを持っていたわけでもなく、家のガレージで反応を試してみたこともありませんでした。高校の化学のクラスも特に楽しみではありませんでした(複雑な反応を上手く回せた時のあのフィーリングは好きでしたけれども)。ところが、<b>APクラス</b>(※)で素晴らしい化学の先生に出会ったのです。そして何の疑いもなく大学へ進学しました。大学へ入学してから、有機化学と生化学に興味を持つようになりました。化学者が生理活性のある分子をデザインし合成できること、それらの分子が複雑な細胞内でのプロセスに影響を与え時に創薬へと繋がることが、当時の私にはとても格好良いものに思えました。
(※<b>Advanced Placement</b>:=アメリカ合衆国の高校で実施されている特別クラス。大学の学部レベルの授業を受講でき、試験のスコア次第ではそのまま単位認定もされる。<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Advanced_Placement" target="blank">wikipediaの説明文(英文)</a>)
<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
Andy(<a href="http://www.chem-station.com/interviews/2011/02/15natureandrew-mitchinson.html" target="blank">先述のAndrew Mitchinson氏</a>)のように、私もおそらくミュージシャンですね。ドラム、ジャズピアノ、パーカッション、あと歌も歌います。(最近ギターも練習していますが、私の指の長さや形はギターには向かないようで…もっと練習しなくちゃだめかな？)大学院生のころはいくつかのバンドで演奏をしていまして(実験がうまく行かなくて精神的に参っている時など、バンドで演奏することで上手く気持ちを前向きにできました)今では近しい友達と汚く散らかった地下室で演奏するあの感覚がとても懐かしく思います。
<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.概して化学者はどのように世界に貢献する事ができますか？</h3>
<br/>
シンプルに答えるなら、まだ他の化学者が成し遂げていない科学的に重要なテーマを追求すること…言うは易く行うは難し、ですけどね。問題は、「なんで自分は今この実験あるいはテーマをやっているんだろう？」と考えることじゃないでしょうか。その答えが分かっている人は、概ね世界に貢献できているように思います。満足の行く答えが見つからない人は、ひょっとして研究テーマの変え時かもしれません。
<br/>

<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
サイエンティストを選ばなければならないのであれば、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0" target="blank">ライナス・ポーリング</a>と<a href="http://www.chem-station.com/chemist-db/archives/2007/09/-robert-burs-woodward.php" target=blank>ロバート・ウッドワード</a>。ここ十年かそこいらで成し遂げられた科学的成果について、彼らがそれらを聞いたら思うのかを訪ねてみたいですね。どんなジャンルの人でも良いのなら、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%83%89" target=blank>オスカー・ワイルド</a>と<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B3" target=blank>ジョン・コルトレーン</a>です。ワイルドは直に話したらきっととんでもなく面白い人だったと思うんです。コルトレーンとは50、60年代のジャズシーンの話を聞いてみたい。
<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
数年前のこと…ハッキリと何だったかは覚えていませんが、DNAグリコシラーゼが関係あったような…。
<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
どうせ持っていくのなら、今まで読んだ、あるいは知っているものの中で気に入った物を持って行きたいですね。トルストイの「アンナ・カレーニナ」か、(ウンベルト)エコの「フーコーの振り子」。音楽に至っては、シングルCD一枚でやっていけるとは到底思えないので、自分でミックスしたCDでもいいですか？だとしたら、ベートベンの第七交響曲の第二楽章、コルトレーンの「Giant Steps」、ディジー・ガレスピーに「A Night in Tunisia」、ベックの「Tropicalia」、レディオヘッドの(アルバム)Amnesiacから「Life In A Glass House」か(同じくアルバム)Kid Aから「Morning Bell」、スティーヴィー・ワンダーの「Superstition」、他にも何曲か…(iPodは素晴らしい！)
<br/>

<br/>



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<br/>
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<br/>
    </content>
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<entry>
    <title>第16回　結晶から結晶への化学変換 - Miguel Garcia-Garibay</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.chem-station.com/interviews/2011/04/16miguel-garcia-garibay.html" />
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    <published>2011-04-21T01:27:09Z</published>
    <updated>2011-04-21T01:28:00Z</updated>

    <summary>  少し間があきましたが、第16回目はカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UC...</summary>
    <author>
        <name>せきとも</name>
        
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<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/miguelGarciaGaribay.png' />
]]>
<br/>
<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
<![CDATA[<div><br /></div>
 少し間があきましたが、第16回目はカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)化学/生化学科教授のミゲル・ガルシア−ガリベイ教授です。ガルシア−ガリベイ教授は無溶媒系での立体選択的反応、および分子結晶マシンのご研究をされています。]]>


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
私はメキシコに居た当時、薬学/生物学専攻の学生でした。ある土曜日の朝、私は天然物化学を専攻していた友人に仕事を手伝ってくれないかと頼まれました。マニュアルを読み、友人の手を借りながら、私は水蒸気蒸留の器具を組立て実際にモノをフラクションに分け、友人が何か他の事をやっている間にそれをTLCで観察していました。これらすべての操作が私にはとても魅力的で楽しい物に感じられ、当日は午後から別の予定があったこともすっかり忘れて気がつけば夜になっていました。結局10時間ほど経っていたわけですが、大変充実した時間でしたね。その晩、気づいたのです。化学は全く<i>work</i>っぽくないな、と。(…workは大嫌い)
<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
考古学者でしょうね。穴を掘り、整理し、パズルを解いていく。私は歴史が好きなのです。
<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.概して化学者はどのように世界に貢献する事ができますか？</h3>
<br/>
世の中には化学者が解くべき問題や挑戦すべき課題が実に多くあります。それに対し、化学界にはより多くの才能や援助が必要です。化学者たちがその知識を広く一般に広めることをもっと重要視しなければ、逆に社会から大きな投資や援助を貰い受けることなど期待できるはずもありません。人は自分が理解できないものに投資などしないのですから。日々の化学を楽しむことに付け加えて、これだけ世間が化学のあらゆる面から離れてしまっていることに我々は責任を感じるべきですし、そこで何かをするべきだと思います。
<br/>

<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
レオナルド・ダ・ヴィンチ。彼はおそらく、有史以来最も才能あふれた人間でしょう。
<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
6年ほど前のこと、私たちのグループが分子結晶マシンの研究を始めた頃のことです。当時、このプロジェクトはとてもリスキーに思えたので、初めの実験は全て私が自分でやることにしていました。結局、何名かの学生がそれを引き継ぎ成功させたわけですが、実は未だに極低温下での発光スペクトル測定は私がやっています。私たちのグループでは15年モノの古い機器を扱っていて(それでもまだ良く動きますが)私はその機器し数少ないエキスパートの一人なのです。
<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
何度も読み返しに耐えうる本と言えば、詩集しかないでしょう。<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%80" target=blank>パブロ・ネルーダ</a>、<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%87%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%AB%E3%82%AB" target=blank>フェデリコ・ガルシーア・ロルカ</a>が好きです。CDなら中国語会話コースのものでも持って行きたいですね。皮肉なことに、私はスペイン語、英語、そして中国語という世界で最も多くの人口をカバーし得る言語を話せるのに、私の周りでは誰も中国語を話しません。中国語を勉強することは楽しいですし、良い暇つぶしになるでしょう。
<br/>

<br/>



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<br/>
    </content>
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    <title>第15回　有機合成化学者からNature誌編集者へ　−　Andrew Mitchinson博士</title>
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    <published>2011-02-22T00:56:47Z</published>
    <updated>2011-02-22T00:56:49Z</updated>

    <summary> Mitchinson博士は、世界の化学者インタビュー「Reactions」(当...</summary>
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        <name>せきとも</name>
        
    </author>
    
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    <category term="有機合成化学" label="有機合成化学" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    <category term="編集者" label="編集者" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
    
    


<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/andrrew_mitchinson.png' />
]]>
<br/>
<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
<![CDATA[<div><br /></div> Mitchinson博士は、世界の化学者インタビュー「Reactions」(当翻訳記事の原文)が掲載されている<a href="http://blogs.nature.com/thescepticalchymist/" target="blank">「The Septical Chymist (the nature chemistry blog)」</a>のレギュラー執筆者の一人です。編集者自ら質問に答えてみた第一号、それではインタビューをどうぞ。]]>


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
私が化学に本当にハマった原因は、子供の頃に買ってもらった(おもちゃの)化学実験セットだと思います。それで仕込んだ本当に一発目の実験で、あろうことかフラスコを吹き飛ばしてしまいました。今思えば、そんなことを格好いいと思っていたなんてちょっと恥ずかしいですけどね。(これから化学者になろうという皆さんへ：フラスコを吹き飛ばすことは格好良くもなければ賢いことでもありません)
<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
余暇には(ゴスペルの)クワイアに入って歌っているのですが、みなさんが想像するような堅苦しいものではないんですよ。流行りの歌を面白おかしくアレンジ(私がやります)して歌うんです。同様に「それらしい」真面目な歌も歌いますが。というわけで、お金の問題が一切無いのであれば、ミュージシャンとしてのキチンとした訓練を受けてその道でやっていきたいですね。
<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.概して化学者はどのように世界に貢献する事ができますか？</h3>
<br/>
便利な何かを創り出すこと。例えば何か良い薬を作って社会に貢献したい、という思いから製薬企業を選んだ化学者が大勢いることを私はよく知っています。自分が初のアルツハイマー治療薬を創りだした化学者になったとしたら？想像してみてください、とてつもなく素晴らしいことですよね。
<br/>

<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
(ヒーラ細胞の)<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9" target=blank>ヘンリエッタ・ラックス(Henrietta Lacks)</a>はどうでしょうね。世界初の「不死の細胞」を提供し続けています。彼女自身がその細胞によって薬学および生物学の研究に一体どれだけの貢献を果たして来たかを知る術はありません。それを知ったらどう思うか、ぜひ聞いてみたい。
<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
一年半前くらいだと思いますが、何だったか思い出せません。私は企業の有機合成化学者で、私がいた研究所は会社の方針で閉鎖され、350人にも及ぶ不要人員を生み出したのです。ですから当時は他に心配な事が多く有り過ぎて、どんな実験をしていたか、まったく印象に残っていないのです。
<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
英国人ならではのチョイスをご紹介しましょう。まず、本は「Behind The Scenes At The Museum」(Kate Atkinson著)。この本は家族生活のほろ苦い一面を主に子供の視点から書いたものです。音楽CDは「Tropical Brainstorm」、実力はあるのに評価されなかったシンガーソングライターKirsty MacCollの最後のアルバムです。(でも私の持っているMassive Attackのアルバム、「Blue Lines」も持って行きたいですね。)
<br/>

<br/>



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<br/>
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<br/>
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    <title>第12回　金属錯体から始まる化学ー伊藤肇教授</title>
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    <published>2011-02-17T00:32:27Z</published>
    <updated>2011-02-17T03:51:51Z</updated>

    <summary>　さて、第12回目は第5回目の寺尾潤先生からの紹介で、北海道大学工学研究科教授の...</summary>
    <author>
        <name>ブレビコミン</name>
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    </author>
    
        <category term="Japanese" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    <category term="有機合成化学" label="有機合成化学" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#tag" />
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<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/hajime_ito.png' />
]]>
<br/>
<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
<![CDATA[<div><br /></div>　さて、第12回目は第5回目の<a href="http://www.chem-station.com/interviews/2010/10/post-8.html" target="_blank">寺尾潤</a>先生からの紹介で、<a href="http://labs.eng.hokudai.ac.jp/labo/organoelement/" target="_blank">北海道大学工学研究科教授</a>の伊藤肇先生にインタビューをいただきました。伊藤先生は昨年教授に着任された新進気鋭の研究者で、講座としてはノーベル賞を受章した鈴木章研究室そして、その後を引き継いた宮浦研究室の後任です。非常にアクティブに研究をされていて、金属錯体（触媒）から新しい概念の触媒反応を開発や、ある錯体自身の面白い物性についても研究を行っています。それではインタビューを御覧ください。<div><br /></div>]]>


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
「科学者」になりたいということは子供の頃からの夢でした。どうしてそう思うようになったかは、覚えていません。大学受験までは、どの分野に進むかはあまり具体的に考えてなかった（わからなかった）のですが、京都大学の赤本の工学部合成化学科のところに、「パイオニアを目指すには最適です」と書いてあるのに惹かれてここへ入りました。この合成化学科は、六つの講座がすべて有機化学に特化している一方で、それぞれの講座の方向性がバラエティに富んでいるというユニークなところでした。<br/>四年生で伊藤嘉彦教授の研究室に入ったのですが、その当時の教官は玉尾皓平助教授、村上正浩助手、澤村正也助手。これら気鋭の先生方や野心に満ちた先輩たちが、いろんな局面で何をおっしゃるかということを通じて研究の考え方を学びました。研究室全体の雑誌会やサブグループごとの抄録会の内容も「ほかの人がまだ知らない面白いことを紹介しよう」という雰囲気があり、議論も高レベルでとても面白かったですね。こうした環境で勉強できたことが今の研究活動のベースになっています。これは化学者になった理由というより、化学者になれた理由です。今教育する側の立場に立っている訳ですが、学生さんにできるだけ良い学びの場を提供できたらと思っています。
<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
19世紀の探検家です。河口慧海やスヴェン・ヘディンのように、未開だった頃の中央アジアを探検してみたい。人が行ったことが無いところを歩くのは素敵やないですか？20年前の学部生時代に中国の新疆ウイグルや青海省をバックパックで旅したこともあります。もうできないので今は時々グーグルアースでチベット高原やタクラマカン砂漠を拡大して眺めて疑似体験しています。探検家の足取りを追うストリートビューできないかな？
<br/>

<br/>


<h3>Q. 現在、どんな研究をしていますか？また、どのように展開していきたいですか？ </h3>
<br/>
大きく二つあって、一つは銅触媒による有機ホウ素化合物、有機ケイ素化合物の新合成法の開発です。この研究を進めていくうちに、最近「直接エナンチオ収束」というコンセプト的に新しそうな不斉合成パターンが偶然見つかっています。これを一般化するのが当面の研究目標です。<br/>もうひとつは、機械的刺激で発光性が変わる性質（発光性メカノクロミズム）をもつ金錯体の研究です。この錯体も最初は学生さんが偶然見つけたのですが、ここからさらに「バルクの力と化学反応のリンク」という方向で研究を展開できないかと考えています。バルクの力はニュートン力学、化学反応は量子力学に支配されていますが、この二つをものすごく効率よくつなぐ方法ってあるんでしょうか？つまり筋肉の逆。この金錯体を手がかりに新しいコンセプトを見つけたいですね。でも長期的にはもっと違うことをやりたいと思っています。
<br/>化学にはまだ未知のポテンシャルがあるはずです。100年先には今よりずっと多くの研究分野が花開いていて、人類やその文明を支えているはずだと私は信じます。今、自分や学生さんが時折出くわす偶然の発見は、自然が分けてくれている未来へのヒントに違いありません。これを上手に読み解いて、あわよくば新しい研究分野を確立し、化学の多様な発展に貢献できたらと考えています。
<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
古代ギリシャ、ローマ時代の科学者、技術者たちです。アルキメデスのような名前が現代まで伝わっている方やそうでない方も含めてお話ししたい。Antikythera Mechanism の発見でわかるように、文献には具体的に残っていないけど、この時代には想像以上に高度な技術があったように思います。その中身を知りたいし、現代よりはるかに制限の多い紀元前後の環境で、高い技術を生んだ知力に触れてみたい。あと、北海道民ですので（ただし大阪出身）クラーク博士と竹鶴政孝氏（ニッカの創業者）にもお会いして一緒にジンギスカンを食べたいですね。
<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
合成実験は2009年の3月25日が最後です。論文を出す前に、再現性をもう一度最後に確認したものです。合成実験に関しては、腕の良い学生さんが揃っていて私の出る幕は少ないのですが、蛍光顕微鏡観察やSEM・AFM・X線構造解析はまだグループ自体で勉強中なので、ほぼ毎日自分でどれかやっています。
<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
本なら星図です。夜は星を見て暮らします。音楽は普段あまり聞かないんですけど、もし持って行くなら、Ridley Scott監督のGladiator か、テレビドラマのBattlestar Galactica（新しいほう）のサウンドトラックCD。サバイバル雰囲気を盛り上げたい。
<br/>

<br/>


<h3>Q. 次にインタビューをして欲しい人を紹介してください。 </h3>
<br/>
私をここへ紹介していただいた京都大学の寺尾先生をはじめ、いままでにとても優秀で尊敬できる多くの研究者の方々と出会いました。多くの先生方に共同研究を通じてご指導もいただいています。全ての方々を紹介したいのですが、それでは（幸福なことに）ちょっと多すぎるので、今回は、大阪大学の関修平先生と千葉大学の矢貝史樹先生のお二人をご紹介したいと思います。さきがけ研究「物質と光作用」を通じてはじめてお知り合いになり、研究やその他のアクティビテイで交流させていただいています。どちらの先生も美しくそして、化学の未来を感じるご研究をなされています。
<br/>


<br/>
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<br/>
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<br/>
    </content>
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    <title>第14回　有機合成「力」でケミカルバイオロジーへ斬り込む　- Joe Sweeney教授</title>
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    <published>2011-01-30T23:41:32Z</published>
    <updated>2011-01-30T23:41:46Z</updated>

    <summary> 第14回はレディング大学化学科のジョー・スウィーニー教授です。スウィーニー教授...</summary>
    <author>
        <name>せきとも</name>
        
    </author>
    
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<![CDATA[
<img src='http://www.chem-station.com/interviews/images/Joe_Sweeney.png' />
]]>
<br/>
<content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.chem-station.com/interviews/">
<![CDATA[<div><br /></div>

第14回はレディング大学化学科のジョー・スウィーニー教授です。スウィーニー教授は不斉反応と目的化合物の合成を指向した新たなプロセスのデザインとその遂行、そしてケミカルバイオロジー分野の研究をされています。究極の目標は、「世の中を良くすること」。<br />研究者たるモノ、人前で語れる己の哲学を持っている、という人は珍しく有りませんが（？）スウィーニー教授もその一人で、関心がお有りのありとあらゆることについてその哲学や信念を交え熱く語っておられます。それではインタビューをどうぞ。]]>


<h3>Q. あなたが化学者になった理由は？ </h3>
<br/>
特にこれと決めるのは難しいですが、秩序性、幾何学性、複雑性、対称性、そういった直感的な魅力ですね。化学だけがこれら全てを扱うことができ、さらにそうして学んだコトからそれまで存在し得なかった新たな分子を作ることができる。化学とは「合成」のサイエンス、あらゆる領域に於いて最も創造性あふれる学問だと思います。
<br/>

<br/>


<h3>Q. もし化学者でなかったら、何になりたいですか？またその理由は？ </h3>
<br/>
リバプールFCの攻撃的MFでキャプテン。ハイトン・ボーイ(※英国マージーサイド州リバプール近郊の住宅街が"Huyton")の一員になって、スティーブン・ジェラード(※同チームの有名プレイヤー)の仕事は私のモノ。…あ、現実的な仕事の話ですね？それならおそらく作家です。ほとんどの科学者の人たちはモノを書くのが好きなのでは？いくつか書き起こしてベストな文章を選ぶ、贅肉を削ぎ落とす、荘厳だが簡潔で、正確なフレーズにまとめ上げる。そんな作業だけで私は充分に満足です(これ以上のコトと言ったら、リバプールの試合を見ることくらいなものです)。そういうわけで、執筆作業は現実的な理想の一つです。フィクションもノンフィクションも同じくらい扱いたいですね。フィクションなら戯曲や短編長編含めた物語、ノンフィクションならサッカーモノ、政治や歴史、その他のサイエンスモノ全て。
<br/>

<br/>


<br/>


<h3>Q.概して化学者はどのように世界に貢献する事ができますか？</h3>
<br/>
人が世の中をより良くしようなどと話す時、結局のところ(民主主義)政治のほうが科学全般よりも大きな影響があるんですよね。もちろん化学もこれまでに幾千もの発見をし、「普通の」人々に貢献してきたわけですが。過去200年と同じペースで発見や発明を続けていけるとしたら、創造した新たな分子を使って人々の困難を取り除く(化学療法など)のみならず、社会に新たな快適さや余暇の楽しみ方(iPod、携帯電話、PSPなどのように)を提供していけるでしょう。発見や発明をし続けて、<b>そして</b>それら新たなモノを有意義に使い続けていけたら、それはつまり我々がしていることの意味や価値を社会に伝え続けることなのですが、人々の人生は良いものになっていくはずです。心配は要らないと思います。
<br/>

<br/>


<h3>Q.あなたがもし歴史上の人物と夕食を共にすることができたら誰と？またその理由は？ </h3>
<br/>
ジョージ・オーウェルです。理由が必要なら、もっと聞き出してくださいよ。OK,そこまで言うのなら<br>(a)当時の同世代では、彼こそが最高の作家であった<br><br>(b)彼が書いたことは遅かれ早かれ全て真実であった(※「animal farm」や「1984」など、登場人物が動物であったり未来を書いたフィクションの体をしていながら、現実に起きた/起こりうる社会の影を痛烈に批判しているコトを指す)<br><br>(c)彼は勇敢な人物で、遠い地で起きている紛争に彼自身の信念の為に参戦した(※スペイン内戦においてフランコ軍に対しマルクス主義者統一労働党の伍長として参戦。)<br><br>彼は博識で、そして真実の英雄です。<br>もしジョージ・オーウェルが歴史上の人物というには最近過ぎるというのであれば、アイザック・ニュートンです。だってニュートンですよ。まぁ光学の勉強のためにと言って自分の眼窩にピンを突き刺すような人物なら誰でも構いませんが。もしアイザックがアルケミー委員会で忙しければ、Shankly, Paisley, Busby, Stein.....(※順にビル・シャンクリー、ボブ・ペイズリー、マット・バズビー、ジョック・スタイン。皆、過去のリバプールFCの英雄的監督あるいは選手。)
<br/>

<br/>


<h3>Q. あなたが最後に研究室で実験を行ったのはいつですか？また、その内容は？</h3>
<br/>
ええと、7年くらい前です。不斉アザ・ダルツェンス反応でした。我々がキラルなアジリジン、とても有用な化合物ですよ、を合成するための手法として開発してきたものです。当時を思い出してみると、研究グループのAndy McLarenという男に彼の反応の収率について文句を言ったところ、だったら私が自分でやってみろと挑戦を受けたのでした。グループのメンバー全員がハゲワシのように私の反応を仕込む様子を見つめ、そのやり方にあれこれとヤジを飛ばしていました。それで結局、私は彼よりも高収率を得たのですよ、１％だけね、ハッハー！
<br/>

<br/>


<h3>Q.もしあなたが砂漠の島に取り残されたら、どんな本や音楽が必要ですか？1つだけ答えてください。 </h3>
<br/>
サイエンスとは本質的に社会性のある人間の領分です。個人よりも共同体を優先するが、システムはその最も弱い結合部が結びついている間しか機能しない。ニュートンの言う“shoulders of giants”もまんざらではありません(※Dwarfs standing on the shoulders of giants:自分たちは巨人(＝過去の偉人達)の肩の上に乗っている小人に過ぎない、先人たちの偉大なる業績の上に自分たちの研究が存在している、という意味)。加えて、私の経験からどなたかのお役に立てれば、人生を豊かにするために何をするべきかを決める手段となる信仰、それは知識と学習。というわけでマニック・ストリート・プリーチャーズのCDを選びます。“Libraries gave us Power; then Work came and made us Free（※A Design For Life、の歌い出し詞）”、たった一行の歌詞ですがとても気に入っています。11個の単語が「サイエンスの真なるエトス(精神)」と「人生のパーフェクトデザイン」を見事に内包しています。ただこの11個の単語をタイピングしているだけで首の毛が逆立ち、目には涙が溢れてきます。ところでベストな一冊を選ぶのは無理です。オーウェルをディナーゲストに選んだものの、今思い浮かんでいる一冊はトルストイの「アンナ・カレーニナ」です。
<br/>

<br/>



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