|
アルキン→ベンゼン誘導体
▼ 特徴
cis−1,5−ヘキサジイン−3−エンを200℃以上に加熱すると、1,4−ベンゼンビラジカルが発生する。このビラジカル化学種は反応性が高く、水素供与体が共存すると水素を引き抜き、芳香環となる。環化の速度は末端アルケン間の距離に依存し、3.34Åより近づくと容易に環化する。
▼ 文献
・Jones, R. R.; Bergman, R. G. J. Am. Chem. Soc. 1972,
94, 660.
▼ 反応機構
▼ 反応例
ネオカルジノスタチン、ダイネミシン、カリチェアミシンなどのエンジイン系天然物は、DNA認識部位とエンジイン部位を持つ。エンジイン部位のBergman環化により発生したビラジカルがDNAを切断するため、抗腫瘍活性を示す。
通常エンジイン天然物はそのままBergman環化を起こすことはないが、生体内での反応をトリガーとしてエンジイン末端部が近づくことにより、Bergman環化を起こす。以下に例としてカリチェアミシンのビラジカル生成機構を示す。
▼ 参考文献
▼ 関連反応
▼ 関連リンク
・Bergman
Cyclization (Wikipedia)
さらに Masamune Bergman で検索 |