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ダグ・ステファン Douglas W. Stephan

 

ダグラス・W・ステファン (Douglas W. Stephan、1953年7月27日-)は、カナダの無機化学者である。トロント大学 教授(写真:Stephan Research Group)。

経歴

1972-1976 McMaster大学 学士号取得
1976-1980 西オンタリオ大学 博士号取得 (N.C.Payne教授)
1980-1982 ハーバード大学 博士研究員 (Richard H. Holm教授)
1982-1985 Windsor大学 助教授
1985-1992 Windsor大学 准教授
1992-2002 Windsor大学 教授
2002-2007 Windsor大学 University Professor
2008-現在 トロント大学 教授

2003-2006 Windsor大学 学科長を兼任

 

受賞歴

2001 Alcan Award
2002 フンボルト賞
2003 University of Windsor Senior Award for Research
2003 NSERC Synergy Award
2004 Ciapetta Lectureship Award
2005 LeSuerur Memorial Award

 

研究概要

フラストレイティド・ルイスペア(FLP)概念に基づく化学変換の開発

嵩高い置換基を持つルイス酸とルイス塩基は、その立体障害ゆえに錯形成を行うことができない。このような酸-塩基コンビネーションを、フラストレイティド・ルイスペア(frustrated Lewis pair;FLP)と呼ぶ[1]。酸・塩基双方の性質を打ち消し合うことが無く、両者の協同作用を期待した反応性・化学系の設計がFLPでは実現されうる。

分子状水素をヘテロリティクに開裂させることも可能である[2]。他にも、極めて安定な物質たる二酸化炭素、亜酸化窒素なども活性化可能なことが示されている。

FLP.gifこの特性ゆえ、水素貯蔵材料、環境対策に向けての新規な化学変換プロセス、斬新な有機分子触媒などの次世代機能性材料開発に有効なベーシック・コンセプトとみなされている。
この概念を開拓したStephan教授は、世界中から注目を浴びる研究者の一人となっている。

 

コメント&その他

 

名言集

 

関連動画

 

関連文献

[1] review: (a) Stephan, D. W. Org. Biomol. Chem. 2008, 6, 1535. doi:10.1039/b802575b (b) Welch, G .C.; Cabrera, L.; Chase, P. A.; Hllink, E.; Masujda, J. D.; Wei, P.; Stephan, D. W. Dalton Trans. 2007, 3407. (c) Stephan, D. W.; Erker, G. Angew. Chem. Int. Ed. 2009, 49, 46. DOI: 10.1002/anie.200903708
[2] Welch, G. C.; Juan, R. R. S.; Masuda, J. D.; Stephan, D. W. Science 2006, 314, 1124. doi:10.1126/science.1134230

 

関連書籍

外部リンク

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博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。 関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。 素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

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