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50代で初めての転職。面接対策から退職交渉までフォローし、マッチングを成功させた「伴走」の重要性

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40~50代からの転職に、不安を抱く人は少なくありません。年齢的なハードル、これまで築いてきたキャリアの重み、そして「このままでいいのか」という迷い。そうした複雑な想いの中で、一歩を踏み出すことは決して容易ではありません。

そんな求職者と企業の架け橋となり、人生の転機に寄り添うのがLHH転職エージェント(以下、LHH)です。今回は「品質保証の仕事にもう一度携わりたい」「プレイングマネージャーとして働きたい」という思いから、50代で初めての転職に挑んだ男性管理職を支援し、最大手クラスの素材メーカーとのマッチングを実現したLife Science&Medical紹介部Medical Technology課の遠藤太さんに、そのいきさつを伺いました。

〈目次〉

・品質保証への強い思いを持った50代男性の転職活動を後押し

・こまめな情報共有で企業・求職者双方をフォローし、退職交渉も支援

・求職者から「理想のポジションに就けて嬉しい」と喜びのコメント

・企業と求職者の長期的なwin-winを実現

品質保証への強い思いを持った50代男性の転職活動を後押し

Medical Technology課に所属する遠藤さんは、製薬・バイオメーカーを中心に幅広い企業を担当しています。中でも強みとしているのが、研究職や品質保証・品質管理といった技術系ポジション。2019年の入社以来一貫して同領域に携わりながら、年間20~30件の成約を積み重ねてきました。

そんな遠藤さんに転職相談を持ちかけたのが、内資系大手製薬メーカーに勤める50代男性のJさん。長年にわたり品質保証業務に従事し、課長職も経験したベテランです。会社の方針により品質保証部門が分離され、Jさんは工場長として製造管理側へ異動。新たな役割に取り組んだものの、「やはり品質保証の仕事がしたい」という思いが次第に強まっていったといいます。

「とはいえ、Jさんにとっては初めての転職です。就職氷河期で苦労されたこともあり、当初、転職に積極的ではありませんでした。そこで、『このままでは希望の仕事に戻れる可能性は低く、残りのキャリアを考えたとき、やりたいことを諦めたまま過ごすのはもったいない。まずは動いてみることが大事です。そのためのサポートをさせてください』と初回面談で伝えました」

遠藤さんのこの言葉が、Jさんの背中を押すことになったのです。

「時間をかけて仕事観やキャリアビジョンをヒアリングした結果、Jさんが転職で最も重視していたのは、品質保証の仕事に携われること、そして現場に近い立場で働けることでした。単なる管理職ではなく、プレイングマネージャーとして現場に関われる環境を求めていたのです。Jさんからは、穏やかで誠実な印象を受けました。加えて、長年の経験に裏打ちされた専門性と、相手に配慮するコミュニケーション力も持ち合わせている。年齢のハードルはあるものの、Jさんを求める企業は必ず存在すると確信していました」

こまめな情報共有で企業・求職者双方をフォローし、退職交渉も支援

遠藤さんは面談後、すぐに最大手クラスの素材メーカーを紹介。同社は2026年稼働予定の新工場立ち上げに向け、品質保証やマネジメント経験のある技術者を求めていました。

「企業側からは『Jさんは経験も豊富なので、品質保証以外のポジションも含めて多角的に検討したい』とご連絡がありました。同社はまず、希望条件やポジションのすり合わせのためにカジュアル面談を実施。その後の選考でも『どのポジションがJさんに最も適しているか』と部長クラスを交えて検討されました。Jさんは『これだけ丁寧に進めていただけるものなんですか』と驚いていましたね」

しかし、心配な点もあったといいます。慎重に可能性を探っていた分、配属先が最終面接直前まで確定しなかったことです。通常であれば不安要素になり得る状況ですが、遠藤さんは電話やメールを駆使したこまめな情報共有でJさんを支えました。企業がどのような意図で検討を進めているのか、どのポジションが候補に挙がっているかを逐一伝え、「Jさんの意向を踏まえた上で、真摯に最適な配置を考えていただいている」とメッセージを届け続けたのです。同時に、面接を終える度、企業に対してもJさんの「品質保証の仕事に携わりたい」「現場に近い立場で働きたい」という熱い思いを発信することを忘れませんでした。

また、同社の事業であるCDMO(医薬品受託製造)についても、ビジネスモデルの違いをJさんへ丁寧に説明。今後、将来性や発展性を見込めるフィールドで活躍できることを伝え、理解を深めた上で面接に臨めるよう準備を整えたといいます。

「選考が進むにつれ、Jさんの意向度は明確に上昇していきました。『ここで働きたい』という思いがどんどん強まり、最終面接前には第一志望となっていたのです」

遠藤さんのサポートは、それだけにとどまりません。初めての転職に加え、Jさんが工場長という重要ポジションに就いていたことから、強い引き留めが予想されました。そこで遠藤さんは事前に想定されるやり取りを共有し、退職交渉の方法やタイミングまで細かくアドバイス。素材メーカー側とも連携し、Jさんと現場責任者との面談機会を設けるなど万全の体制でフォローしました。結果、Jさんは前職の社長から話し合いを求められたものの、無事円満退職できたのです。

求職者から「理想のポジションに就けて嬉しい」と喜びのコメント

「最終的に企業から提示されたのは、これまで存在しなかった『部下なしの管理職』というポジションでした。管理職としての裁量を持ちながらも、現場に深く関わり続けられる。まさにJさんの求めていた働き方そのものであり、Jさんのために企業側が用意した役割です」

内定を獲得したJさんからは、「理想のポジションに就けていただけて本当に嬉しい」と、喜びのコメントが届きました。今回の事例の成功要因について、遠藤さんは次のように指摘します。

「通常の転職活動では、ポジションありきで選考が進み、条件面や他候補者との比較によって結果が左右されることも少なくありません。しかし今回は、企業側が求職者に強い関心を持ち、『どのポジションで迎えるのが最も適切か』という視点から検討を重ねてくださいました。LHHならではの介在価値が発揮された、非常に印象的な事例です」

そのプロセスにおいて、遠藤さんはどのような役割を果たしたのでしょう。評価されるべきはJさんだと前置きしつつ、遠藤さんは「Jさんの実力が買われるきっかけづくり」「安心して選考を進められる環境の整備」が自身の介在価値だったと語ります。

「初めての転職ということもあり、不安は大きかったと思います。だからこそ、できるだけ情報をオープンにし、見えない部分を減らして安心してもらうことを意識しました」

この積み重ねが、Jさんと企業双方の意思決定を後押しし、満足度の高いマッチングを実現させたのでしょう。

企業と求職者の長期的なwin-winを実現

LHHでは、一人のコンサルタントが求職者と企業の双方を担当する「360度式コンサルティング」を採用しています。

「私が特に心がけているのは、入社前の条件交渉だけで完結しない『長期的なwin-win』の構築です。採用はあくまでスタートであり、入社後に双方が満足しながら働き続けられるかどうかが本質的な成功を左右します。そのため、表面的な条件の一致にとどまらず、価値観や働き方、組織との相性といった目に見えにくい要素まで丁寧にすり合わせるのです」

Jさんの事例が示すように、企業には求職者の志向や強みを的確に伝え、求職者には企業の期待や実情を具体的に共有。相互理解を深めることが入社後のミスマッチを防ぎ、結果として長期的な定着と活躍につながると、遠藤さんは話します。

こうした姿勢をさらに深化させるのが、転職条件だけでなく求職者のライフスタイルやキャリアビジョンを深掘りし、企業側からの要望と合致させる「ビジョンマッチング」というLHH独自の考え方です。

「まず、企業側に対して理想とする人物像や期待する役割、さらには組織が抱える課題や、採用によって実現したい未来像を丁寧にヒアリングします。一方で求職者に対しても、これまでのキャリアやスキルだけでなく、転職によって何を実現したいのか、どのような価値観を大切にしているのかといった内面に深く切り込んでいくのです」

その上で両者を結びつける際には、単なるスキルの適合ではなく、「目指す方向性が重なっているか」「入社後に実現したい姿が一致しているか」といった観点を重視。初回面談の段階からこうした要素をすり合わせ、ズレがないかを見極めることで、より本質的なマッチングができているといいます。

最後に遠藤さんは、転職を検討する40~50代の求職者に向けて、次のように語りました。

「年齢的に不安を感じる方も多いと思いますが、まずは話をすることから始めてほしいですね。転職するべきでない場合はそうお伝えしますし、逆に可能性があるならしっかりサポートします。悩み続けるより、一度言葉にしてみることで、見えるものは必ずあります。そういった気持ちでご相談いただければ幸いです」

転職はゴールではなく、その先のキャリアを形づくるための手段です。そして、最初の一歩を踏み出し、走り切るためには、信頼できる「伴走者」の存在が不可欠です。求職者に寄り添い、足並みを揃えてともに歩んでいくあり方もまた、LHH転職コンサルタントの強みと言えるでしょう。

〈プロフィール〉

LHH転職エージェント コンサルタント:遠藤 太(えんどう ふとし)
大学院修了後、金融業界での営業経験を経て2012年に人材業界へ。求人広告営業や薬剤師専門の転職エージェントでキャリアを積む。LHH転職エージェントに入社後は、主に医薬品・バイオ領域での各種専門職の転職支援を行う。

LHH転職エージェントについて


LHH転職エージェントとは、世界最大の総合人財サービス企業アデコが日本で展開する転職支援サービスのブランド名称です。国内では大都市圏を中心に事業を展開し、各領域に精通した転職コンサルタントがさまざまな業界・職種の転職サポートを行っています。ライフサイエンス・メディカル領域においては、化学業界を軸に、理化学機器、製薬、再生医療、医療機器といった分野でご活躍される方々の転職をサポートしています。

※LHH Japan公式 note

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