Chem-Station- WhatsNew!-ChemBBS-GuestBook-ChemChat-サイトマップ


 
『シスプラチン』 しすぷらちん cisplatin 分類: 医薬品

 金属を含む医薬品の代表例であり、もっとも広く用いられる抗ガン剤の一種です。
 興味深いことに、二種の置換基がそれぞれトランスに位置した幾何異性体は、全く薬理作用を示さず、シス体のみが医薬品として用いられます。シスプラチンはDNA二重鎖に強く結合し(右図参照)、DNA複製を行えなくしてガン細胞の分裂を抑制、ひいては死滅させます。この機能にシス配座が必須であると言われています。

シスプラチンは配位子置換のトランス効果を最大限活用した、エレガントな合成法で製造されます。 (ちなみに、Pt(NH3)42+ にクロライドイオンを添加する方法を用いれば、トランス効果により、トランス配座のものが選択的に得られます。)

嘔吐などの副作用が強いため、これを克服すべく、カルボプラチンなど様々な白金製剤類縁体が開発されています。


参考文献

・Wang, D.; Lippard S. J. Nature Rev. Drug. Descovery 2005, 4, 307.

 

関連ニュース(ケムステニュース

 

   ヤクルト、大腸の抗がん剤「エルブラット」発売(2005.4.8)

 

関連サイト  
 
  シスプラチン (有機化学美術館)

 
 ■ シスプラチン (Wikipedia日本)

 
 ■ Cisplatin (Wikipedia)

 

関連分子

 

カルボプラチン

 

 

 

 


Chem-Stationはブレビコミンケムステスタッフで運営しています。

基本的にリンクフリーです。できればご連絡いただけるとうれしいです。<<広告募集中>>

Chem-Station?ヨの・?[???ヘ・?????I

Copyright (C) 2000-2007 Chem-Station All rights reserved