[スポンサーリンク]

化学者のつぶやき

溶媒としてアルコールを検討しました(笑)

今回は知人から教えてもらった一発ネタを紹介。

最近報告例が山ほどあって追い切れない、有機分子触媒研究の一つなのですが、その溶媒検討のテーブルに・・・

alcohol_1.gif
(表は論文より引用)

この反応系では、どうやら5%エタノール水溶液が溶媒として最適だったらしいのですが・・

A decrease of both diastereo- and enantioselectivities has also been observed when beer was replaced by wine to increase the alcohol proof.

とかちゃんと書かれてるし・・・。ヨーロッパ人はフリーダムですね。

ところで実験化学者には酒豪も多いと聞きますが、秘蔵のお酒を持ち出して、一度試してみる・・・のも面白いかも?

ちなみに元論文は Alexakis, A. et al. Org. Lett. 2008, ASAP doi:10.1021/ol801772pです。

The following two tabs change content below.
cosine

cosine

博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。 関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。 素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 高選択的なアルカンC–H酸化触媒の開発
  2. アルカリ金属でメトキシアレーンを求核的にアミノ化する
  3. ヒト胚研究、ついに未知領域へ
  4. YMC研究奨励金当選者の声
  5. 化学のうた
  6. 乾燥剤の脱水能は?
  7. ファージディスプレイでシステイン修飾法の配列選択性を見いだす
  8. 高機能な導電性ポリマーの精密合成法の開発

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. ナノの世界の交通事情~セルラーゼも渋滞する~
  2. カーボンナノチューブをふりかえる〜Nano Hypeの狭間で
  3. 有機化学クロスワードパズル
  4. Thieme-IUPAC Prize in Synthetic Organic Chemistry ―受賞者一覧
  5. 科学部をもっと増やそうよ
  6. 池田 富樹 Tomiki Ikeda
  7. ご注文は海外大学院ですか?〜出願編〜
  8. 理系の海外大学院・研究留学記
  9. アンソニー・アルジュンゴ Anthony J. Arduengo, III
  10. カレーの成分、アルツハイマー病に効く可能性=米研究

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

“かぼちゃ分子”内で分子内Diels–Alder反応

環状水溶性ホスト分子であるククルビットウリルを用いて生体内酵素Diels–Alderaseの活性を模…

トーマス・レクタ Thomas Lectka

トーマス・レクタ (Thomas Lectka、19xx年xx月x日(デトロイト生)-)は、米国の有…

有機合成化学協会誌2017年12月号:四ヨウ化チタン・高機能金属ナノクラスター・ジシリルベンゼン・超分子タンパク質・マンノペプチマイシンアグリコン

2017年も残すところあとわずかですね。みなさまにとって2017年はどのような年でしたでしょうか。…

イミデートラジカルを経由するアルコールのβ位選択的C-Hアミノ化反応

オハイオ州立大学・David A. Nagibらは、脂肪族アルコールのラジカル関与型β位選択的C(s…

翻訳アルゴリズムで化学反応を予測、IBMの研究者が発表

有機化学を原子や分子ではなく、単語や文と考えることで、人工知能(AI)アルゴリズムを用いて化学反応を…

細胞をつなぐ秘密の輸送路

細胞から細く長く伸びるワイヤー状の管。サイトネームやトンネルナノチューブと呼ばれるこの管は、離れた細…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP