[スポンサーリンク]

化学者のつぶやき

大学の講義を無料聴講! Academic Earth & Youtube EDU

YoutubeEDU およびAcademic Earth は、アメリカの超一流大学の講義動画を無料配信している、驚くべきサービスです。実は最近出来たばかり。UC Berkeley, Harvard, MIT, Princeton, Stanford, Yaleといった、世界に名だたる大学が動画を提供しています。

Web上で講義を公開しようという試み自体は、実は以前から行われていました。MITが発信しているMIT OpenCourseWareなどは、その先駆けです。それに倣って、アメリカは勿論、日本国内の大学も、続々と類似サービスを始めるようになりました(関連リンク参照)。

 

そんな流れにあったので、「ならばいっそ一ヶ所にまとめてしまった方が、ユーザにとって便利なのでは?」と誰かが考えたのでしょう。これら二つのサービスは、そんなアイデアの産物なのだと想像されます。

 

今後コンテンツの充実が進めば、この上なく有益なサービスになっていくのは間違いなさそうです。将来留学を考えている人や、自分の専門知識を深めたい人向けの参考資料として、もちろん英語学習の教材としても使えそうです。優れたリソースを、一般大衆でも恩恵を得られる形で分け与えようとする太っ腹さ・豪快さは、やはりアメリカならではですね。

 

化学領域においても、多くの講義動画が公開されています。個人的に良いなと思えたのは、実験テクニックのレクチャー動画。例えば以下の動画では、カラムクロマトグラフィ・薄層クロマトグラフィ(TLC)の手順と注意点を解説してくれています。

 


実用的な実験テクニックが書いてある参考資料は意外に少ないですし、何より動画で解説されると視覚的・直観的に飲み込みやすいものです。学生/院生向け研究補助教材としても、便利に使えそうに思えました。

こういうものがWebですぐ見られるようになった、というのは本当に凄いことですね。いやはや、時代は変わりました。

 

関連リンク

The following two tabs change content below.
cosine

cosine

博士(薬学)。Chem-Station副代表。現在国立大学教員として勤務中。専門は有機合成化学、主に触媒開発研究。 関心ある学問領域は三つ。すなわち、世界を創造する化学、世界を拡張させる情報科学、世界を世界たらしめる認知科学。 素晴らしければ何でも良い。どうでも良いことは心底どうでも良い。興味・趣味は様々だが、そのほとんどがメジャー地位を獲得してなさそうなのは仕様。

関連記事

  1. 相撲と化学の意外な関係(?)
  2. 分子構造をモチーフにしたアクセサリーを買ってみた
  3. 向山アルドール反応40周年記念シンポジウムに参加してきました
  4. 化学は地球を救う!
  5. ビタミンB12を触媒に用いた脱ハロゲン化反応
  6. Brønsted酸触媒とヒドロシランによるシラFriedel-C…
  7. がん細胞をマルチカラーに光らせる
  8. ご注文は海外大学院ですか?〜選考編〜

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. 信じられない!驚愕の天然物たち
  2. ケムステタイムトラベル2010 ~今こそ昔の記事を見てみよう~
  3. 紹介会社を使った就活
  4. 普通じゃ満足できない元素マニアのあなたに:元素手帳2016
  5. MNBA脱水縮合剤
  6. ジャンフェン・カイ Jianfeng Cai
  7. リンダウ島インセルホール
  8. TPAP(レイ・グリフィス)酸化 TPAP (Ley-Griffith)Oxidation
  9. クラリベイト・アナリティクスが「引用栄誉賞2018」を発表
  10. サイエンス・ダイレクトがリニューアル

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

モリブデンのチカラでニトロ化合物から二級アミンをつくる

川上原料のニトロアレーンとアリールボロン酸を用いた二級アミン合成法が報告された。空気下で安定なモリブ…

化学的に覚醒剤を隠す薬物を摘発

化学変化を加えると覚醒剤に加工できる指定薬物を密輸しようとしたなどとして、東京税関成田支署と成田空港…

ニコラス-ターナー Nicholas Turner

ニコラス ターナー (Nicholas Turner, 1960年6月2日イギリス、ケント州Orpi…

博士課程に進学したあなたへ

どういった心構えで研究生活を送るべきかについて、昨年ですが面白い記事がNatureに出ていたので、紹…

【書籍】フロンティア軌道論で理解する有機化学

「軌道の見方がわかる!有機反応を一貫して軌道論に基づいて解説。新しい有機化学を切り拓く読者へ…

少量の塩基だけでアルコールとアルキンをつなぐ

カリウムtert-ブトキシドを触媒とするα-アルキルケトン合成法が報告された。遷移金属を用いず、高い…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP