▼2006年 6月
〜2006年7月
(2006.6.2更新)
1位
研究室で役立つ有機実験のナビゲーター―実験ノートのとり方からクロマトグラフィーまで
最近HPLCや等、分析関係のHow
to本が多く出版され人気がありますが、これは有機実験のナビゲーターということで、研究室生活に必要な、知っていると得するテクニックを紹介。特に研究室に入りたての今、さっと読んでみてはいかが?
2位
Strategic Applications Of Named Reactions In Organic Synthesis
2005年3月に発売された最新の人名反応に関する本です。今までのものは、内容が薄くまた対象とするレベルも低かったが、今回のこの本は250の人名反応に760ページのページ数をさいている。また中身は4色刷りで非常にみやすい。今までになかった書籍です。値段も安いので、今一番のおすすめです。私も買いました!ハードカバーがご希望の方はこちら!
3位 演習で学ぶ有機反応機構
有機合成化学協会 (編さん)/
化学同人, ISBN: 4759810455 / 2005/10/13 / 272 p/¥3,990
(税込)
内容:初級(基礎的な重要問題),中級(大学院入試レベル),上級(論文から精選した研究者レベル)に分けられ、東大薬学部の福山透先生を中心に有機合成化学協会が編纂した有機反応の反応機構を学ぶ演習書。非常に詳しく反応機構が紹介されており、これを1冊完璧にできるようになれば、反応機構はほぼ完璧に理解できると思います。このようなよい演習書は実際なかっただけに、待望の一冊です!!
4位
有機化学の理論―学生の質問に答えるノート
本書は、学生からの講義での質問に対して、著者なりの解説を与える、という形式でまとめあげた書物です。「オービタルにつけられた符号の意味は?」「共鳴するとなぜ分子は安定するのか?」など、「あれ?」と一度は思うが、そのまま放置されるであろう運命を辿る、素朴ながらも本質的な疑問・質問の数々。有機化学を学ぶ誰もが多かれ少なかれ持つだろう疑問に、文献を引用しつつ誤魔化さず真摯に答えようとしている筆者の姿勢には、見習うべきものがあります。読むだけで勉強になるのは勿論のこと、これこそが有機化学という学問だ、と再認識させてくれる良書です。
5位 CD-ROM付きで簡単・便利! 理系のためのフリーソフト
意外とフリーソフトでもよいソフト、実際使われているソフトはあるものです。そんなフリーソフトを多数紹介するこの本は、いままでなかった形式の書籍です。レポート作成、研究に役立つフリーソフトを27本厳選して紹介しています。ソフトが入ったCD-ROMもついて非常に安いので是非読んでみるとよいでしょう。
おすすめ
人名反応から学ぶ有機合成戦略
、Strategic
Applications of Named Reactions in Organic Synthesisの日本語版である、『人名反応から学ぶ有機合成戦略』7月に発売されます。この本は、発売されて以来、化学の中の有機化学の人名反応というマイナーな分野にも関わらず、一時期アマゾン洋書売り上げランキングの10位以内をキープしたという非常に珍しい本です。中身は今までの人名反応の本と異なり、非常に充実しており、選ばれた250反応の人名反応を、見開き2ページに発見の経緯、改良法、反応機構、天然物への応用と、それぞれに詳しい説明が記されています。さらに、それぞれに文献が記されており、勉強するにも、事典としても非常に重宝する本です。
その充実さゆえに、おそらく日本版が翻訳されてでるのではないかと考えていましたが、実際7月28日に発売されるそうです。監修は京都大学の富岡清先生です。内容は説明部分が日本語になっているだけで、反応式や反応機構などのスキームは英語版と全く変わりません。
[批評]
2006年2月から続いていた演習で学ぶ有機反応機構が首位
陥落しました。首位を奪ったのは研究室で役立つ有機実験のナビゲーター。前回3位でしたが、一気に首位にたちました。日本語版が出るにもかかわらず、Strategic Applications Of Named Reactions In Organic Synthesisは2位は変わりません。本当に強いですね。今回のお勧めは7月28日に発売されるStrategic Applications Of Named Reactions In Organic Synthesisの日本語版である人名反応から学ぶ有機合成戦略。内容は日本語になっているだけでほとんど変わらず、しかも3000円ほど安い。これは買いですね。