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Storkエナミン合成 Stork Enamine Synthesis

窒素化合物→ケトン

特徴

 

アルデヒドもしくはケトンと第2級アミンを脱水縮合させるとエナミンが生成する。エナミンはアルキルハライド、アシルハライド、Michaelアクセプターなどの求電子剤と反応し、引き続いて加水分解を行うことで、α-置換ケトンが得られる。

「塩基によるエノラート生成→アルキル化」という反応形式に比して、エノラートの位置選択性制御、多置換体の抑制、ほぼ中性条件で反応が進行、キラル補助基を用いる不斉合成が可能などのメリットがある。

 

 文献

 

・Stork, G.; Terrel, R.; Szmuszkovicz, J. J. Am. Chem. Soc. 1954, 76, 2029.

 

反応機構

 

 

 反応例

 

メタロエナミン:イミンのα位プロトンを強塩基により引き抜くとメタロエナミンが生成する。これは通常のエナミンに比べ反応性に富む。[1]

 

アミン部をキラルなものにすれば、不斉アルキル化も可能である。Endersらによって開発されたプロリン由来のキラル補助基SAMP[2]は特に有名である。

 

中村らはメタロエナミンの化学をさらに発展させ、単純オレフィンへの付加[3]や、低反応性のアルキルクロライド・アルキルフルオライドを用いたアルキル化[4]の開発にも成功している。



 

 参考文献

 

[1] Stork, G.; Dowd, S. J. Am. Chem. Soc. 1963, 85, 2178.
[2] a) Enders, D.; Eichenauer, H. Angew. Chem. Int. Ed. Engl. 1976, 15, 549.
  b) Angew. Chem. Int. Ed. Engl. 1979, 18, 397.
[3] a) Nakamura, E. et al. J. Am. Chem. Soc. 2003, 125, 6362.
  b) J. Am. Chem. Soc. 2004, 126, 11820.
  c) J. Am. Chem. Soc. 2004, 126, 14344.
[4] Nakamura, E. et al. J. Am. Chem. Soc. 2005, 127, 14192.

 

 関連反応

 

List-Barbasアルドール反応
Hajos-Parris-Eder-Sauer-Wiechert 反応

 

 関連リンク

 

Enamines (PDF: MacMillan's group)
Enamine (Wikipedia)
エナミン(Wikipedia日本)
enolate alkylation

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