|
窒素化合物→カルボン酸誘導体
▼ 特徴
オキシムの酸触媒による転位であり、アミドが得られる。オキシムのOH基に対してトランス位の置換基が転位する。環状オキシムを用いると環拡大されたアミドが得られる。代表的な環拡大反応でもある。 用いる試薬としてはH3PO4、H2SO4、POCl3、PCl5、SOCl2、PNHSO3H、PPA、TsClなどがある。 シクロヘキサンオキシムからのBeckmann転位により、6-ナイロンの原料であるε-カプロラクタムが合成でき、これは工業的にも利用されている。 変法としてオキシムトシラートのBeckmann転位と続く有機アルミニウムによるアミン合成も知られている(反応例参照)。
▼ 文献
・ Beckmann, E. Ber. 1886, 19, 988. ▼ 反応機構
▼ 反応例
ごく最近、山本・石原らは、Beckmann転位に有用な有機分子触媒の開発に成功している[1]。Meisenheimer Complexを経由する反応機構も興味深い。 ene反応と組み合わせるとジヒドロピリジン環が合成できる[2]。
▼ 参考文献
[1] Furuya, Y.; Ishihara, K.; Yamamoto, H. J. Am. Chem. Soc. 2005,
127, 11240.
▼ 関連反応
・Neber転位
▼ 関連リンク
・Beckmann
Rearrangement (organic-chemisty.org)
さらに Beckmann転位 で検索 |