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芳香族化合物→アルケン
▼ 特徴
ベンゼンは液体アンモニアとアルコールの混合溶媒中、アルカリ金属(Na,Li,K)で処理すると、1,4-シクロヘキサジエンに還元される。一置換ベンゼンの場合、置換基が電子供与性か求引性かで得られる生成物が異なるものになる。 基質をアルキンに変えて反応させるとE−オレフィンが選択的に得られる(参考:アルキンのBirch還元)。 ベンジル基・アリールスルホニル基の脱保護条件としても用いられる。
▼ 文献
・Birch, A. J. J. Chem. Soc. 1944, 430.
▼ 反応機構
置換基によるオレフィンの位置選択性は、アニオン性中間体が安定かどうかで決まる。EDGの場合は置換基の根元にアニオンが出る中間体が不安定化され、EWGの場合は安定化される。
▼ 反応例
Birch還元中に生成する電子求引基で安定化された炭素アニオンは、さらに求電子剤と反応することができる。古典的な反応ながら、うまく使うことで他の反応では実現できない変換を行える、価値の高い反応となる。
▼ 参考文献
1) Schultz, A. G.;Pettus, L. J. Org. Chem. 1997, 62, 6855-6861.
▼ 関連反応
▼ 関連リンク
・Birch
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