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『マイクロリアクター』 マイクロリクター microreactor

 

 はじめはDNA分析等の微量分析に用いられる目的で研究されていましたが、1990年代中ごろから化学合成を目的としても使われるようになりました。マイクロリアクターという用語は第一人者ののEhrfeldらにより名づけられ ました。昔はマイクロリアクターといっても数センチオーダーのものばかりでしたが、現在はμm単位の反応器が多数報告されています。利点は

1)必要な物質を必要な量だけ必要に応じて生産できる為、環境への負担が少ない

2)反応の制御が容易

などがある。

 反応のスケールアップは、反応装置を大きくするのではなくマイクロリアクターを並列にする、ランタイムを上げることで達成できます。つまり、工業化の際のスケールアップによる検討が必要がなく基本的には実験室と同様の条件で反応が行えます。

出典:http://www.mikroglas.com/

 

 関連サイト

 

 マイクロリアクター技術の開発と応用

 マイクロリアクターはマイクロチャネルリアクターとも呼ばれ、数〜数百µmのマイクロ流路を有する微小反応器の総称である。⑴加熱、冷却速度が速い、(2)流れが層流である、(3)単位体積当たりの表面積が大きい、(4)物質の拡散長が短いので反応が迅速に進行する等の特徴を有し、これらの特徴を利用した高速かつ高選択性の反応系の構築が可能であることから、将来の化学産業を支える重要な基盤技術の一つと位置づけられている

 

 マイクロリアクターの化学

 三相系(気相ー液相ー固相)反応であるパラジウム触媒による水素添加反応がマイクロチャネルリアクター中において効率的に進行することを見いだした。
 

 関連ニュース

 

 「マイクロリアクター」装置化に成功

 大日本スクリーン製造は28日、化学や製薬業界で開発製造期間の短縮を実現する次世代反応装置「マイクロリアクター」の装置化に成功した、と発表した。少量の液体から高精度な物質を安定生成できる装置で、2006年後半をめどに事業化を目指す。  ケムステニュースより

 

 

 

 ■宇部興産、MCPTや京大と共同でスワン酸化反応を室温で反応させる技術を開発(2005.4.15)
 

 「−50℃以下の反応が室温で可能に」スワン酸化
 マイクロ化学技術を用いたスワン酸化反応を、宇部興産がMCPT・京大と共同開発

 

 

 関連書籍

 

  マイクロリアクター―新時代の合成技術

  化学産業に大きな変革をもたらす可能性があると期待されている「マイクロリアクター」に関する国内外の研究・開発状況を概観する論文集。

 


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