| 『イオン性液体』 いおんせいえきたい ionic liquid
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有機塩の中には常温でも結晶化せずに溶融しているものが存在します。近年,このような室温で液状の塩が注目を浴びている。これらの塩は,高極性で,蒸気圧がないなど,塩の特徴を有する液体であるため,従来の液体とはまったく異なる新規な物質として学術的な興味を集めています。代表的なものにはイミダゾールやトリアゾールという窒素を含む環状化合物の陽イオンと、六ふっ化リンやスルホン酸イミドの陰イオンとの組み合わせがあります。イオン性液体はいろいろなものをよく溶かす性質があり、また様々な反応を促進する性質があります。さらに、通常の有機溶媒とは混じり合わないという性質もあるので、反応後、有機溶媒で抽出すると目的の成分が簡単に分離でき、再びイオン性液体自体は再利用できます。そのため、グリーンケミストリーの面からも注目されています。
また、イオン性液体は反応溶媒としてだけでなく、二次電池の電解質に用いるなどの電気化学的な応用も報告されています。 |
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関連サイト
■イオン性液体って何?(PDFファイル)
■.特集・イオン性液体
Ohno-Nakamura
Lab.Research Programs。
■Ionic
liquid
関連ニュース
■磁性液体-常温で液体になる磁性体を初発見
東大大学院
鉄のように磁石に引き寄せられる性質(磁性)を持つ新しい液体を見つけたと9日、東京大大学院理学系研究科の浜口宏夫教授(物理化学)と大学院生の林賢さん(26)が発表した。常温で液体になる磁性体の発見は初めて。薬と結合させ、磁石を使って体内の目的の部位に運ぶ「ドラッグ・デリバリー・システム」や、表示装置への応用が期待できるという。
関連書籍
■イオン性液体の機能創成と応用
広い温度範囲で蒸発せず、化学的に安定で高い電気伝導度を持つ「液状の塩」イオン性液体が、いま環境・エネルギー分野で注目されている。その研究開発の現状、最新応用技術、将来展望を解説
■イオン性液体―開発の最前線と未来

近年、室温で液状の塩が注目を浴びている。これらは高極性で、蒸気圧がないなど、塩の特徴を有する液体であるため、従来の液体とはまったく異なる新規な物質群として学術的な興味を集めている。本書はこれらを総合的に理解し、利用するために、この分野で活躍するわが国の先端研究者が中心となって執筆したものです。
■有機化学反応と溶媒
分子クラスター、統計力学に基づく実践的な溶液反応論、非平衡溶媒効果など新しい知見を取り入れて、装いを一新させた有機反応における溶媒効果の解説書
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Solvents and Solvent Effects in Organic Chemistry
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