[スポンサーリンク]

archives

ロジウム(I)触媒を用いるアリールニトリルの炭素‐シアノ基選択的な切断とホウ素化反応

B2254ref.gif


鳶巣らは,ビス(ネオペンチルグリコラト)ジボロンを用いるアリールニトリルのロジウム(I)触媒によるホウ素化反応を報告しています。本報告によれば,ロジウム/キサントホス系触媒とDABCOの存在下では,置換基Rの種類に関係なく,炭素‐シアノ結合の開裂を経由してアリールボロン酸エステルが得られます。また,一般的な遷移金属触媒を用いた反応条件ではシアノ基は反応しないことを利用し,本法と他のホウ素化法を組み合わせる合成も行っています。本反応は,複雑なボロン酸誘導体の合成への新しい方法といえます。

M. Tobisu, H. Kinuta, Y. Kita, E. Remond, N. Chatani, J. Am. Chem. Soc. 2012, 134 , 115.

関連記事

  1. ケムステ国際版・中国語版始動!
  2. 第七回 巧みに非共有結合相互作用をつかうー Vince Rote…
  3. 位置選択性の制御が可能なスチレンのヒドロアリール化
  4. 3-メチル-1-フェニル-2-ホスホレン1-オキシド:3-Met…
  5. 鉄触媒空気酸化を伴う触媒的光延反応
  6. ジピバロイルメタン:Dipivaloylmethane
  7. 高反応性かつ取扱い容易な一酸化炭素の代用試薬,N-…
  8. 酢酸鉄(II):Acetic Acid Iron(II) Sal…

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. Metal-Organic Frameworks: Applications in Separations and Catalysis
  2. ITを駆使して新薬開発のスピードアップを図る米国製薬業界
  3. 化学研究ライフハック: Evernoteで論文PDFを一元管理!
  4. 化学系プレプリントサーバ「ChemRxiv」の設立が決定
  5. 不斉触媒研究論文引用回数、東大柴崎教授が世界1位
  6. iPhone/iPodTouchで使える化学アプリケーション 【Part 2】
  7. リチャード・ホルム Richard H. Holm
  8. カール・ジェラッシ Carl Djerassi
  9. カルボン酸だけを触媒的にエノラート化する
  10. クロスカップリング反応にかけた夢:化学者たちの発見物語

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

分子で作る惑星、その名もナノサターン!

2018年、東工大の豊田真司先生らによって、まるで土星を型どったような分子の合成が報告された。フラー…

磯部 寛之 Hiroyuki Isobe

磯部寛之(いそべひろゆき、1970年11月9日–東京都生まれ)は日本の有機化学者である。東京大学理学…

死海付近で臭素が漏洩

イスラエル警察は死海付近の向上から臭素が漏れだしたことを明らかにし、付近住民に自宅にとどまるよう呼び…

光触媒反応用途の青色LED光源を比較してみた

巷で大流行の可視光レドックス触媒反応ですが、筆者のラボでも活用するようになりました。しかし経…

宮沢賢治の元素図鑑

概要本書は宮沢賢治の作品に登場する元素を取り上げ、作品を入り口として各元素について解説した書…

電子豊富芳香環に対する触媒的芳香族求核置換反応

2017年、ノースカロライナ大学チャペルヒル校・David Nicewiczらは、可視光レドックス触…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP