| 『バイオックス』VIOX 分類:医薬品
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米医薬品大手メルクの関節炎治療薬。アスピリンと比較して効果が高いためスーパーアスピリンと呼ばれています。90年代大手製薬会社が莫大な資金を投じて、COX2選択的阻害剤(アスピリンはCOX1と2両方に作用するため副作用が生じます。詳しくは関連サイト参照。)の開発が行われ、例えばメルクはこのバイオックス、ファイザーはセレブレクス、べクストラという医薬品を誕生させました。それ以来、これらの医薬品は製薬会社に多大な利益をもたらしました。(メルクに関しては売り上げの10%を占めていました(2003年)。)
しかし、バイオックスは心臓発作の危険を増大させる恐れがあるとして、メルクは2004年に自主回収に追い込まれました。その後、2005年2月に米食品医薬品局(FDA)により、「販売しても問題ない安全性を備えている」との結論が出されましたが、実際、2005年8月、バイオックスを用いて死亡した遺族による訴訟により、死亡したのは副作用のリスクを隠していた製薬会社側の過失だとして、遺族に280億円の支払いを命じる判決がでました。現在、バイオックスの副作用に関する訴訟は約4200件ほどあります。 |

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関連サイト
■☆医薬の王様・アスピリンの物語(2)
■アスピリンジレンマ
関連ニュース(ケムステニュース)
■280億円賠償評決 米メルク社治療薬副作用で死亡 テキサス州
(2005.8.21)
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米メルク、「バイオックス」回収で第2・四半期は減収減益
(2005.7.25)
■メルク、主力薬販売停止で15%減益(2005.4.22)
■COX2阻害薬 リウマチ鎮痛薬に副作用(2005.4.5)
■新世代鎮痛剤の販売継続を
米政府諮問委が勧告(2005.2.20)
関連分子
セレブレクス、べクストラ アスピリン メロキシカム |