1位 Dead Ends And Detours
名前の通り、天然物合成の際の行き止まり、回り道について書いた本である。論文ではほぼ成功例のみを書き、こうしたらうまくいかなかったということはあまり書くことはない。この本は、だめなルート、困ったところに焦点が当てており、実際に非常に参考になる本である。おすすめです。
2位 有機合成のナビゲーター
一通り基礎書で学んだ方や合成の実験を始めたばかりの人におすすめです。反応ひとつ1ページで文献例も載っており、それを使って紙の上で勉強するという感じの本ではないが、1日の中で手が空いているときに1、2ページずつ進めてみてもよい。中身も色を多用しており見やすい。
3位 ChemSketchで書く簡単化学レポート(ブルーバックスCD-ROM)
3D表示機能をもつ最高水準の化学レポート作成ソフト「ChemSketch」を収録。複雑な有機化合物も、一発で描ける!
最新化学レポート作成ソフト「ChemSketch」を使ってみよう。DNA、糖類、アルカロイド……、さらには実験器具が、誰にでも、簡単に、早く、美しく描けます。
4位 Asymmetric Organocatalysis
最近の有機化学の重要なトピックのひとつである不斉有機分子触媒。最新の論文誌でも1つはそのテーマで論文がでています。有機触媒に関する研究を系統的にまとめた1冊。おすすめです。
5位 トップ・ドラッグ―その合成ルートをさぐる
現在実際に販売されている代表的な医薬品の合成ルートを紹介しています。天然物合成とは異なり、コスト、安全性、化合物の扱いやすさ等、創薬化学に求められる基礎知識を例を挙げて解説しています。
おすすめ
What's Cooking in Chemistry?
料理の本かと思いきや、思いっきり内容は化学。といっても多くの有名な化学者、例えばK.C.NicolaouやGrubbs、Evansなどの顔写真や経歴に1ページ、次のページに代表的な仕事のまとめが書いてあり、ふむふむ料理は関係ないのか?と思わせときながら、最後の1ページにフィッシュアンド・チップスの作り方、ロンリースープ?の作り方など化学者の得意料理のレシピがのっている。化学者は手先が器用なので料理もうまいのかと思わせる1冊。(笑)値段も安いので非常におすすめです。
[批評]
Dead Ends And Detoursが3ヶ月連続1位です。現在までに50冊以上売れています。3月までは到着まで3週間程度かかりましたが、4月からは24時間以内に発送になったためさらに人気が出たようです。Asymmetric Organocatalysisも不斉有機触媒という現在の合成反応のトレンドをまとめた本であるため人気が出ています。個人的にはWhat's Cooking in Chemistry?が一番のおすすめですが。