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一般的な話題

MEDCHEM NEWS 35-1 号「創薬の未来を担う若き研究者へのメッセージ」

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日本薬学会 医薬化学部会の部会誌 MEDCHEM NEWS より、オープンアクセスとして公開中の 35-1号 (2025年2月発行)の紹介です。

各項目のタイトルおよび画像から該当記事へ飛べます (新しいタブで開きます) ので、隅々までご覧ください!

(著者様のご所属は掲載当時のものです)

■巻頭言

Geroscienceの展望と新たな治療薬への期待
荒井 秀典
国立長寿医療研究センター

高齢化が進む現代社会において、従来の臓器別医療から「老化」を治療対象とするパラダイムシフトが起こりつつあります。なかでも、Geroscience では加齢に伴う疾患や症状の基礎にある「老化プロセス」を標的とし、未来の健康長寿社会の実現のため病気の予防や健康寿命の延伸を目指します。

■創薬最前線

ペプチド創薬が各モダリティへ与えるインパクト
舛屋 圭一
ペプチドリーム株式会社

本号の創薬最前線は、ペプチドリーム社における新たなペプチド事業展開について紹介しています。これまでの PDPS 技術に加えて、最近目覚しく発展している標的放射線治療薬の開発とタンパク性成長因子を合成ペプチドで代替する斬新なペプチド研究開発の取り組みです。ぜひご一読ください。

■WINDOW

スイス連邦工科大学チューリッヒ校Dario Neri 研究室での留学生活
恩田 勇一
田辺三菱製薬株式会社

本稿では、製薬企業からスイスに留学された際の研究生活や、多文化環境での生活を通じて得た経験について紹介していただきました。スイスの魅力や研究・教育体制の違いだけでなく、研究者の在り方の一つとしても参考になるのではないでしょうか、ぜひご一読ください。

ESSAY

mRNAワクチン「ダイチロナ®筋注」の研究開発
小泉 誠, 大西 朗之, 丹羽 貴子
第一三共株式会社

LNP-siRNA の DDS 研究から始まり、COVID-19 に対する mRNA ワクチンへの応用について述べられています。2023 年には見事にダイチロナ®筋注として製造販売承認を取得されており、そのサクセスストーリーには一読の価値があります。

■DISCOVERY

新規アルツハイマー病治療薬レカネマブの創製
石川 幸雄
エーザイ株式会社

ついにアルツハイマー病を治せる時代に!可溶性アミロイドβ凝集体に対する抗体医薬であるアルツハイマー病治療薬レカネマブの研究開発について、エーザイの研究者にご執筆頂きました。成功の鍵は、4R とのことです。

■DISCOVERY

植物ホルモン受容体に見る分子糊の2つの作用機構
上田 実, 松本 幸太郎, 加治 拓哉
東北大学

東北大学の上田実先生らは、植物ホルモン JA-Ile と COR が、ユビキチンリガーゼ COI1 と転写リプレッサー JAZ の相互作用を誘導する分子糊として機能し、それぞれ異なる作用機構を持つことを解明しました。この発見は、今後の分子糊開発への新指針を与えるものと期待されます。

■DISCOVERY

機械学習と画像解析技術を活用した天然物化学研究
人羅 勇気, 檜垣 匠, 塚本 佐知子
熊本大学

本論文では、AI による機械学習と画像解析の技術を取り入れた天然物創薬の新しい試みについて解説されています。古くから行われてきた未開拓天然資源探索の新たな潮流について興味のある方は、ぜひご一読下さい。

■SEMINAR

反応性の低い窒素求核剤とカルボン酸の簡便なワンポットアミド形成反応
梅原 厚志
東北大学

反応性の低いインドールやカルバゾール等の窒素原子のアシル化を実現した魔法の試薬の開発について述べられています。二炭酸ジ-tert-ブチルと一緒に用いる塩基触媒の選択により反応性が大きく変わることにご注目ください。

COFFEE BREAK

ここにくれば人と「くすり」の歩みがわかる
島村 七海
中冨記念財団 中冨記念くすり博物館

佐賀県鳥栖市にある中冨記念くすり博物館は、この地の伝統的な製薬文化である「田代売薬」を紹介することを目的に設立された歴史民俗博物館です。 本解説文を読んで興味を持たれた方は、博物館にぜひ足を運んで、我が国と世界の「くすり」の歩みについて造詣を深めて下さい。

■特別コラム 創薬の未来を担う若き研究者へのメッセージ

二刀流のすすめ
廣部 雅昭
東京大学

今では当たり前に使われている“創薬”という単語の生みの親である廣部雅昭先生からのメッセージです。薬学教育者、アカデミア発創薬を体験された時代の重鎮より、将来の日本の創薬に期待を込めた重みのある内容です。創薬における“二刀流”とは何か是非ご一読ください。

関連書籍

本号の「BOOKS 紹介」より①

新薬に出会うまで 私の履歴書 (日本経済新聞出版)

新薬に出会うまで 私の履歴書 (日本経済新聞出版)

中山讓治
¥2,048(as of 09/16 19:40)
Release date: 2024/02/15
Amazon product information

本号の「BOOKS 紹介」より②

DNA-Encoded Libraries (Topics in Medicinal Chemistry Book 40) (English Edition)

DNA-Encoded Libraries (Topics in Medicinal Chemistry Book 40) (English Edition)

¥43,277(as of 09/16 19:40)
Release date: 2022/11/25
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MEDCHEM NEWS 紹介記事バックナンバー

MEDCHEM NEWS 34-4 号「新しいモダリティとして注目を浴びる分解創薬」
MEDCHEM NEWS 34-3 号「2023年度メドケムシンポ優秀賞」
MEDCHEM NEWS 33-2 号 「2023年度医薬化学部会賞」
MEDCHEM NEWS 33-1 号「創薬を支える計測・検出技術の最前線」
MEDCHEM NEWS 33-4 号「創薬人育成事業の活動報告」
MEDCHEM NEWS 33-3 号「30年後の創薬研究」
MEDCHEM NEWS 33-2 号 「2022年度医薬化学部会賞」
MEDCHEM NEWS 33-1 号 「創薬への貢献」
MEDCHEM NEWS 32-4 号「創薬の将来ビジョン」
MEDCHEM NEWS 32-3号 「シン・メディシナルケミストリー」
MEDCHEM NEWS 32-2号 「儲からないが必要な薬の話」
MEDCHEM NEWS 32-1号「機械学習とロボティックス特集」
MEDCHEM NEWS 31-4号「RNA制御モダリティ」
MEDCHEM NEWS 31-3号「ケムステ代表寄稿記事」
MEDCHEM NEWS 31-2号「2020年度医薬化学部会賞」
MEDCHEM NEWS 31-1号「低分子創薬」
MEDCHEM NEWS 30-4号「ペプチド化学」
MEDCHEM NEWS 30-3号「メドケムシンポ優秀賞」

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DAICHAN

投稿者の記事一覧

創薬化学者と薬局薬剤師の二足の草鞋を履きこなす、四年制薬学科の生き残り。
薬を「創る」と「使う」の双方からサイエンスに向き合っています。
しかし趣味は魏志倭人伝の解釈と北方民族の古代史という、あからさまな文系人間。
どこへ向かうかはfurther research is needed.

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