|
ケトン→アルカン
▼ 特徴
カルボニル基のメチレン基への還元反応。NaOHやKOHの共存下、アルデヒドやケトンをヒドラジンと加熱するによって炭化水素を得る。Clemmensen還元が酸性条件で行われるのに対して、この反応は塩基性条件下で行われる。
▼ 文献
・Kishner, N. J. Russ. Phys. Chem. Soc. 1911,
43, 582. ▼ 反応機構
炭素上でのプロトン捕捉が律速段階とされている。
▼ 反応例
トシルヒドラジンと水素化シアノホウ素ナトリウムを用いて、ケトンから一挙にアルカンを得る改良法が知られている。
ヒドラゾンはDMSO-tBuOH溶媒中、t-ブトキシカリウムで処理すると室温でWolff-Kishner還元を行うことが出来る。ビスTBSヒドラジンを用いることで、ヒドラゾン形成段階も効率化がなされている(Cram-Myers変法)
▼ 参考文献
(2) Hutchins, R. O.; Milewski, C. A.; Maryanoff, B. E. J. Am.
Chem. Soc. 1973, 95, 3662.
▼ 関連反応
・Clemmensen還元
▼ 関連リンク
・Reduction
(PDF; A.Myers' Group) さらに Wolff-Kishner で検索 |