前編では、BOS2026とタリンについて、また今回訪問した理由、そして実際に講演するところまでお話しました。興味がある方はぜひ前編をどうぞ。
もう訪問してから3ヶ月近く経ってしまいましたが、今回はエクスカーションやディナー、そしてその後(?)を中心にご紹介したいと思います。
途中いろいろ名前がでてきますが、特別に説明しないので、講演者についてはこちらをご覧ください。
2日目―科学アカデミーで飯食いました
正直、講演は終わってしまったので、あとは他の化学者の講演を聞きつつ、ディナーとその後をエンジョイするだけです。
1日目は立食形式のディナーでしたが、2日目はエストニア科学アカデミーでお食事をいただきました。日本で言えば、日本学士院のようなところで着席して飯を食うようなもの。そんなところに連れてきていただけるとは、ありがたい限りです。
Thiemeがスポンサーとして参加しており、どうやらThiemeの方がこのディナーを企画してくれたようです。美味しい料理をみんなでいただきました。
そして、ここのベランダからの景色がとっても素晴らしい! また、アルコール度数60度の「Hansa」という強烈なリカーもあり、こちらもしっかり堪能しました。
前編でもお話しましたが、写真を見ると完全に昼間。しかし、これ夜10時です。夏のタリン、恐るべし。
- エストニア科学アカデミーにて
- Richimondらと
- 60度のおさけ
- 美味しい料理
- Martinと子どもたちと
3日目―少し抜け出して、買い物と観光
3日目。そろそろ講演を聞き続けるのにも疲れてきたので、Lucaの講演が終わったところで、ランチがてら散歩とお土産を買いに行くことにしました。
もちろん会場はオールインクルーシブなので、お昼ごはんも用意されています。ただ、ずっとホテルにいるのもなんなので、ちょっと街へ。
会場であるヒルトンからBolt(Uberみたいなもの)でタクシーを呼び、駅近くにあるテリスキヴィ・クリエイティブ・シティ(Telliskivi Creative City)へ向かいました。
テリスキヴィは、もともと工場や倉庫などが集まっていたエリアを再開発した、タリンのクリエイティブスポット。古い工業建築を活用した建物に、レストランやカフェ、ショップ、ギャラリーなどが集まっていて、旧市街とはまた違った雰囲気を楽しめます。ストリートアートも多く、歩いているだけでもなかなか面白い場所です。
その近くのスーパーマーケットでは、Kalevというエストニアのチョコレート、kohuke(コフケ)というエストニア名物のおやつ、そしてVana Tallinnというリキュールを購入。完全にお土産モードです。
クリエイティブ・シティを街歩きした後は、そのまま旧市街へ。散歩を満喫したところで、LIDOというビュッフェ形式のレストランに入り、軽く昼食を済ませました。

物価はやっぱり高いですね。
ちなみに、これで20ユーロ(3500円くらい)。もっと盛ってもよかったのですが、それほどお腹も減っていなかったので、このくらいに。せっかくなので、観光客向けの豪華な食事というより、地元の普通の昼食を体験したかったというのもあります。
なお、このBOS2026、招待講演者は領収書さえ提出すれば食事などの費用を払ってくれるという、非常に至れり尽くせりの待遇だったことも明記しておきます。
さて、午後にはポスター審査があったので会場へ戻ってきました。

Leonori研のLindaさんと
ポスター審査は、バルト三国の学生とそれ以外の学生に分かれており、僕の担当はCarlstenとOliverと3人で審査して受賞者を決めるというもの。
遊んでいるだけではありません。ちゃんと全部のポスターを回って審査しましたので、問題ないと思います(笑)。
3日目―カンファレンスディナー、そしてその後
カンファレンスディナーは、バスに乗って海の近くへ移動。
最初は「船上ディナーかな?」と思っていたのですが、着いたのは海辺の素敵な会場でした。料理や音楽を堪能しながら、みんなでワイワイと。とても良いディナーでした。
もちろん、これだけでは終わりません。
その後、LucaやEnamineの人たちを中心に2次会へ。
旧市街近くにある、とても由緒あるOlde Hansa(オルデ・ハンザ)というレストランへ入り、ビールと強いお酒をいただきました。中世のタリンをイメージした独特の雰囲気のお店で、夜に飲みに行くにはなかなか面白いところです。

LucaとEnamineと学生
そして、それでも飽き足らず3次会へ。
今度はスポーツバーのようなところに移動して、ジントニックなどを飲みながらさらに盛り上がりました。
結局ホテルに帰ったのは、写真の記録によると午前2時30分すぎ。
いやー、楽しみました。
最終日―そしてまた飲む
翌日はついに最終日。前日の帰宅は午前2時30分すぎでしたが、しっかり起きて講演を聞きました。
最後の講演はRichmond。いつもどおり背景からしっかり話していて、非常にわかりやすい講演でした。
そして、これにてBOS2026は終了!
とはいえ、僕のフライトは翌日。というわけで、この学会で知り合ったEnamineのBohdanとその奥さん、Levin研のポスドクらと、最後の夜も飲みに行くことにしました。
まずはホテルの前で、たらふくビールとVana Tallinnを飲み、その後は海辺に移動して、また飲み食い。
ちなみにBohdanには、秋に私が主宰する有機合成シンポジウムへの参加をお願いしたので、また日本で会える予定です。こうやって学会で知り合った人とのつながりが、また次につながっていくのも国際学会のいいところですね。
そして、はい。これもいつもどおり、写真だけ見ると完全に昼間ですが、23時前です。
夏の北欧は本当にいいですね。夜遅くまで明るいので、一日がものすごく長く感じます。
翌日はタリンを出発して無事帰国。
……と、その前に、パソコンをホテルに忘れて一度戻るというハプニングがありましたが(笑)、幸いすぐに気づいたので、何事もなく無事帰国できました。
というわけで、BOS2026でした
というわけで、おそらく日本から行ったことのある人もそれほど多くない、エストニア・タリンで開催されたBOS2026について、前後編にわたってご紹介しました。
バルト三国の学生たちも非常にレベルが高かったですし、それ以外の国からも多くのポスドクや学生が参加していて、とても良い学会だったと思います。
参加者同士の距離が近く、講演を聞くだけでなく、その後に一緒に食事をしたり飲んだりしながら交流できるのも、この学会のよいところでした。
最後にまとめ
BOSに参加して感じたことをまとめると、
- オーガナイザーの人たちがみんな優しくて穏やか。 とても居心地のよい学会でした。
- 講演時間が1人約1時間。 まとまった研究の話をじっくり聞けますし、講演する側としても自分の研究をしっかり紹介できます。
- 食事がおいしい。 サーモンやニシンなど北欧らしい魚料理も多く、学会中の食事も含めてかなり楽しめました。
- 夏はとにかく日が長い。 夜10時、11時でも明るいので、学会が終わってからでも十分に街を楽しめます。
- タリンの街並みが素晴らしい。 世界遺産の旧市街をはじめ、歩いているだけでも楽しめるきれいな街でした。
そして何より、サイエンスをじっくり議論しつつ、終わったらみんなで食べて飲んで楽しむ。個人的にはとても好きなタイプの学会でした。

次回のBOSは2028年に開催されます。
興味のある方は、ぜひ参加してみてください。ちなみに、次回の日本人講演者もこっそり推薦しておきましたが、さてどうなることやら。
最後に今回のオーガナイザーの皆様方に心より御礼申し上げます。
それでは、また!


































