Tebbe反応

ケトン、アルデヒド→アルケン

 

特徴

 

Tebbe試薬を用いて、カルボニル基をメチレン基に変換する方法。

アルデヒドやケトンのみならず、Wittig試薬では達成できなかったエステル、ラクトン類のメチレン化に適用できることが大きな特徴である。立体的に込んでいるケトンやエノール化しやすいケトンとも反応し、良好な収率で末端オレフィンを与える。α位に不斉点を有するケトンに対してもエピメリ化することなしにオレフィン化することが可能である。

 

 文献

 

1) Tebbe, F. N. et al. J. Am. Chem. Soc. 1978, 100, 3611.
2) Pine, S. H. et al. Org. Synth. 1990, 65, 72.
3) Pine, S. H. J. Am. Chem. Soc. 1980, 102, 3270.
4) Pine, S. H. J. Org. Chem. 1985, 50, 1212.
5) Pine, S. H. et al. Synthesis 1991, 165.
6) ファルマシア 1996, 32, 1096. 

 

反応機構

 

反応活性種はチタンカルベノイド中間体と考えられており、in situで発生するCp2Ti=CH2とカルボニル基のメタセシス反応により、炭素−炭素二重結合が形成される。非常に強いチタン-酸素結合が反応進行の駆動力となっている。適当な位置にオレフィンが存在するとオレフィンメタセシス様反応も併発する。


 

 反応例

 

 参考文献

Modern Carbonyl OlefinationModern Carbonyl Olefination








 関連反応

 

オレフィンメタセシス
TiCl4-CH2Br2-Zn系反応剤を用いるカルボニル基のメチレン化
Horner-Wadsworth-Emmons反応
Petersonオレフィン化反応
高井反応
Julia-Lythgoeオレフィン合成
Wittig反応
Johnsonオレフィン化
MuMurryカップリング

 

 関連リンク

 

Tebbe Reagent
Tebbe Olefination (organic-chemistry.org)
Olefin Metathesis

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chem-station.com