Chem-Station-WhatsNew!-BBS-GuestBook-Chat-オークション-サイトマップ

Sharpless−香月 エポキシ化反応 Sharpless-Katsuki Epoxidation

アルケン→エポキシド

特徴

 

・酒石酸ジエチルの絶対配置によって、生成するエポキシドの絶対配置は決まる。例外は無く、基質の立体をほとんど問題にしないうえ、官能基選択性も非常に高いため、合成中盤でも普通に使用できるきわめて強力な手法である(1)
Ti(OiPr)4と酒石酸ジエチル(DET)を触媒量用いる反応では、MS3Åまたは4Åを存在させることが重要である(少量の水が触媒種を壊すと言われている)(2)(3)
・二級アリルアルコールの速度論的光学分割に用いる配位子は、酒石酸ジイソプロピル(DIPT)が最も適している。
・Z体のアリルアルコールは反応性が低く、不斉収率が高くならないことがしばしばある。
・生成したエポキシドは、系内に存在するアルコキシドにより開環をうけることがままあるが、Ti(OiPr)4のかわりにTi(OBu)4を用いることで改善されることがある。

 

 文献

 

(1) Katsuki, T.; Sharpless, K. B. J. Am. Chem. Soc. 1980, 102, 5974.
(2) Hanson,, R. M.; Sharpless, K. B. J. Org. Chem. 1986, 51, 1922.
(3) Gao, Y.; Klunder, J. M.; Hanson, R. M.; Masamune, H.; Ko, S. Y.; Sharpless, K. B. J. Am. Chem. Soc. 1987, 109, 5765.
(4) Review: Johnson, R. A.; Sharpless, K. B. "Catalytic Asymmetric Synthesis" Ojima, I. Ed. VCH Publishers, Weinheim, New York, 1993.

 

反応機構

類縁錯体の結晶構造解析(5)などから、以下のような二核錯体が活性種であると考えられている。

 反応例

 

いっぱい。確実に不斉の酸素原子を入れたい時はまずこれを選びましょう。

 

 参考文献

 

(5) Williams,I. D.; Pedersen, S. F.; Sharpless,K. B.; Lippard, S. J. J. Am. Chem. Soc. 1984, 106, 6430.

Catalytic Asymmetric Synthesis (2nd ed.)

 

 関連反応

 

Prilezhaevエポキシ化反応 

過酸化水素によるエポキシド合成

 

 関連リンク

 

K. Barry Sharplessウィキペディア(Wikipedia) List of chemistry topics

さらに  エポキシ化 で検索 

Google
 
Web chem-station.com