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アルコールのアルカンへの変換 Conversion from Alcohol to Alkane

アルコール→アルカン

特徴

 

アルコールのアルカンへの直接還元は一般的に困難であり、通常、ハロゲン化物、スルホン酸エステルなどの脱離基に変換した後、金属ヒドリド源(LiAlH4、LiHBEt3など)で還元する方法が一般的である。ハロゲンを還元的除去する他の古典的方法としては接触水素化Birch還元などが知られている。

ハロゲン化はPX3、PX5、SOCl2、(COCl)2などを用いる方法が簡便だが、中性条件で行う場合にはPPh3-CX4がよく用いられる。スルホン酸エステル化はMsCl-Et3N、TsCl-Py(-DMAP)系が一般的である。

脂肪族第一級アルコール以外のアルコールはLiAlH4-AlCl3(1:3)の条件により還元が可能であるが、カルボカチオン中間体が生成するため、異性化を併発する場合がある。

一級アルコールはNaBH3CN-(PhO)3PCH3I条件を用いて、系中で生成するヨウ化アルキルを還元する方法がとられる。

ラジカル条件で除去したい場合にはBarton-McCombie脱酸素化が良く用いられる。

 

 文献

 

・A.R Prinder,S,1980,425

・S.W.McCombine,COS,8,811-826(1991)

・T.Imamoto.COS,8,793-809(1991)

 

反応機構

 

 ヒドリドによる求核置換反応と考えて良い。

 

 反応例

 

(1)

Bu3SnHによる還元はラジカル連鎖機構で進行する。

 

(2)

オキシランのアルコールへの還元によく用いられるのはLiAlH4である。オキシラン環の開環は、一般に立体障害の小さい炭素上で起こる。

 


 参考文献

 

1)S.Iacono and J.R.Rasmussen , OSC,7,139(1990)

2)院有化II P168

 

 関連反応

 

金属水素化物試薬によるカルボニル基のメチレン還元
金属水素化物による還元
Wolff-Kishner還元
Clemmensen還元
Barton-McCombie脱酸素化

 

 関連リンク

 

A Lithium Alminium Hydride Reduction
Hydride (Wikipedia)
Lithium Alminium Hydride (Wikipedia)
Reducing Agents (organic-chemistry.org)
Reduction (PDF: A.Myers' group)
還元 (Wikipedia日本)
ヒドリド還元 (Wikipedia日本)

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