[スポンサーリンク]

ケムステニュース

武田、フリードライヒ失調症薬をスイス社と開発

[スポンサーリンク]

Idebenone 武田薬品工業は3日、希少疾患であるフリードライヒ失調症(FRDA)の治療薬「イデベノン(一般名)」について、スイスのバイオ・ベンチャー、サンセラ社と欧米で共同開発・販売する契約を締結したと発表した。

 武田が脳代謝機能改善薬として発売済みの薬剤に、新たにFRDAの適応を追加するのが目的。同薬の効能に強い興味を示したサンセラが臨床試験(治験)の主体となる。武田はサンセラに契約一時金のほか、開発や売り上げの状況に合わせた対価を支払う。サンセラが米国で、武田が欧州で販売する。 (引用:日本経済新聞


 イデベノンidebenone)は以下のような構造をしていて、コエンザイムQ10と側鎖以外の構造が同一で類似した化合物です。以前、コエンザイムQ10の健康食品にイデベノンが含有していたということで話題になりました。詳しくは関連ニュースをどうぞ。


関連ニュース


新たな製品から未承認成分検出 大津の会社製造(2005.4.3)

Avatar photo

webmaster

投稿者の記事一覧

Chem-Station代表。早稲田大学理工学術院教授。専門は有機化学。主に有機合成化学。分子レベルでモノを自由自在につくる、最小の構造物設計の匠となるため分子設計化学を確立したいと考えている。趣味は旅行(日本は全県制覇、海外はまだ20カ国ほど)、ドライブ、そしてすべての化学情報をインターネットで発信できるポータルサイトを作ること。

関連記事

  1. 青色LED和解:中村教授「日本の司法制度は腐ってる」
  2. 臭素系難燃剤など8種を禁止 有害化学物質の規制条約
  3. 小児薬、大人用を転用――アステラス、抗真菌剤
  4. はやぶさ2が持ち帰った有機化合物
  5. 「日本化学連合」が発足、化学系学協会18団体加盟
  6. アミンの新合成法
  7. 「富士フイルム和光純薬」として新たにスタート
  8. 資生堂:育毛成分アデノシン配合の発毛促進剤

注目情報

ピックアップ記事

  1. 創薬における中分子
  2. ジョーンズ酸化 Jones Oxidation
  3. 結晶構造データは論文か?CSD Communicationsの公開
  4. ダグ・ステファン Douglas W. Stephan
  5. 材料開発における生成AIの活用方法
  6. Gabriel試薬類縁体
  7. 振動円二色性スペクトル Vibrational Circular Dichroism (VCD) Spectrum
  8. 「理研よこはまサイエンスカフェ」に参加してみた
  9. ポンコツ博士の海外奮闘録⑦〜博士,鍵反応を仕込む〜
  10. 天才プログラマー タンメイが教えるJulia超入門

関連商品

ケムステYoutube

ケムステSlack

月別アーカイブ

2005年8月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

注目情報

最新記事

アクリルアミド類のanti-Michael型付加反応の開発ーPd触媒による反応中間体の安定性が鍵―

第622回のスポットライトリサーチは、東京理科大学大学院理学研究科(松田研究室)修士2年の茂呂 諒太…

エントロピーを表す記号はなぜSなのか

Tshozoです。エントロピーの後日談が8年経っても一向に進んでないのは私が熱力学に向いてないことの…

AI解析プラットフォーム Multi-Sigmaとは?

Multi-Sigmaは少ないデータからAIによる予測、要因分析、最適化まで解析可能なプラットフォー…

【11/20~22】第41回メディシナルケミストリーシンポジウム@京都

概要メディシナルケミストリーシンポジウムは、日本の創薬力の向上或いは関連研究分野…

有機電解合成のはなし ~アンモニア常温常圧合成のキー技術~

(出典:燃料アンモニアサプライチェーンの構築 | NEDO グリーンイノベーション基金)Ts…

光触媒でエステルを多電子還元する

第621回のスポットライトリサーチは、分子科学研究所 生命・錯体分子科学研究領域(魚住グループ)にて…

ケムステSlackが開設5周年を迎えました!

日本初の化学専用オープンコミュニティとして発足した「ケムステSlack」が、めで…

人事・DX推進のご担当者の方へ〜研究開発でDXを進めるには

開催日:2024/07/24 申込みはこちら■開催概要新たな技術が生まれ続けるVUCAな…

酵素を照らす新たな光!アミノ酸の酸化的クロスカップリング

酵素と可視光レドックス触媒を協働させる、アミノ酸の酸化的クロスカップリング反応が開発された。多様な非…

二元貴金属酸化物触媒によるC–H活性化: 分子状酸素を酸化剤とするアレーンとカルボン酸の酸化的カップリング

第620回のスポットライトリサーチは、横浜国立大学大学院工学研究院(本倉研究室)の長谷川 慎吾 助教…

実験器具・用品を試してみたシリーズ

スポットライトリサーチムービー

PAGE TOP