[スポンサーリンク]

chemglossary

高速液体クロマトグラフィ / high performance liquid chromatography, HPLC

[スポンサーリンク]

 高速液体クロマトグラフィー(High Performance Liquid Chromatography:HPLC)は、充填剤を詰め込んだカラム(固定相)に、高圧で水や有機溶媒などの液体(移動相)を流しつつサンプルを通過させ、成分の分離を行うとともに、紫外・可視吸光や蛍光などの検出器で分析・同定を行う装置です。俗に「液クロ」と呼ばれます。

検出器、使用するカラムも様々で奥の深い分析技術です。 さまざまな有機化合物の分離や定量のための代表的な手法として,幅広く利用されています。

光学活性体を分離するためにはキラルカラム、高極性化合物を分離するには逆相カラムを用います。化合物によってはなかなか分離できないときもあり、分離条件を早く見出すためには、ある程度の「経験と勘」が必要です。カラム中で光学活性体がラセミ化してしまうようなものだと、もー大変です。

 

関連書籍

[amazonjs asin=”4798022454″ locale=”JP” title=”図解入門 よくわかる最新分析化学の基本と仕組み (How‐nual Visual Guide Book)”][amazonjs asin=”4759814574″ locale=”JP” title=”これならわかる 液体クロマトグラフィー”][amazonjs asin=”4765503976″ locale=”JP” title=”液体クロマトグラフィーを使いこなす―その基礎と計算力”]

“液クロ・巻”シリーズ

[amazonjs asin=”4924753505″ locale=”JP” title=”液クロ彪(ヒョウ)の巻―誰にも聞けなかったHPLC Q&A”][amazonjs asin=”4924753475″ locale=”JP” title=”液クロ虎の巻―誰にも聞けなかったHPLC Q&A”][amazonjs asin=”4924753548″ locale=”JP” title=”液クロ武(ブ)の巻―誰にも聞けなかったHPLC Q&A”][amazonjs asin=”4924753521″ locale=”JP” title=”液クロ犬の巻―誰にも聞けなかったHPLC Q&A”][amazonjs asin=”4924753572″ locale=”JP” title=”液クロ文の巻―誰にも聞けなかったHPLC Q&A”]

 

“ちょっと詳しい液クロのコツ”シリーズ

[amazonjs asin=”4621077465″ locale=”JP” title=”ちょっと詳しい液クロのコツ 検出編”][amazonjs asin=”4621077457″ locale=”JP” title=”ちょっと詳しい液クロのコツ 前処理編”][amazonjs asin=”4621078321″ locale=”JP” title=”ちょっと詳しい液クロのコツ 分離編”]

 

関連リンク

 

Avatar photo

cosine

投稿者の記事一覧

博士(薬学)。Chem-Station副代表。国立大学教員→国研研究員にクラスチェンジ。専門は有機合成化学、触媒化学、医薬化学、ペプチド/タンパク質化学。
関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。
素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. クリックケミストリー / Click chemistry
  2. O-脱メチル化・脱アルキル化剤 基礎編
  3. トリメチルロック trimethyl lock
  4. ビオチン標識 biotin label
  5. 酵母還元 Reduction with Yeast
  6. ヤーン·テラー効果 Jahn–Teller effects
  7. A値(A value)
  8. Z-スキームモデル Z-Scheme Model

注目情報

ピックアップ記事

  1. 安全なジアゾ供与試薬
  2. 化学者のためのWordマクロ -Supporting Informationの作成作業効率化-
  3. 米で処方せん不要の「やせ薬」発売、売り切れ続出
  4. シリコンバレーへようこそ! ~JBCシリコンバレーバイオ合宿~
  5. 呉羽化学に課徴金2億6000万円・価格カルテルで公取委
  6. 投手が使用するすべり止め剤の効果を初めて定量的に実証
  7. 次世代型合金触媒の電解水素化メカニズムを解明!アルキンからアルケンへの選択的水素化法
  8. 【書籍】英文ライティングの基本原則をおさらい:『The Element of Style』
  9. MEDCHEM NEWS 34-1 号「創薬を支える計測・検出技術の最前線」
  10. エステルからエーテルへの水素化脱酸素反応を促進する高活性固体触媒の開発

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2007年10月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

注目情報

最新記事

【産総研・触媒化学研究部門】新卒・既卒採用情報

触媒部門では、「個の力」でもある触媒化学を基盤としつつも、異分野に積極的に関わる…

触媒化学を基盤に展開される広範な研究

前回の記事でご紹介したとおり、触媒化学研究部門(触媒部門)では、触媒化学を基盤に…

「産総研・触媒化学研究部門」ってどんな研究所?

触媒化学融合研究センターの後継として、2025年に産総研内に設立された触媒化学研究部門は、「触媒化学…

Cell Press “Chem” 編集者 × 研究者トークセッション ~日本発のハイクオリティな化学研究を世界に~

ケムステでも以前取り上げた、Cell PressのChem。今回はChemの編集…

光励起で芳香族性を獲得する分子の構造ダイナミクスを解明!

第 654 回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所 協奏分子システム研究セ…

藤多哲朗 Tetsuro Fujita

藤多 哲朗(ふじた てつろう、1931年1月4日 - 2017年1月1日)は日本の薬学者・天然物化学…

MI conference 2025開催のお知らせ

開催概要昨年エントリー1,400名超!MIに特化したカンファレンスを今年も開催近年、研究開発…

【ユシロ】新卒採用情報(2026卒)

ユシロは、創業以来80年間、“油”で「ものづくり」と「人々の暮らし」を支え続けている化学メーカーです…

Host-Guest相互作用を利用した世界初の自己修復材料”WIZARDシリーズ”

昨今、脱炭素社会への実現に向け、石油原料を主に使用している樹脂に対し、メンテナンス性の軽減や材料の長…

有機合成化学協会誌2025年4月号:リングサイズ発散・プベルル酸・イナミド・第5族遷移金属アルキリデン錯体・強発光性白金錯体

有機合成化学協会が発行する有機合成化学協会誌、2025年4月号がオンラインで公開されています!…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP