[スポンサーリンク]

身のまわりの分子

メバスタチン /Mevastatin

compactin.gif 

メバスタチン(mevastatin)は、スタチン系薬物のプロトタイプであり、HMG-CoA還元酵素阻害作用を示す。別名コンパクチン(compactin)

  • 用途・歴史

スタチン系薬物は、高脂血症の特効薬として処方され、HMG-CoA還元酵素を阻害する事で薬理作用を示します。世界中で処方されている薬の一つであり、ペニシリン以来の夢の薬と言われています。

旧・三共株式会社の遠藤章らは、スタチン系最初の薬物であるメバスタチンを発見し、後に大きな市場となるスタチン系薬物の研究フィールドを切りひらきました。

メバスタチン自体は毒性発現などの理由により製品化には至りませんでしたが、類似構造をもつシンバスタチン・プラバスタチン(メバロチン)などの医薬品は、いずれも数十億ドル規模の売り上げを誇るブロックバスター薬となっています。

  •  合成法

 

  • 関連リンク

遠藤章 – Wikipedia

Akira Endo – Wikipedia

endoakira.com

Mevastatin – Wikipedia

スタチン – Wikipedia
 

The following two tabs change content below.
cosine

cosine

博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。 関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。 素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. バイアグラ /viagra
  2. ギンコライド ginkgolide
  3. ギ酸 (formic acid)
  4. 二フッ化酸素 (oxygen difluoride)
  5. ボルテゾミブ (bortezomib)
  6. ペリプラノン
  7. ニトログリセリン / nitroglycerin
  8. 酢酸フェニル水銀 (phenylmercuric acetate…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 化学系プレプリントサーバー「ChemRxiv」のβ版が運用開始
  2. アシル系保護基 Acyl Protective Group
  3. 受賞者は1000人以上!”21世紀のノーベル賞”
  4. ブレデレック オキサゾール合成 Bredereck Oxazole Synthesis
  5. セレノフェン : Selenophene
  6. Imaging MS イメージングマス
  7. 論説フォーラム「グローバル社会をリードする化学者になろう!!」
  8. アフマトヴィッチ反応 Achmatowicz Reaction
  9. ボロン酸エステル/ヒドラゾンの協働が実現する強固な細胞Click反応
  10. 名大の巽教授がIUPAC次期副会長に

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

ボロン酸エステル/ヒドラゾンの協働が実現する強固な細胞Click反応

2017年、アルバータ大学・Dennis G. Hallらは、細胞毒性の低いボロン酸とジオール間での…

分子で作る惑星、その名もナノサターン!

2018年、東工大の豊田真司先生らによって、まるで土星を型どったような分子の合成が報告された。フラー…

磯部 寛之 Hiroyuki Isobe

磯部寛之(いそべひろゆき、1970年11月9日–東京都生まれ)は日本の有機化学者である。東京大学理学…

死海付近で臭素が漏洩

イスラエル警察は死海付近の向上から臭素が漏れだしたことを明らかにし、付近住民に自宅にとどまるよう呼び…

光触媒反応用途の青色LED光源を比較してみた

巷で大流行の可視光レドックス触媒反応ですが、筆者のラボでも活用するようになりました。しかし経…

宮沢賢治の元素図鑑

概要本書は宮沢賢治の作品に登場する元素を取り上げ、作品を入り口として各元素について解説した書…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP