2008年5月アーカイブ
位置選択的C-H酸化による1,3-ジオールの合成

1,3-Diol Synthesis via Controlled, Radical-Mediated C−H Functionalization
Chen, K,; Richter, J. M.; Baran, P. S. J. Am. Chem. Soc. 2008, ASAP DOI: 10.1021/ja802491q
スクリプス研究所・Phil Baranらによる報告です。
C-H結合を直接官能基化する反応は、未来指向型の変換プロセスとして現在大きな注目を集めています。この「つぶやき」でも、過去いくつかそういった反応を取り上げてきました(関連リンク参照)。
この種の反応で常に考えなければならないのは、多数存在するC-H結合をどうやって化学選択的に変換するか?ということです。その克服に、研究者それぞれのアイデアや工夫が見られます。
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有機EL素子の開発と照明への応用

(写真:日本科学未来館)
先日、城戸淳二教授 (山形大)の講演を聴く機会がありました。
城戸教授は、世界で初めて白色有機EL材料の開発に成功しました。[1] その後数々の業績を重ねられ、有機ELの研究分野では押しも押されぬ世界的大家の一人です。
実は筆者は教授のブログのファンで、日々良い刺激を貰っている愛読者の一人です。今回たまたま近くで講演されるという情報を得て、期待して聴きに行きました。
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Actinophyllic Acidの全合成

Total Synthesis of (+/-)-Actinophyllic Acid
Martin, C. L.; Overman, L. E.; Rohde, J. M. J. Am. Chem. Soc. 2008, ASAP. doi: 10.1021/ja803158y
カリフォルニア大学アーバイン校・Larry Overmanらによる報告です。
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ボリルアジドを用いる直接的アミノ化

Metal-Free Conversion of Methane and Cycloalkanes to Amines and Amides By Employing a Borylnitrene
Bettinger, H. F.; Filthaus, M.; Bornemann, H.; Oppel, I. M. Angew. Chem. Int. Ed. 2008, Early View. doi:10.1002/anie.200705936
Ruhr大学BochumのBettingerらによる報告です。
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フェネストレンの新規合成法

Synthesis of [4.6.4.6]Fenestradienes and [4.6.4.6]Fenestrenes Based on an 8π−6π-Cyclization-Oxidation Cascade Hulot, C; Blond, G; Suffert, J;
J. Am. Chem. Soc., 2008, 130, 5046-5047.DOI: 10.1021/ja800691c
フェネストラン(femestrane)とは下記のような4級炭素を中心として4つの環が集まった構造をしている分子の総称で、4員環が4つのものを[4,4,4,4]fenestrane、4員環1つ、5員環2つ,6員環1つで構成されているフェネストランを[4,5,5,6]fenestraneといいます。簡単に有機化学美術館にクローバー分子・フェネストランとして解説があるのでそちらを見るとよいでしょう。今回フランス、ルイパスツール大学のSuffert教授らはこの以下のようなフェネストラン型分子をある化合物から1段階で効率的に合成しました。

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