2007年6月アーカイブ
立体選択的な(+)-Microcladallene Bの全合成

D. Kim, Park, B. Kim, H. Kim, and D. Kim.Angew. Chem. Int. Ed.,2006, 46, 4726 DOI:10.1002/anie.200700854.
ソウル大学(Seoul National University)のKimらによる(+)-Microcladallene Bの全合成です。どうでもよい話ですが、この著者たちみんなKimです(苦笑)。
海洋天然物である(+)-Microcladallene Bはテトラヒドロフラン環とα,α-transオキソセンがcisに縮環した、2,9-dioxabicyclo-[6.4.0]dodecaneを骨格に、アレーンとブロモ基を有するユニークな構造を有しています
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アスパラギン酸ペプチド触媒による不斉エポキシ化
Aspartate-Catalyzed Asymmetric Epoxidation Reactions.
Peris,G.; Jakobsche, C. E.; Miller, S. J. J. Am. Chem. Soc. 2007, 129, 8710. DOI:10.1021/ja073055a
Yale大学のScott J. Millerらによる報告です。Miller教授はオリゴペプチド型有機分子触媒の開発研究で世界的に有名ですが、本報告はその展開の一つとして位置づけられるでしょう。
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不正の告発??
私の働いている研究所ではいくつかのメーリングリストが回っていて、セミナー情報や、分析機器の動向、ラボ内のお知らせ等をメールで確認することになっています。どこの大学でも研究所でも米国ではこのような形をとっているところが多いと思います。つい最近のある日、セミナー情報であると思ってみたメールに思いがけない内容が書かれていました。
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ケミカル・アリに死刑判決
(画像:Tx Biz News テレビ東京)
1988年に起きた、クルド人虐殺事件(アンファル作戦)において、毒ガス類の使用を命じた、「ケミカル・アリ」の異名を持つイラクのアリ・ハサン・アルマジド元国防相の死刑が決定したそうです。
クルド人虐殺事件は、1980年代に起こったイラン・イラク戦争で、イランの支援を受けたクルド人政党へのイラクの報復であったといわれておりますが、実際はいろいろと裏があるようです。その話に関しては事実か仮説か判明していないので、とりあえずおいておくこととしましょう。
ところで、話は変わりますが、よく「毒ガス」といわれる化学兵器としてはどのようなものがあるのでしょうか?
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タミフルの新規合成法・その2
A Practical Synthesis of (-)-Oseltamivir, Satoh, N.; Akiba, T.; Yokoshima, S.; Fukuyama, T. Angew. Chem. Int. Ed. 2007, Early View. DOI:10.1002/anie.200701754
先日もとりあげたタミフルの化学合成。何かと注目最前線の医薬品ですので、全世界のあちこちで合成研究が行われている、というもっぱらの噂です。そんな中、またもや新たな合成法が報告されました。今回Angewandte Chemie誌に報告されたのは、アルカロイド合成の権威、東京大学薬学系研究科・福山透教授のグループによるものです。
不斉Diels-Alder反応によって構築される縮環骨格を上手く使って、官能基の立体選択的構築を行っています。
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