2007年5月アーカイブ

動画・結晶化

日々の実験にお疲れの皆様、自然の神秘に癒されてくださいまし。

2007年5月29日 cosine | | コメント(0)

ジアゾメタン

 およそ100反応、ほとんどすべてdecompositionというネガティブデータを乗り越え、一挙に2段階進みました。言い忘れましたが私は生理活性のある天然物の全合成研究を行っています。

 久々に気分のよいミーティングであったが、共同研究者の日本でいう博士過程2年生のD君がどうやらうまくいってなさそうで、いまやっていることはやめて、私の方を手伝いなさいとボスに言われていました。実は私の合成している化合物は類縁体が多く、なんと5人で合成研究を行っているのです。とはいっても2人ぐらいはほとんど使い物にならない(言ってはいけませんが・・)という状況。しかも、それぞれが別のルートで合成を行っている。全員が仲間でありコンペディターです。いやいや一人がよいんですが・・・・と思いましたが、そんなことも言えず、彼が加わってきました。

 ミーティングの後、D君に早速、

 「何か手伝えることないか?何でもよいから」

 といわれ、いきなり言われて困ったのと、彼は化合物を渡すと、かなりの大きな量で検討をはじめ、すぐになくなってしまうので、ちょっと躊躇し、思いついたまま言ってしまった。

ジアゾメタンの続きを読む

2007年5月27日 ブレビコミン | | コメント(0)

シュガーとアルカロイドの全合成研究

David_y_gin.jpg

 先日Prof.David Y. Gin(Sloan-Kettering Institute )の講演がありました。 題名は"Synthesis of Carbohydrate Immunostimulants and  Bioactive Alkaloids" 実は1年ほど前に日本で聴いたことがあり、彼はスローンー・ケッタリング癌研究所に移ったばかりなので、あんまり変わってなさそうだなと思いましたが、やっぱりあんまり変わっていなかった(苦笑)。

 彼は現在40歳のまだまだ若手の教授。A.G. MyersのところでPh.Dを取得し、E. J. Coreyのところで海洋アルカロイドエクチナサイジン743をほぼ一人で全合成し、イリノイ大学でポストをとり、その後、現在のMemorial Sloan−Kettering Cancer Centerに大抜擢された新進気鋭の化学者です。同研究所は合成化学では非常に著名なSamuel Danishefsky, PhDも所属し、彼の後釜ではないかといわれています。

どうでもよい話ですが、彼の奥さんもMary. S. Ginも研究者でよく一緒に講演旅行に行っています。夫婦でいろんなところにいけてよいですね。

さて、彼の研究は、基本的には生理活性のある天然物の全合成研究。題名からもわかるようにシュガーからアルカロイドと彼のバックグラウンドそのままの幅広い全合成研究を展開しています。

シュガーとアルカロイドの全合成研究の続きを読む

2007年5月26日 ブレビコミン | | コメント(0)

カラムやって

 先日、なぜかボスが隣の隣のフードでいきなり実験をやっていました。何をやっているのかと思うと、どうやら自分でやってみたい反応があったらしいのです。すばらしく動きがはやく(手の動きは普通、歩くのが早い)来たと思ったらすぐに去っていったり、また来たりの繰り返し。

 私は、カラムが終わり夕飯まであと10分程度であったので、ちょっと休憩してインターネットをしていました。いつも隣のラボの研究員と一緒に夕飯を食べているのです。 

 インターネットであるサイトを見ていたところ、ふと気づくと、いきなりすぐよこにボスが。げっ思い、何ですか?と聞くと、時間あるかと聞かれました。まあ、ディスカッションであろうと思い、問題ないよといったところ次のような答えが返ってきました。

カラムやっての続きを読む

2007年5月24日 ブレビコミン | | コメント(0)

Happy Friday?

beer.jpg

 今日は隣のラボに友人を夕食に誘いに行ったところ、なぜかみなビールを飲んでご機嫌でした。そうだ今日は卒業式だからかと思いましたが、そーいえば前も飲んでいたような。なぜかときいたところHappy Fridayだかららしい。謎。

 さらにお前もどうだ?といわれ、つい飲んでしまいました。久々のラボビールでなんだかちょっとほろ酔い気分♪

Happy Friday?の続きを読む

2007年5月19日 ブレビコミン | | コメント(0)

Rice cooker

どーでもよい話であるが、今日友人のアメリカ人からRice cookerをいただきました 。つまり炊飯器です。おい外人からもらうなよ!ほんとに日本人か!?という声が若干聞こえてきますが、まあそこまで料理もしないし佐藤のごはん的なパックでよいかなと思っていたからです。

ただ最近(最近に限ったことではないが・・・・)よく食べるのです。お昼に2食食べるならご飯だけでも持っていこうかなと。

Rice cookerの続きを読む

2007年5月18日 ブレビコミン | | コメント(0)

Nazarov環化を利用した全合成研究

  frontier.jpg

昨日は午後から1つ講演がありました。Alison J. Frontier, Ph.D (Assistant Professor of Chemistry,The University of Rochester)です。彼女は非常に若く、普通のねーちゃんにみえました(ねーちゃんはいいすぎか・・)が、なかなか面白いケミストリーをやっていました。

 

話の内容はNazalov環化とその反応を利用した全合成研究について。わからない人のためにNazarov 環化とは以下のような反応です。

Nazarov環化を利用した全合成研究の続きを読む

2007年5月18日 ブレビコミン | | コメント(0)

プラスマイナスエーテル!?

はじめのエントリーとして何を書くか迷いましたが、別に迷う必要もなく、好きなことを書けばよいと思ったので、適当な話題を書いていこうと思います。
 今日は隣のベンチのドイツ人がエーテルのにおいを嗅いで(よい子はまねをしてはいけません。)、sweet!!と喜んでいたので(別に怪しげな人ではありません。)、そんなに好きなのか?と聞いたら、ああ、いいねぇ~でもプラスマイナスエーテルの方がいいにおいだよ!っと言われました。

プラスマイナスエーテルってなに?頭の中に、ラセミ体のエーテル、つまり(±)-なんちゃらエーテルが思い浮かびました(苦笑)。適当に流そうかと思いましたがナニソレ?って聞いたら、構造を書いてくれました。

プラスマイナスエーテル!?の続きを読む

2007年5月17日 ブレビコミン | | コメント(2)

ホーム > 2007年5月



お勧め化学書籍

有機化学美術館へようこそ ~分子の世界の造形とドラマ [知りたい★サイエンス]
技術評論社
佐藤 健太郎(著)
発売日:2007-05-19
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:5889
おすすめ度:4.0
おすすめ度4 Web版のほうもお勧め
化学者たちの感動の瞬間―興奮に満ちた51の発見物語
化学同人
有機合成化学協会(編集)
発売日:2006-12
発送時期:通常24時間以内に発送
ランキング:21276
おすすめ度:5.0
おすすめ度5 買うべき
化学の大発見物語―竹内均・知と感銘の世界
ニュートンプレス
竹内 均(著)
発売日:2002-07
発送時期:通常3~5週間以内に発送
ランキング:206447
Powered by Movable Type 4.0