[スポンサーリンク]

archives

アクティブボロン酸~ヘテロ芳香環のクロスカップリングに~

アクティブボロン酸 (有機環状トリオールボレート塩)は、北海道大学の山本、宮浦らが開発した鈴木-宮浦クロスカップリング用の高活性ホウ素試薬です。アート型錯体構造を形成しているため塩基の添加が不要です。また、通常では難しいヘテロ環を含むカップリング反応も効率良く進行させることが可能です。

医薬、農薬、電子材料の探索研究をされるお客様にお勧めします。各種アクティブボロン酸を取りそろえておりますのでご参考ください。

〈参考文献〉

[1] “Cyclic Triolborates: Air- and Water-Stable Ate Complexes of Organoboronic Acids”

Yamamoto, Y., Takizawa, M., Yu, X.-Q., Miyaura, N. : Angew. Chem. Int. Ed. 2008,  47, 928. DOI: 10.1002/anie.200704162

mcontent-1

A borate in the hand is a convenient reagent for palladium- and copper-catalyzed C[BOND]C and C[BOND]N bond-forming reactions, especially when, like the title bench-stable complexes, it demonstrates high transmetalation efficiency. Cyclic triolborates can be synthesized readily from organoboronic acids (see scheme), can be handled and stored without special precautions, and are relatively soluble in organic solvents.

 

[2]”Cyclic Triolborate Salts: Novel Reagent for Organic Synthesis”

Yamamoto,Y. : Heterocycles, 2012, 85, 799 –819. DOI: 10.3987/REV-12-728

Untitled_pict

This review summarizes metal-catalyzed C-C and C-N bond-forming reactions using novel heteroaryltriolborate salts for palladium- or copper-catalyzed cross-coupling reactions with arylhalides or amines and for rhodium-catalyzed addition reactions to α,β-unsaturated carbonyl compounds or imines.

[3] 山本 靖典, 宮浦 憲夫: 和光純薬時報, 76, No.2 (2008). Link

 

  • 関連書籍

関連記事

  1. エナンチオ選択的付加反応による光学活性ピペリジン誘導体の合成
  2. 不斉配位子
  3. 4-メルカプト安息香酸:4-Mercaptobenzoic Ac…
  4. Z選択的ホルナー-エモンズ試薬:Z-selective Horn…
  5. セレノフェン : Selenophene
  6. 4-ベンゾイル安息香酸N-スクシンイミジル : N-Succin…
  7. (S,S)-(-)-2,2′-イソプロピリデンビス(…
  8. ニュースタッフ追加

コメント、感想はこちらへ

注目情報

ピックアップ記事

  1. iPhoneやiPadで化学!「デジタル化学辞典」
  2. BASFクリエータースペース:議論とチャレンジ
  3. フィッシャー インドール合成 Fischer Indole Synthesis
  4. 2010年イグノーベル賞決定!
  5. シリリウムカルボラン触媒を用いる脱フッ素水素化
  6. エピジェネティクス epigenetics
  7. 薗頭 健吉 Kenkichi Sonogashira
  8. 化学系企業の採用活動 ~現場の研究員視点で見ると~
  9. フランスの著名ブロガー、クリーム泡立器の事故で死亡
  10. 原子移動ラジカル重合 Atom Transfer Radical Polymerization

関連商品

注目情報

注目情報

最新記事

磯部 寛之 Hiroyuki Isobe

磯部寛之(いそべひろゆき、1970年11月9日–東京都生まれ)は日本の有機化学者である。東京大学理学…

死海付近で臭素が漏洩

イスラエル警察は死海付近の向上から臭素が漏れだしたことを明らかにし、付近住民に自宅にとどまるよう呼び…

光触媒反応用途の青色LED光源を比較してみた

巷で大流行の可視光レドックス触媒反応ですが、筆者のラボでも活用するようになりました。しかし経…

宮沢賢治の元素図鑑

概要本書は宮沢賢治の作品に登場する元素を取り上げ、作品を入り口として各元素について解説した書…

電子豊富芳香環に対する触媒的芳香族求核置換反応

2017年、ノースカロライナ大学チャペルヒル校・David Nicewiczらは、可視光レドックス触…

毛染めでのアレルギー大幅低減へ ~日華化学がヘアカラー用染料開発~

日華化学(本社福井県福井市、江守康昌社長)は、髪へのダメージや頭皮への刺激がなく、アレルギーのリスク…

Chem-Station Twitter

PAGE TOP