| エーテル→アルコール
▼ 特徴
塩基によるエーテル置換基のアニオン促進型転位反応。
反応はほぼ立体特異的に進行する。不斉中心をもつ化合物の場合は、不斉転写が可能。
▼ 文献
Review for [2,3]-Wittig: Org. React. 1994, 46, 105.
▼ 反応機構
[2,3]-Wittig転位は熱的許容の[2,3]-sigmatropic機構で協奏的に進行するとされる。その一方で[1,2]-Wittig転位は様々な実験的証拠からラジカル経路で進行する説が有力とされている。
▼ 反応例
合成化学的観点からは、vicinal位の二つの不斉点を一挙に構築できる方法として、およびClaisen転位などと同様に遠隔位への不斉転写手法として重宝される。
キラルなアミン配位子を用いる不斉[1,2]-Wittig転位(1)
Lewis塩基触媒による[2,3]-Wittig転位(2)
フッ素アニオン促進型[2,3]-Wittig転位(3)
▼ 参考文献
(1) Tomooka, K.; Yamamoto, K.; Nakai, T. Angew. Chem. Int. Ed.
1999, 38, 3741.
▼ 関連反応
・Stevens転位
▼ 関連リンク
・[2,3]-Wittig
rearrangement (Merck index) |