2007年4月アーカイブ
ダイセル化学、有機合成全製品を値上げ
ダイセル化学工業は、有機合成カンパニーが扱う全製品について5月1日出荷分から値上げする方針を決めた。酢酸エチル、酢酸ブチルなど溶剤類を含めた有機合成品、また有機機能品のラクトン製品を中心とする過酢酸誘導体全般で、今後、需要家との交渉に入る。国産ナフサ価格が1キロリットル当たり5万6000円以上の水準に達する見込みのほか、ユーティリティコストも高騰していることなどが理由。これまでの取りこぼし分も含めて製品価格に転嫁する(引用:化学工業日報)。
ナフサの予想価格が50,000円/kLであったのに対して(実際は48,000円/kLであった。)今年の予想は56,000/kLと6,000円も高騰していることが原因です。今後もしばらく石油化学製品価格は上昇していくことでしょう。
ダイセル化学、有機合成全製品を値上げの続きを読む
首席随員に野依良治氏 5月の両陛下欧州訪問
5月下旬に予定されている天皇、皇后両陛下のスウェーデンなど欧州5カ国訪問の首席随員を、ノーベル化学賞受賞者で理化学研究所理事長の野依良治氏(68)が務めることが27日の閣議で決まった。
首席随員は首相や外相の経験者が務めることが多いが、今回は国賓でなく公式賓客としての訪問で、スウェーデンで生物学者リンネの生誕300年記念行事に出席されることからも科学者である野依氏が適任とされた(引用:東京新聞)。
政府の教育再生会議の座長に引き続き、このような大役で完全に公人となってしまいましたね。できるだけ日本の科学技術に特に化学に教育にしても予算にしても力を入れていってほしいと思います。
ちなみにリンネ(1707-1787)はスウェーデンの生物学者で、動植物についての情報を整理して分類表を作り、名前を簡潔に、かつその特徴を記述することによってその類似生物との相違点を記したそうです。そのため分類学の父ともよばれています。
首席随員に野依良治氏 5月の両陛下欧州訪問の続きを読む
グラクソ、抗血栓症薬「アリクストラ」の承認を取得
グラクソ・スミスクライン株式会社(社長:マーク・デュノワイエ、本社:東京都渋谷区、以下GSK)は、4月18日付で抗血栓症薬「アリクストラ皮下注1.5mg」、「アリクストラ皮下注 2.5mg」(一般名:フォンダパリヌクスナトリウム)について、「静脈血栓塞栓症の発現リスクの高い、下肢整形外科手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制」を効能・効果として、製造販売承認を厚生労働省より取得しました。
アリクストラは活性化第X因子(Xa因子)選択的阻害剤で、2001年12月に米国で初めて承認され、現在EU主要国および米国を含む30カ国で販売されています。
静脈血栓塞栓症といっても難しくてよくわからないかもしれませんが、エコノミークラス症候群といえばわかるでしょう。エコノミークラス症候群は例えば、日本からですとヨーロッパや米国に行くためには航空機で10時間以上かかります。そのあいだ長時間、座席に同じ姿勢で座ったままでいることで、膝の裏あたりの静脈の血が流れにくくなり、血の固まりができてしまうという病気です。
このエコノミー症候群も静脈血栓塞栓症の一種なのです。
グラクソ、抗血栓症薬「アリクストラ」の承認を取得の続きを読む
信越化学、塩化ビニル樹脂を値上げ
信越化学工業は19日、塩化ビニル樹脂の販売価格を値上げすると発表した。値上げ幅は1キロあたり15円で、6月1日納入分から値上げする。基礎原料のナフサの価格が上昇し、企業努力だけ ではコスト上昇分を吸収できないため値上げするとしている。値上げは昨年7月以来、約1年ぶり(引用:時事ドットコム)。
どうやら昨年この時期のナフサの予想価格が50,000円/kLであったのに対して(実際は48,000円/kLであった。)今年の予想は56,000/kLと6,000円も高騰していることが原因らしいです。もちろん塩ビだけでなく、酢酸エチルや酢酸ビニルなどナフサを原料とする基礎石化製品の高騰はさけれそうもありません。
エーザイ、抗体医薬の米社を390億円で買収完了
エーザイは17日、米抗体医薬ベンチャーのモルフォテック社(ペンシルバニア州)の買収を完了したと発表した。買収額は約390億円。エーザイの米統括会社であるエーザイ・コーポレーション・オブ・ノースアメリカの傘下に置く。エーザイはがん分野の新薬開発を重点課題に据えている。モルフォテックの持つ抗体医薬品の開発加速やエーザイの研究開発力と抗体技術の融合で新たな抗体医薬の創製を進める。
なかなか攻めますねエーザイ。強力な抗腫瘍活性を有するハリコンドリンの研究といい、ガンにかなり力を入れていることがわかります。
ホーム > 2007年4月


