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2000年化学ニュース

 

 2000年ももうすぐ終わりですね。Web上で公開されている2000年の化学関連ニュースをピックアップしていくつか紹介したいと思います。その他のニュース、詳しい内容は掲載ニュースサイトをご覧ください。

 

1月

 

18日

水吸うプラスチック!?−−金沢等・福島大教授が開発、特許を申請

   ポリプロピレンなどのプラスチック素材に吸水性を持たせる方法を開発したと、福島大学教育学部の金沢等教授(高分子化学)が18日発表した。金沢教授は「プラスチックを衣類などに使えるうえ、水を含ませて土に埋め、植物を栽培することも可能。接着剤を使えるので、飛行機などの材料にも応用できる」と話し、専門家も「コストが安ければ、いろんな用途がある」と評価している。

 

31日

米Immutech、dication化合物が遺伝子の機能を制御できる可能性を示唆

 

2月

 

22日

独BASFが米e-コマース企業の株取得、原料をネット調達へ

 ドイツの大手化学品メーカーのBASF社は米国の電子商取引企業グループであるChemconnect社の株を取得し、BASFの原料調達をChemconnect社のサイトを使ってインターネット調達する計画を発表した。BASFは今後、短期間のうちに化学品原料買い付け量のかなりの部分をWorld Chemical Exchangeを通じて仕入れることになるという。

 

 

化学業界

 

10日

爆発事故-青森県六ケ所村の環境研で5人がやけど

 

13日

「死蔵特許がカネになる」に群がった大物企業、日本勢は売り期待

 

17日

化学関連団体など、持続可能な化学技術の推進目指しGSCネットワークを設立

 グリーン・サステイナブル ケミストリー ネットワーク(GSCネットワーク)が3月17日に設立された。同ネットワークは、環境負荷の少ない持続可能な化学技術を推進するために、化学技術戦略推進機構が中心に化学関連の団体が参加して設立したものだ。3月17日に設立総会が開催された。

 

25日

施特定化学物質対象「PRTR法」--施行期日/施行令、閣議決定

 環境汚染や生体毒性の恐れがある化学物質の管理を目的とする「特定化学物質の環境への排出量の把握及び管理の改善の促進に関する法律(PRTR法)」(99年7月13日公布)の施行期日を定める政令と、同法の施行令が2000年3月24日の閣議で決定した。PRTR法、その施行令とも、2000年3月30日に施行する。

 

30日

訃報-梅沢純夫さん90歳=ストレプトマイシン合成者

 

 

4月

 

7日

世界大手化学5社、プラスチック関連のB2B電子市場共同開設

 

12日

石油ネット-資材調達の電子商取引市場創設へ

 

29日

春の叙勲、勲二等瑞宝章に千畑一郎・田辺製薬元社長ら

 

 

5月

 

15日

富士ゼロックス、製品の化学物質MSDSをホームページで公開

 富士ゼロックスは、トナーや感光体などの製品に使っている化学物質のMSDS(製品安全データシート)を、日本語版、英語版ともに同社のホームページ(URLはhttp://www.fujixerox.co.jp/eco )で2000年5月15日から公開する。

 

22日

クラレ-レーヨンの生産から撤退

 

 

6月

 

10日

工場爆発-群馬の化学工場で爆発

 

21日

化学品会社18社が電子商取引会社を創立へ 

世界の化学企業18社が、化学品の企業間(B2B)電子商取引を扱う企業を2000年夏をめどに設立することになった。この5月に12社が同会社の設立を発表したが、これにさらに6社が加わり18社となった。この企業間電子商取引市場は、取引額4000億ドルが見込まれるという。実際の取引開始は2000年末になる予定。

 

21日

CO2-主要産業界で減少

 

7月

 

18日

理研と東大医科研、ヒト・ゲノム情報を統合したDB公開

 

9月

 

11日

米化学会-ロジャー・アダムス賞を野依・名古屋大教授に授与

 米化学会は11日、2001年度のロジャー・アダムス賞を、野依良治(のよりりょうじ)・名古屋大教授(62)=有機化学専攻=に授与すると発表した。2年に1度選出される有機化学の分野では最も権威ある賞で、日本人としては初の受賞。これまでの受賞者21人のうち、8人はその後ノーベル化学賞を受賞している。野依教授は1997年に同化学会のアーサー・C・コープ賞も受賞している。表彰式は来年6月、米有機合成化学シンポジウムの席上で行われる。

 

10月

 

2日

米会社-「影響力の高い論文」の日本人研究者は30人

 

3日

神戸天然物化学など、抗がん剤タキソールの大量生産に成功

 

9日

Nobel生理学・医学賞、遅いシナプス反応で3氏に

 2000年度のNobel生理学・医学賞が、10月9日発表された。今回は遅いシナプス反応の機構を解明したスウェーデンGothenburg大学薬学部名誉教授のArvid Carlsson氏(77歳)、米国The Rockefeller大学分子・細胞神経学教授Paul Greengard氏(74歳)、米国Columbia大学神経生物学・行動学センター教授のEric Kandel氏(70歳)の3氏に贈呈された。

11日

ノーベル化学賞-白川英樹氏

 

18日

消防庁、ヒドロキシルアミンを危険物指定

 

24日

旭化成-レーヨン事業から撤退

 

26日

市場が促す「住友・三井」の化学大統合構想

 

26日

生物分子工学研など、代謝型グルタミン酸受容体の分子構造を解明 

 生物分子工学研究所の国島直樹氏ら、理化学研究所、京都大学のグループは、中枢に存在するグルタミン酸受容体の一種である代謝型グルタミン受容体(mGluR)分子構造を明らかにし、Nature誌10月26日号に発表した。

 

11月

 

1日

合併-ウェルファイドと三菱東京製薬が交渉開始を発表

 

10日

ルイス酸触媒でエステル合成−名大グループが開発

 学工業に革命をもたらす「テーラーメード・ケミストリー」と呼ばれる次世代の新合成プロセスが、山本尚名古屋大学大学院教授らの研究グループによってルイス酸触媒を用いたエステル合成分野で世界に先駆けて開発された。

 

17日

化学業界-住友、三井両社が全面統合を決定

 

塩ビの有用性アピール−田代会長らVEC首脳が会見

 

 

12月

 

7日

21世紀の科学技術展望-ごみやエネルギー問題など46項目

 

14日

Pacifichem 2000

 

関連リンク 

 

毎日新聞

Nikkei BP

化学工業日報

Alchemist

化学NewLink(Chem-Station) 

 

【用語ミニ解説】