[スポンサーリンク]

一般的な話題

安田修祥・裕美子 若手化学者留学支援事業

[スポンサーリンク]

 

大学院生時代の経験として、海外留学は本当に素晴らしいものです。かくいう私も、1か月という短い期間ではありますが、当時米国スクリプス研究所の K. C. Nicolaou 先生の研究室に留学しました。研究期間自体は短かったものの、論文にも名前を入れていただき、そのときに出会った国内外の仲間とは、いまでも交流が続いています。

その後、博士研究員として再度海外留学を決めたのも、この経験があったからこそです。

一方で、昨今の円安や物価高騰により、海外留学のハードルは以前よりかなり高くなっています。以前は JSPS の海外挑戦プログラムが学振受給者向けに用意されていましたが、残念ながら現在は終了しており、研究費や大学独自の支援がなければ留学が難しいケースも少なくありません。

もちろん一般向けの支援制度が全くないわけではありませんが、多くは博士号取得後の博士研究員向けであり、大学院生向けの支援はまだまだ限られている印象です。

そんな中、今年から大学院生向けの新しい留学支援制度が始まりました。それが、

「安田修祥・裕美子 若手化学者留学支援事業」

です。

米国メルクでご活躍された故・安田修祥氏の遺志に基づき、化学の発展と若手育成を目的として創設された制度で、安田裕美子氏およびクラウドファンディング支援金による基金を原資としているとのことです。

条件としては、

・日本化学会会員
・米国留学
・主に有機化学分野
・日本国籍

など、ある程度限定されていますが、条件が合う方にとってはかなり良いチャンスだと思います。支援額は100万円/件。しかも件数上限を特に設けていない点も印象的です。

締切は5月末ですが、申請書も比較的シンプルに見えます。

海外留学を考えている大学院生の方は、ぜひ挑戦してみてください!

申請書や概要はこちら!

【申請先・問い合わせ】
公益社団法人 日本化学会
安田修祥・裕美子 若手化学者留学支援事業 係
E-Mail: ryugaku@chemistry.or.jp

関連書籍

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 化学者のためのエレクトロニクス入門① ~電子回路の歴史編~
  2. アンモニアを室温以下で分解できる触媒について
  3. 小型質量分析装置expression® CMSを試してみた
  4. 「π-πスタッキング」という言葉が生む誤解【芳香環の相互作用を見…
  5. マテリアルズ・インフォマティクスのためのデータサイエンティスト入…
  6. 化学エネルギーを使って自律歩行するゲル
  7. 理系ライターは研究紹介記事をどうやって書いているか
  8. マテリアルズ・インフォマティクスの基礎知識とよくある誤解

注目情報

ピックアップ記事

  1. 向山縮合試薬 Mukaiyama Condensation Reagent
  2. 文具に凝るといふことを化学者もしてみむとてするなり⑲:Loupedeck Live Sの巻
  3. 化学の資格もってますか?
  4. アジドの3つの窒素原子をすべて入れる
  5. ポリエチレンとポリプロピレン、7カ月ぶり値上げ浸透
  6. Essential Reagents for Organic Synthesis
  7. 原油生産の切り札!? 国内原油生産の今昔物語
  8. CO酸化触媒として機能する、“無保護”合金型ナノ粒子を担持した基板を、ワンプロセスで調製する手法を開発
  9. 可視光照射でトリメチルロックを駆動する
  10. マーシャル プロパルギル化 Marshall Propargylation

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2026年5月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

注目情報

最新記事

光でゆがむ分子 ― アルミニウム錯体の対称性の破れをコヒーレント振動分光で観測

第711回のスポットライトリサーチは、九州大学大学院理学研究院 化学部門(分光分析化学研究室)・江原…

有機合成のカラム精製に革新を 〜モノリスカラムで変わる「研究のスピード」〜

筆者の研究室では有機合成を行っています。合成も大変ですが、何より大変なのが精製操作。最近、とある…

酸素は系内に入り込み続ける【プロセス化学者のつぶやき】

前回まで1. 設定温度と系内の実温度のお話2. 温度値をどう判断するか3. 反応操作をし…

アンモニウム構造によりラジカル種の発生位置を完全に制御!

第710回のスポットライトリサーチは、関西学院大学理工学研究科 村上研究室の榊原 陽太(さかきばら …

化学つれづれ草【ある研究者の回想】

概要物理化学者で量子機能材料を専門とする著者によるエッセイ集.化学者としての研究,教育,人生…

第60回有機反応若手の会

開催概要有機反応若手の会は、有機化学分野で研究を行う全国の大学院生を中心とした若手研究者が集い、…

ノーベル賞受賞者と語り合う5日間!「第18回HOPEミーティング」参加者募集!

申し込みはこちら概要主催:独立行政法人 日本学術振興会(JSPS)開催地:神奈川…

光触媒による高効率なCO2還元の実現―まさかの光を弱く当てることが重要だった―

第709回のスポットライトリサーチは、東京科学大学 理学院(前田研究室)博士後期課程2年の仲田竜一 …

「π-πスタッキング」という言葉が生む誤解【芳香環の相互作用を見直す: 前編】

芳香環が平行に並んで近接しているとき、その構造を「π–π スタッキング」と表されることがよくあります…

一重項酸素によるC(sp2)−P結合切断を用いた長波長光によるリン化合物のアンケージング

第 708 回のスポットライトリサーチは、同志社女子大学 薬学部 医療薬学科 5…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP