| 『CSI-MS、コールドスプレーイオン化質量分析法』 こーるどすぷれーしつりょうぶんせきほう
Coldspray
Ionization Mass Spectrometry
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質量分析法(MS)は試料をイオン化し生成したイオンを電界や磁界の働きによってm/zの値に分けスペクトルを得る分析方法のひとつです。 しかし、不安定な中間体や金属触媒などの質量は測定することができません。そこで、千葉大学分析センターの山口
ら(現徳島文理大教授)は流入させる窒素ガスを低温にすることによって、非常な温和な条件でイオン化させる方法、すなわちコールドスプレー質量分析法を開発しました。このイオン化法はエレクトロスプレーイオン化 ESI に代表されるスプレーイオン化の一種であり、溶液状態の中間体などいままで確認できなかった存在の質量を測定できるようになりました。現在は東京大学の藤田教授らが超分子の構造解析、山口らもアミノ酸、核酸等の溶液中の構造解析に利用されています。 |

出典:JEOL |
Example
アミノ酸のCSI-MSは多量体となり多くのピークを示すが、代表的なアミノ酸であるプロリンにRbなどの塩を添加すると、ほぼ8量体のみが形成される。
ref.) K. Yamaguchi, et al., Org. Lett., 4,
347 (2002).
関連サイト
■コールドスプレー質量分析法の開発(PDF)
最近認知されつつあるコールドスプレーイオン化の開発を中心に,質量分析開発研究の一端を紹介する。
■JEOL技術情報:コールドスプレーイオン源
有機金属錯体や反応中間体など不安定な化合物の測定に有効な、質量分析の新しい手法を紹介します。
■2002年度ノーベル化学賞
王立スウェーデン科学アカデミーは9日、今年のノーベル化学賞を、島津製作所ライフサイエンス研究所主任の田中耕一氏(43)、バージニア・コモンウエルズ大教授のジョン・B・フェン博士(85)、ETH(スイス連邦工科大)教授のクルト・ビュートリッヒ博士(64)に贈ると発表した。
有機って面白いよね!! より。
関連書籍
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導入としての装置の概略、分析系について、イオン化法について、データ解析法について、実際に測定するときの応用上のテクニックなどについて解説した、マススペクトロメトリーの入門書。
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